ベンディングツールで補修パッチを整形する [NA6ロードスター修復]
NA6フェンダーの腐食部分を覆う0.8mm鋼板のパッチ(補修板)を作成する。
(1)鋼板のパッチ材料の手配。
成形にはなるべくハンマーは使わず、2次曲面で作りたいので、0.8mm厚ポンデ鋼板を使用。
これを手で曲げて使用することにします。
購入先はポンデ鋼板を切り売りしている 横山テクノ (http://www.yokoyama-techno.net/detail/38.html)から購入。
(2)鋼板を曲げる
先に作ってあるサイドシルのオス型(モルタル製)を使ってベンディングツールを組み立てる。
ツールとは大げさですが、大型バイスと大型ハタガネで作った固定具です。
一箇所に力が集中しないように、合板を介して押しまげる。
薄くとも鋼板、スプリングバックが強く、型に押し当てるだけでは、曲がりが浅い。
しかたがない、ポンデ鋼板の表面を傷つけないよう養生テープを貼り、当て木の上からコンコンたたいて慣じませる
でも、この方法ではこれが限界か、7割程度の完成度でしょうか
最後の決め手はこの一手
型枠サポートの鉄管に鋼板を直接押し当てて手で深く曲げながら調整していく。
トライ&エラーでベンディングして修正を重ね、オス型に近づけていきます。
(3)鋼板をカットする。
ベンディングした鋼板がオス型に一致したら、必要な部分を残し多少大き目に切り出す。
金切りハサミは、鋼板の切り口がゆがみます。
ディスクグラインダーを使ったほうが、切り口が綺麗にカットできました。
開口部の型紙を作り、型紙にあわせてパッチの不要分を削り取る。
開口部にパッチ(鋼板のカバー)の受け材を仮付けして(これは厚紙です)
開口部にピッタリ合うように鋼板パッチ周辺を削って微調整したら完成です。
次は、完成した鋼板パッチを患部開口部にアルミパテで接着してリヤフェンダーの修復作業を行います。
今日の記事は如何でしたか?
NA6 サイドシル患部の修復その2
https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2015-05-22
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成形にはなるべくハンマーは使わず、2次曲面で作りたいので、0.8mm厚ポンデ鋼板を使用。
これを手で曲げて使用することにします。
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(2)鋼板を曲げる
先に作ってあるサイドシルのオス型(モルタル製)を使ってベンディングツールを組み立てる。
ツールとは大げさですが、大型バイスと大型ハタガネで作った固定具です。
一箇所に力が集中しないように、合板を介して押しまげる。
薄くとも鋼板、スプリングバックが強く、型に押し当てるだけでは、曲がりが浅い。
しかたがない、ポンデ鋼板の表面を傷つけないよう養生テープを貼り、当て木の上からコンコンたたいて慣じませる
でも、この方法ではこれが限界か、7割程度の完成度でしょうか
最後の決め手はこの一手
型枠サポートの鉄管に鋼板を直接押し当てて手で深く曲げながら調整していく。
トライ&エラーでベンディングして修正を重ね、オス型に近づけていきます。
(3)鋼板をカットする。
ベンディングした鋼板がオス型に一致したら、必要な部分を残し多少大き目に切り出す。
金切りハサミは、鋼板の切り口がゆがみます。
ディスクグラインダーを使ったほうが、切り口が綺麗にカットできました。
開口部の型紙を作り、型紙にあわせてパッチの不要分を削り取る。
開口部にパッチ(鋼板のカバー)の受け材を仮付けして(これは厚紙です)
開口部にピッタリ合うように鋼板パッチ周辺を削って微調整したら完成です。
次は、完成した鋼板パッチを患部開口部にアルミパテで接着してリヤフェンダーの修復作業を行います。
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補修用パッチは右と左が判るように書かれているのですね!
アルミパテで接着するとそのあとは塗装になるのでしょうか?
by ma2ma2 (2015-05-25 17:56)
ma2ma2さん
ここまで、時間をかけてきたので、ここで切り違い、削り間違えないように印をつけました。
最近うっかりミスが多いものですから用心用心!
アルミパテは、ヤスリで仕上げることになりそうなので、ヤスリ傷を埋めるために仕上げ用のパテを塗ることになると思います~
by ロートレー (2015-05-25 18:15)
おぉ、完璧なカーブですね(^O^)
これからの行程がとっても楽しみです!(^^)!
ロードスターもロートレーさんに感謝しまくりですね(^-^)
by ニッキー (2015-05-25 18:20)
次が楽しみです。
曲げ方とってもうまいですね。
by 楽しく生きよう (2015-05-25 18:20)
次から次へといろいろな道具が出てきますね。
曲げは苦労されているんでしょうね。
それにしもスゴイです。
by tsun (2015-05-25 18:29)
ニッキーさんの激励に応えようとがんばりました。
そこそこ上手くいきましたが、左のボデーの部分の鋼板がペラぺラなので補強を兼ねてアルミパテで仕上げようと思っています。(^^)
by ロートレー (2015-05-25 19:42)
テスターの楽しく生きよう さんにお褒め頂き特別嬉しいです。
実際に使用する部分は小さいのですが、始めから小さいと、手では曲がらないのです。
鋼板の歩留まりは悪いです。(笑)
by ロートレー (2015-05-25 19:50)
tsun さん
使ったのは手持ちの道具ばかりですが唯一「倍力ハサミ」をこのために購入しました。 結果 不要でした。6,000円も払ったのに・・・・
0.8mm鋼板を曲げるには、単管が一本あれば、何とかなると思います(^^)
by ロートレー (2015-05-25 20:03)
やっぱり本格的ですな〜、素晴らしいです。
例の方は福井県のゴッドハンドと呼ばれているそうですが、
ロートレーさんもゴッドハンドですよ♪
by 路渡カッパ (2015-05-25 22:46)
よいよ、塞ぎ用のパネルの切り出しを行ったんですね
お疲れ様でした、鉄板は、いくら薄くっても想像以上に曲がらないのを
自分も経験しています。
by kinkin (2015-05-26 05:23)
路渡カッパさん
たまたま、ボデーのカーブが素直な部分だったので、手で曲げて治めることが出来ました。他の部位では通用しないでしょうね。
まだ難関が山積ですので、あまり褒めないで・・・・・穴、穴
by ロートレー (2015-05-26 07:02)
私はM414トレーラーを修復したことがありますが、ガラスクロスを貼ってFRPで固めてしまいました。
鋼板をまげて板金されるなんて素晴らしい!!
by 駅員3 (2015-05-26 07:06)
kinkinさんの修復アイディアをありがたく使わせていただくことにしました。
アルミパテは、錆びに強く接着力も強く、厚付け可能で研ぎ出しもできる
素晴らしい材料なんですね~
感謝です。(^^)
by ロートレー (2015-05-26 07:12)
これは凄い!
しかし上手に曲げられましたね~
by たくや (2015-05-26 09:45)
駅員3さん
M38君はその後お元気でお過ごしですか
始めはFRPでの修復も考えたのですが、仕上げ面を平らに均すのが大変そうなので諦め、鋼板を曲げ加工することにしました。
ただ自分が溶接で接合すると穴が明いてしまいそうなので、安直にアルミパテで鋼板を貼り付けてパテで仕上げるつもりです。(^^)
by ロートレー (2015-05-26 15:49)
たくやさん
やってるうちに、だんだん欲が出て、当初上からぺたんと貼るだけのつもりが、面一取り付けに変更になってしまいました。(^^)
by ロートレー (2015-05-26 18:36)
接着はアルミパテというのがあるのですね。
うーん、毎回勉強になります。
道具は試行錯誤ですよね。
買っても使わなかったものって結構あります・・・^^;
by ワンモア (2015-05-27 03:22)
ワンモアさん
アルミパテによる取り付けはkinkinさんから教えていただきました。(^^)
ものづくりに熱中すると、便利そうな道具が輝いて見えてきて、
これさえあれば問題クリヤーとつい購入してしまうんですよね~・・・^^;
by ロートレー (2015-05-27 06:51)
凄い―。
何でもやればできると言うか、
「やってみよう」という心意気が
素晴らしいです。ホント。
by あとりえSAKANA (2015-05-28 21:08)
あとりえSAKANAさん
いくら大事にしていた車でも
車体にサビ穴が開いてしまったら、あとは破れかぶれの心境で、自分でも
大胆なことを始めたものだと感心してしまいます(笑)
by ロートレー (2015-05-28 21:41)