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NA6サイドシルの腐食は命取り! [NA6ロードスター修復]

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NA6CEロードスターをエコでスタイリッシュな買い物カーとして20年間乗り続けてきました。

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2~3年前から、リヤフェンダーのサイドシル部分の塗装が膨らんできていて、気にはなっていたのですが、怖くて見ない振りしていたが、今朝よく見ると

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うっわ~ 皮膜が破裂してる~  これはまずい、ここまできたということは内部の構造部分もかなりいってしまっている可能性がある。


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改めて調べてみると、NAシリーズのサイドシルは水抜きとして使用しており、リヤサイドシルは特に腐食が発生しやすいことで有名だった。

 Auto Repair Galleryから抜粋 ・・・・・・・・・

>ロードスターの錆やすい場所で致命的な箇所といえば、このサイドアウターシルの下部になるでしょう。

>特にリヤフェンダーの下部と重なり合わさる部分。

>ホイルハウスも錆やすい箇所ですが、その一番底になる部分。

>(ロードスターの場合、正式な部品名はインナーピラーリヤーと呼ぶ)

>水分がたまりやすい構造になっており、年月をかけ外側に塗装の剥がれとしてわかるようになってくる。

>もうこうなったときには外側のパネルのみならず、むしろ内部で相当進行していることになるものです。

>原因は何かといいますと、錆の発生が外側からのダメージ、たとえば飛び石で塗装が欠けたり、

>縁石などに突き上げたりして凹ませ、塗装がヒビ割れての発錆ではなく、

サイドシル内部に溜まった湿気が原因となり、ジワジワと月日をかけて錆が広がっていったものと考えられます。    ・・・・・・・・・・     Auto Repair Galleryから抜粋


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おまけにオープンカーのロードスターにとってサイドシルは車体の剛性を確保・維持するための構造部でここを壊滅的に痛めてしまうと最悪、車の命取りにも繋がるという。

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さらに悪いことに、構造的に複雑に入り組んでいる部分なので、簡単にパネルを一枚交換してハイ修理終了とはいかないのが現実。
部品供給も終了しているので、本格的に直すとすると、恐らくレストアに近い長期の修復作業が必要になりそうです。

20年も乗ってきて、車全体が劣化していて、ここを修理してもこれからどれくらい持つか分からない状態なので、サイドシル修復のために膨大な費用がかかるようなら、むしろ修理せずにこのままの状態で出来るだけ長く乗り続けて、車検に通らなくなったら諦めるのが現実的な解決方法かとも思う。

遂にくるものが来たのか! すべて兆候を無視し続けた私の責任。

あ~ 後悔先に立たず!    


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NA6のビニール・リヤスクリーンの曇りを取る [NA6ロードスター修復]

今日は朝から快晴、日中は、5月末並の19度まで温度が上昇するという気持ちのよい朝です。
NA6サイドシルの補修部材は到着待ちなので、今日は気になっていたロードスターのリヤスクリーンの曇りを取ることにします。

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昨年までハードトップを付けていて、幌をたたんだままだったのですが、使おうしたらリヤウィンドのビニールスクリーンが見事な曇りガラスに変身していました。
これでは危なくてバックもできません。

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いくら拭いても綺麗にならないので、今日はコンパウンドを用意してじっくり攻めてみることにします。

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幌を止めているラッチを開放すると

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リヤスクリーンのジッパーを明けることが出来るようになります。

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スクリーンを車内にたたんで、幌の重なり部分に溜まっているゴミを掃除する。
(枯れた松葉や白樺の花柄など結構溜まっているものです)

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ここで登場するのが KOYO ニューサンライト プラスチック用コンパウンド
ゴーグルのフィルムの傷取りに有効との口コミを頼りにチャレンジしてみることにします。
柔らかな布にコンパウンドを付けてひたすら磨きます。

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外側が終わったら内側です。
不透明で頑固な皮膜のようなものに覆われているような感じで、なかなか綺麗になりません。
しかし、辛抱強く磨き続けるとぽっかりと穴が開くように透明な部分が出てきた。
しめた、これはいけるかも。
それからは、一段と気合が入って一気に半分まで磨き上げる。

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左右比べると効果歴然です。

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一休みしてから残りを磨き上げて後方視界は良好に回復。

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見違えるように綺麗になりました。!
やってみるものですね。
使用したコンパウンドの量は、容器の約4分の1程度。(正味200~300円程度のコストかな)

これからはあまり汚れる前にちょくちょく磨いてやると短時間でリニューアルできそうです。

よい物にめぐり合いました。価格もお手ごろでお勧めです。


KOYO ニューサンライト プラスチック用コンパウンド  100ml

KOYO ニューサンライト プラスチック用コンパウンド 100ml

  • 出版社/メーカー: 光陽社
  • メディア: Tools & Hardware



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NA6 修復前にサイドシルの石膏型を取る(1) [NA6ロードスター修復]

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調べるほどに、ロードスターにとってサイドシルの腐食は見逃すことの出来ない症状であることが分かってきました。
特にNA6系はすでにパネル類の供給が終了しており、旧車が真っ先に腐食する部分だけに交換可能な程度に保存状態が良好な中古リヤフェンダー・パネルの入手は期待できないでしょう。

我が車のサイドシルは腐食が結構進んでいるので、完全に錆を取り除くと大穴が開いて原型をとどめなくなる可能性があります。
そうなると修復時に支障が出るので、
修復にはいる前に取りあえず患部の現状の型を取っておいて、今後の修復作業の拠り所とすることにしたいと思います。

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洗車してから車庫に入れ、ジャッキアップして馬を入れる。

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型取りするために研磨すると錆が崩れて穴が開いてしまった。
まだ周囲が錆で膨らんでいますが、これ以上研磨するとどんどん穴が大きくなって形をとどめなくなりそうなので、これくらいで止めておきます。

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アルミテープで錆び穴をふさぎ、これ以上穴が拡大しないように患部を固定します。

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石膏ボードの切れ端で、型枠を作ってホットボンドで組み立てる。

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ボデー部分には油粘土で仕切り板(クッションフロアーの切れ端)を取り付け

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型抜き剤としてシリコンスプレーを吹いてから、石膏をといてぼろ布とともに塗りつける。

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石膏ボードの堰板をホットボンドで取り付けて、石膏を上まで流し込んで今日の作業は終了です。

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2~3日置いておくつもりでしたが、翌日見ると石膏と車のボデーの接触部に少し隙間が出来ています。

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シリコンスプレーが効いていて、あっけないくらい簡単に外れました。

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外枠を付けて、パテで大まかに石膏の気泡を埋めたらメス型の完成です。
錆びによる膨らみ(メス型の凹み)が気になりますが、膨らみの修正はメス型をいじるより、オス型を削って修正するほうが楽そうなのでメス型はこれにて完成とします。

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ついでにメス型を使い、厚紙でパネルの断面を写し取ります。

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患部の前後2枚の断面厚紙を切り出し

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補強鋼板のパッチを製作する際の治具(ゲージ)として使用するつもりです。


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NA6 サイドシル患部のオス型を作る(2) [NA6ロードスター修復]

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サイドシルのメス型に目止めのラッカーを吹き、乾燥後離型剤のカリセッケンを塗り広げます。

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離型を助けるため取っ手を埋め込み

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所定の位置まで石膏液を満たして乾燥させる。

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翌日、離型する際に取っ手は役に立たず、結局、ゴムハンマーで裏からトントンたたくとストント落ちてきた。
オス型は、患部の錆で膨らんだ部分が飛び出しています。

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オス型を修正する前に、ロードスターの反対側の左側リヤーサイドシルでカーブを確認します。
前後には、ほぼストレートの2次曲面なので板金はそれほど難しくないはずです。

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オス型の削りすぎを避けるため、軽く着色スプレーしておきます。(耐熱塗料が余っていたので黒にしました)

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ボードやすりを使用して、錆で膨らんでいる部分を削り、ラインをストレートに修正します。
車体にヤスリを掛けると多分このように穴が開くはずです。
このオス型で、補強方法を検討し、鋼板パッチを形成する際の治具として使用します。

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ついでに、メス型にモルタルを流し込み、補強用の金網を埋め込みます。(金網を2枚入れてモルタルで充填する)
こちらは板金の際の金型代わりに使えないか試作してみることにしました。

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モルタル製のオス型が出来たので、石膏型を参考にしてボードヤスリで錆びのふくらみ部分を削り取りラインを整えます。

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モルタルを流し込んだ翌日で、硬化してないせいか、意外に楽に削れて、綺麗に整形できました。

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ポリ板をドライヤーの熱で曲げて、板金ベンディングのシミュレーションをして見ます。

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2次曲面でピッタリカバーできることを確認できました。 (鋼板をどうやって曲げるかが問題ですが)
万策尽きたら、このポリ板で誤魔化すのも有りかも

モルタルにこの程度の加工性があると事前に分かっていたら、石膏のオス型は最初から作成する必要はなかったかな~。


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NA6 サイドシル(構造部)の腐食調査 [NA6ロードスター修復]

多くの修理画像から分かったNAロードスターのサイドシルとリアフェンダーの接合部の構造は

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おおよそこんな取り合いになっているようです。
サイドシル後部に、リアフェンダーを外側からオーバーラップさせて、構造強化を図っているのです。

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サイドシル内の水は水抜き穴を経由して外部に排出されます。

しかし、サイドシルとリアフェンダーの間に入り込んだ水、結露は排出口がないので、内部に滞留したまま錆となり、内部から月日をかけて確実に腐錆が進行してゆくことになります。

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すべてのNAロードスターの錆はここから始まり重症化していくので、発売から22年以上経過しているNA系ロードスターの中古リヤフェンダーの健康なドナーを探すのは絶望的といえます。

でも、だからと言っても今から悲嘆にくれるのはちと早い。

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なぜならオープンカーのロードスターは、フレーム構造で車体強度を確保しているからです。

一般の乗用車のようにモノコックボデーではないので、たとえ外皮(フェンダー)が腐食して穴だらけになっても車体強度にはほとんど影響がないということです。

別の言い方をすると、車体のフレーム(サイドシル)の腐食が深刻なものでなければ、外皮(フェンダー)の修理はどんな方法でも、どんなにヘタッピーでも自分がそれを納得できるなら何でもすべてOK !

希望の光が差してきました!

そうと分かったら早速、問題の内部サイドシル(構造部フレーム)の腐食の程度を確認してみましょう。

1.サイドシル(構造部)の腐食具合確認

(1)ジャッキと馬でお尻を持ち上げ固定してから作業開始

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(2)最初にリヤフェンダーの錆を取り除き、内部を見れる程度に傷口を開口して内部サイドシル構造部にアクセスできるようにする。

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ボードやすりで錆で膨らんでいる部分を削り取って行く

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思わず目を背けたくなる惨状です。 うわ~これは駄目かも~!
勇気を振るって現れたサイドシル(構造部)と思しき醜い錆びの塊を突き崩すと

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何と大部分が砂でした!
砂が入っているということは、当然融雪剤もサイドシル内に浸入していたことになります。
対策はあとで考えることにして

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小さなハンマーでフェンダーを軽く叩きながら、フェンダーとサイドシルの間に入って膨らみの原因になっている錆を掻き出して、ボディーラインをストレートに近付ける

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完全にゾーンに入ってしまいました。 時間を忘れて錆び取りに熱中します。

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小さなタガネを使って、地金が出るまで錆を丁寧にそぎ落とすと、サイドシル(の一部)が現れた。

NA系サイドシルの修理例を見るとこの部分が一番腐食が酷くなるところなので、この部分の強度が保てるように補修できれば、サイドシルは構造的に延命出来るはずです。
開口部をよく観察するとサイドシル(構造部)は右側の軽減口の下部分を除いては強度が保たれています。
軽減口から鏡を使いサイドシルの内部を観察すると、幸い内部構造には強い錆びは及んでいない!

そこで、高性能防錆樹脂POR-15でこのまま錆を固め、錆で痩せた分をFRPで補強してやることにより、サイドシル構造部分の強度は維持できると判断しました。 (私的には・・・願望をこめて)

修復の前提であるフレーム(サイドシル構造部)の強度確保の問題をクリヤーできそうなことが分かったので、勇気を出して、これから独力でAN6CEサイドシルとボデーの修復・延命処置にトライすることにします。

最初は、サイドシル(構造部)の徹底防錆と補強対策から取りかかることにします。



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