ボンド 注入工法(1) E206W注入 [ボンドシリンダー工法]
1.ボンドシリンダー工法
3年前に屋根の葺き替え工事、昨年は、壁の全面塗装工事を独力で何とかやり終えることができました。
終活活動で今最も気になっているのが母家の支柱になっているコンクリート基礎壁の状態です。
原因は、コンクリート基礎壁の打ち継ぎ部分からの浸水です。
長年、生コンの打ち継ぎ部分から、雨水が浸透して内部の鉄筋を腐食させ、いまや爆裂寸前。
ダブル鉄筋で組み上げた20Cm厚のコンクリート壁なので許容強度があるうちに本格的に補強したいが場所が場所だけに難工事は必至
木造の躯体を家ごと持ち上げるわけにもいかないし
どうしよう!
そこで目をつけたのが、低粘度のエポキシ樹脂をコンクリートの隙間に圧力注入して浸透させ、躯体を補強するボンド シリンダー注入工法です。
ボンド シリンダー注入工法
詳細な施工マニュアルが用意されている。
http://www.bond.co.jp/bond/common/pdf/shirinda_EkoG03-28.pdf
老朽化したインフラ(橋梁など)の補強工事に使用されています。
これに賭けることにします!
2.下地処理
(1)打継部分、亀裂部分の表面剥離
亀裂部分が面一になっていない部分をそのままにしてエポキシを注入すると
硬化後、平らに均すのが大変な作業になるので事前に取り除く
鉄筋スペーサーが効いてなくて、コンクリートの被覆が不十分な部分は搔き落とす。
(2)コンクリートドリルで割れ目に注入口を開ける
痛みの激しい壁に注入口を穿孔します。
(3)ヒビ割れ部分をコンクリートパテで埋める
エポキシを注入したとき割れ目からエポキシが流失するのを防ぐのが目的
深い傷は浮いている部分を搔き落とし、エマルジョン強化モルタルで埋める。
3.注入ベースを取り付ける
(1)クイックメンダーエポキシの主剤、硬化剤を1対1の割合で混ぜ合わせて練り上げる。
初期粘着力が凄い
(2) エポキシ注入口に注入台座を貼り付け、重さで ずれないように爪楊枝を刺して
ベースが完全に固着するまで待つ
4.コーキング剤で割れ目、隙間をふさぐ
エポキシを注入したときエポキシが割れ目や隙間から流失するのを防ぐのが目的
(1) 剥離シールONEをコーキングガンにセットして割れ目、隙間を埋める。
(注入したエポキシが硬化後、剥離シールONEを容易に剥離できるとの能書きです^^)
5. E206Wをシリンダーで注入する。
(1)低粘度E206Wエポキシの主剤、硬化剤を2:1で混ぜ合わせる。
(2)混合済みのE206Wエポキシをシリンダーに入れて台座にねじ込み
輪ゴムで注入エポキシに圧力をかける
注入量が多く空に近くなったシリンダーを残量の多いものと交換する
注入量が少ない部分には、位置を変えてコンクリートドリルでパイロット口を開けて新しいシリンダーからE206Wエポキシを追加注入する。
20cm厚のコンクリート壁の反対側までE206Wエポキシ液が浸透しています。
この様子から見ると、毛細管現象で、深部までエポキシが浸透していることが期待できそうです。
6.壁面を研磨する
エポキシが完全硬化した壁面をグラインダーで研磨する
そこそこきれいになりました。
この後、ハイモルタルで下地調整してから塗装に備えることになります。
(一気に完成させるつもりが滞ってしまい、取りあえず途中経過をアップしました^^)
その2 ずれたコンクリート壁を「ボンド注入工法」で固定する
https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-05-28
その3 コンクリート基礎を防水塗装する
https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2022-05-27
3年前に屋根の葺き替え工事、昨年は、壁の全面塗装工事を独力で何とかやり終えることができました。
終活活動で今最も気になっているのが母家の支柱になっているコンクリート基礎壁の状態です。
原因は、コンクリート基礎壁の打ち継ぎ部分からの浸水です。
長年、生コンの打ち継ぎ部分から、雨水が浸透して内部の鉄筋を腐食させ、いまや爆裂寸前。
ダブル鉄筋で組み上げた20Cm厚のコンクリート壁なので許容強度があるうちに本格的に補強したいが場所が場所だけに難工事は必至
木造の躯体を家ごと持ち上げるわけにもいかないし
どうしよう!
そこで目をつけたのが、低粘度のエポキシ樹脂をコンクリートの隙間に圧力注入して浸透させ、躯体を補強するボンド シリンダー注入工法です。
ボンド シリンダー注入工法
詳細な施工マニュアルが用意されている。
http://www.bond.co.jp/bond/common/pdf/shirinda_EkoG03-28.pdf
老朽化したインフラ(橋梁など)の補強工事に使用されています。
これに賭けることにします!
2.下地処理
(1)打継部分、亀裂部分の表面剥離
亀裂部分が面一になっていない部分をそのままにしてエポキシを注入すると
硬化後、平らに均すのが大変な作業になるので事前に取り除く
鉄筋スペーサーが効いてなくて、コンクリートの被覆が不十分な部分は搔き落とす。
(2)コンクリートドリルで割れ目に注入口を開ける
痛みの激しい壁に注入口を穿孔します。
(3)ヒビ割れ部分をコンクリートパテで埋める
エポキシを注入したとき割れ目からエポキシが流失するのを防ぐのが目的
深い傷は浮いている部分を搔き落とし、エマルジョン強化モルタルで埋める。
3.注入ベースを取り付ける
(1)クイックメンダーエポキシの主剤、硬化剤を1対1の割合で混ぜ合わせて練り上げる。
初期粘着力が凄い
(2) エポキシ注入口に注入台座を貼り付け、重さで ずれないように爪楊枝を刺して
ベースが完全に固着するまで待つ
4.コーキング剤で割れ目、隙間をふさぐ
エポキシを注入したときエポキシが割れ目や隙間から流失するのを防ぐのが目的
(1) 剥離シールONEをコーキングガンにセットして割れ目、隙間を埋める。
(注入したエポキシが硬化後、剥離シールONEを容易に剥離できるとの能書きです^^)
5. E206Wをシリンダーで注入する。
(1)低粘度E206Wエポキシの主剤、硬化剤を2:1で混ぜ合わせる。
(2)混合済みのE206Wエポキシをシリンダーに入れて台座にねじ込み
輪ゴムで注入エポキシに圧力をかける
注入量が多く空に近くなったシリンダーを残量の多いものと交換する
注入量が少ない部分には、位置を変えてコンクリートドリルでパイロット口を開けて新しいシリンダーからE206Wエポキシを追加注入する。
20cm厚のコンクリート壁の反対側までE206Wエポキシ液が浸透しています。
この様子から見ると、毛細管現象で、深部までエポキシが浸透していることが期待できそうです。
6.壁面を研磨する
エポキシが完全硬化した壁面をグラインダーで研磨する
そこそこきれいになりました。
この後、ハイモルタルで下地調整してから塗装に備えることになります。
(一気に完成させるつもりが滞ってしまい、取りあえず途中経過をアップしました^^)
その2 ずれたコンクリート壁を「ボンド注入工法」で固定する
https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-05-28
その3 コンクリート基礎を防水塗装する
https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2022-05-27
カーポートの雨垂れ修理 [ボンドシリンダー工法]
永年、車庫のコンクリート壁のひび割れから雨水が浸水して、鉄筋の錆のために爆裂寸前になり、昨年ボンド注入工法で対策しました。
仕上げ工事にかかる前に、雨垂れがコンクリート壁を濡らす原因である、カーポート屋根と上屋の隙間を塞ぐことにします。
カーポートは緩い勾配屋根になっているので、水きり板は現場あわせで作ります。
カーポート上部の外壁ボードを外し、その下にアルミ屋根の廃材から作った水きり板を挿入してから
元通りボードを取り付けてやります。
脆いボードが割れないように、慎重にステンレススクリュー釘を外す必要があり、2日がかりの工事になってしまいましたが
アルミの水切板を上手く敷き込んで、デッキ材にオーバーラップさせることができました。
カーポートはこれで、大丈夫でしょう。
引き続き、外階段通路屋根の隙間からの雨漏りについても修理することにします。
アルミ屋根の廃材から水切り板を切り出して
上屋外壁下端の水切り金具の下に水切り板挿入し、ポップリベットで接続して、折り板屋根材にオーバーラップさせて隙間を塞ぎたい。
外壁下端の水切金具の下にスタイロフォームを詰めて、作成した水切板を挿入していきます。
こんなイメージで、挿入したアルミの水切板をポップリベットで取り付けていくのですが
真下から挿入できる1枚目はかろうじて取り付けできたものの、角度が付いてくる2枚目以降は水切板がスタイロフォームに刺さってしまいどう頑張っても入らない。
足場の悪い折板屋根の上で中腰の作業で体力も限界、どうしよう・・・・・・・
両面テープでスタイロフォームを水切板に直接貼り付けて挿入してみることにします。
これで、なんとか挿入できて、2枚目もポップリベット止めできました。
しかしこのアイディアもここまで、残った隙間は挿入スペースがあまりにも少なくてギブアップ、打つ手なし
しかも、ここの部分は、上部の流れ屋根からの流水が流れ落ちる場所で雨漏りが最も激しい部分なので、なんとしても対策シナケレバならない箇所です。
寒くなってきたし、妙案は浮かばないし、明朝までにアイディア練り直して出直しです!
翌朝
既設の水切金具の下に水切板を取り付けるのは、スペース的に無理なので、壁のボード下端をめくって、その下に挿入する方向で試してみることにします。
アルミ屋根の廃材を形状に合わせて切り、水切板を成型する。
ボードの下端を止めているステンレスねじを抜いて浮かせ、押し広げて、成型した水切板を挿入する
水切板を挿入して、ボードを元通りにねじ止めしたら、ようやく完成です。
何とかやり終えました。 あ~疲れた。
仕上げ工事にかかる前に、雨垂れがコンクリート壁を濡らす原因である、カーポート屋根と上屋の隙間を塞ぐことにします。
カーポートは緩い勾配屋根になっているので、水きり板は現場あわせで作ります。
カーポート上部の外壁ボードを外し、その下にアルミ屋根の廃材から作った水きり板を挿入してから
元通りボードを取り付けてやります。
脆いボードが割れないように、慎重にステンレススクリュー釘を外す必要があり、2日がかりの工事になってしまいましたが
アルミの水切板を上手く敷き込んで、デッキ材にオーバーラップさせることができました。
カーポートはこれで、大丈夫でしょう。
引き続き、外階段通路屋根の隙間からの雨漏りについても修理することにします。
アルミ屋根の廃材から水切り板を切り出して
上屋外壁下端の水切り金具の下に水切り板挿入し、ポップリベットで接続して、折り板屋根材にオーバーラップさせて隙間を塞ぎたい。
外壁下端の水切金具の下にスタイロフォームを詰めて、作成した水切板を挿入していきます。
こんなイメージで、挿入したアルミの水切板をポップリベットで取り付けていくのですが
真下から挿入できる1枚目はかろうじて取り付けできたものの、角度が付いてくる2枚目以降は水切板がスタイロフォームに刺さってしまいどう頑張っても入らない。
足場の悪い折板屋根の上で中腰の作業で体力も限界、どうしよう・・・・・・・
両面テープでスタイロフォームを水切板に直接貼り付けて挿入してみることにします。
これで、なんとか挿入できて、2枚目もポップリベット止めできました。
しかしこのアイディアもここまで、残った隙間は挿入スペースがあまりにも少なくてギブアップ、打つ手なし
しかも、ここの部分は、上部の流れ屋根からの流水が流れ落ちる場所で雨漏りが最も激しい部分なので、なんとしても対策シナケレバならない箇所です。
寒くなってきたし、妙案は浮かばないし、明朝までにアイディア練り直して出直しです!
翌朝
既設の水切金具の下に水切板を取り付けるのは、スペース的に無理なので、壁のボード下端をめくって、その下に挿入する方向で試してみることにします。
アルミ屋根の廃材を形状に合わせて切り、水切板を成型する。
ボードの下端を止めているステンレスねじを抜いて浮かせ、押し広げて、成型した水切板を挿入する
水切板を挿入して、ボードを元通りにねじ止めしたら、ようやく完成です。
何とかやり終えました。 あ~疲れた。
続 カーポートの雨垂れ対策 (デッキ屋根の穴) [ボンドシリンダー工法]
先日、カーポートのデッキプレートの雨じまい修理を一応終えました。
でも、もう一箇所、怪しげな漏水箇所があります。
カーポートのデッキプレート屋根の途中に妙な形の穴が開いていて、下に設置された雨樋に雨水を落とす排水口となっているのですが、肝心の雨樋から排水管を接続するスペースが厳しくて排水管未設置のため
ここからの雨垂れの錆が壁を汚す原因になっているのです。
この際、役に立っていない金具やコーキングを一度撤去して、開口部をできるだけ塞いでしまいたい。
使用折板金具のイメージを採寸・手書きして
作った折板金具を取り付け調整する。
調整が済んだら、変性シリコン・コーキング材を接着剤として使用して取り付け、要所をポップリベットで固定する。
金具の合わせ目もコーキングしてやります。
これで、この部分からの漏水の大部分は防げるはずです。
(水は左から右に流れるように屋根勾配がついています)
残った雨樋にも多少は雨が流れ込むかもしれないのでエンビ管で、排水口までの配水管を設置・接続して対策します。
これで、思いついた雨漏り対策は全て完了です。
修繕範囲がどんどん広がって、思ったより大変な工事になってしまいましたが、気になっていた部分は全て修理できて今は満足しています。
でも、もう一箇所、怪しげな漏水箇所があります。
カーポートのデッキプレート屋根の途中に妙な形の穴が開いていて、下に設置された雨樋に雨水を落とす排水口となっているのですが、肝心の雨樋から排水管を接続するスペースが厳しくて排水管未設置のため
ここからの雨垂れの錆が壁を汚す原因になっているのです。
この際、役に立っていない金具やコーキングを一度撤去して、開口部をできるだけ塞いでしまいたい。
使用折板金具のイメージを採寸・手書きして
作った折板金具を取り付け調整する。
調整が済んだら、変性シリコン・コーキング材を接着剤として使用して取り付け、要所をポップリベットで固定する。
金具の合わせ目もコーキングしてやります。
これで、この部分からの漏水の大部分は防げるはずです。
(水は左から右に流れるように屋根勾配がついています)
残った雨樋にも多少は雨が流れ込むかもしれないのでエンビ管で、排水口までの配水管を設置・接続して対策します。
これで、思いついた雨漏り対策は全て完了です。
修繕範囲がどんどん広がって、思ったより大変な工事になってしまいましたが、気になっていた部分は全て修理できて今は満足しています。
ボンド注入工法(2) コンクリート壁ズレの補修・補強 [ボンドシリンダー工法]
石垣積みは、雨が降り続いて思うように進んでいません。
代わりに、昨年実施のボンド注入工法のその後をレポートします。
7.ずれた壁を補強する
車庫のコンクリート壁に打ち継ぎ接続した外階段の接合部分がずれてきて、継ぎ目から漏水するようになってきたので、補修することにします。
せんべいの耳を落とすようにチゼルでコンクリートの出っ張りを欠き落とす。
振動ドリルで、エポキシ注入口を開口する。
開口部にストローを挿入して注入口を確保してから、注入台座を固定するため周囲をパテ詰めする。
注入口に台座を取り付け、コンクリート壁の隙間を剥離シールONEでシールする。
(剥離シールONEは注入するエポキシ液を外部に漏らさず、内部に深く浸透させるために施す表面シール剤で、エポキシ液注入後、帯状に撤去できるよう工夫されています)
シリンダーでエポキシを圧力注入する。
かなり入りました。
(反対側の隙間から漏れ出した分もかなりありそうですが)
エポキシが硬化したら、剥離シールONEと台座を引き剥がし、出来た隙間には強化モルタルで埋めてならす。
完治は難しそうですが、当面、ずれた(隙間が広がった)部分からの漏水は減少するはずです。
これで、注入シリンダーを使用したボンド 注入工法によるコンクリート壁の補修・補強は一応終了です。
今年は、コンクリート壁の荒れた部分を均して下地を作ってから防水塗装したいと思います。
<前記事>
「ボンド 注入工法1 E206W注入」https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-03-14
代わりに、昨年実施のボンド注入工法のその後をレポートします。
7.ずれた壁を補強する
車庫のコンクリート壁に打ち継ぎ接続した外階段の接合部分がずれてきて、継ぎ目から漏水するようになってきたので、補修することにします。
せんべいの耳を落とすようにチゼルでコンクリートの出っ張りを欠き落とす。
振動ドリルで、エポキシ注入口を開口する。
開口部にストローを挿入して注入口を確保してから、注入台座を固定するため周囲をパテ詰めする。
注入口に台座を取り付け、コンクリート壁の隙間を剥離シールONEでシールする。
(剥離シールONEは注入するエポキシ液を外部に漏らさず、内部に深く浸透させるために施す表面シール剤で、エポキシ液注入後、帯状に撤去できるよう工夫されています)
シリンダーでエポキシを圧力注入する。
かなり入りました。
(反対側の隙間から漏れ出した分もかなりありそうですが)
エポキシが硬化したら、剥離シールONEと台座を引き剥がし、出来た隙間には強化モルタルで埋めてならす。
完治は難しそうですが、当面、ずれた(隙間が広がった)部分からの漏水は減少するはずです。
これで、注入シリンダーを使用したボンド 注入工法によるコンクリート壁の補修・補強は一応終了です。
今年は、コンクリート壁の荒れた部分を均して下地を作ってから防水塗装したいと思います。
<前記事>
「ボンド 注入工法1 E206W注入」https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-03-14
タグ:ボンド注入工法
コンクリート基礎を防水塗装する [ボンドシリンダー工法]
我が家は、急斜面に立っていて、コンクリート基礎正面部分に玄関と車庫がありますが、基礎全体の3分の1以上が地下にあるので、建築基準法上は地階扱いになります。
長年、コンクリート基礎を打ち放し状態に放置していた関係で、コンクリートのひび割れから浸透した雨水で鉄筋が腐食して膨らみ、爆裂症状が見られるようになって、去年あわてて、ボンド注入工法で緊急対策を終えたところです。
「ボンド 注入工法1 E206W注入」>https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-03-14
昨日、雨水浸入路になっていた母屋本体とカーポート、屋外通路屋根屋根との隙間を下見板風アルミの水切り板でふさぐ工事を終えたので、いままで放置してあったコンクリート基礎部分の防水塗装にかかることにします。
1.壁面の埃や塵を洗い流す
2.エマルジョン希釈液を下塗りする
湿り気が残るうちに、エマルジョン5倍希釈液を刷毛塗りする。(下地調整)
エマルジョンには、ULP製作用に買い込んいたシーレックスを使用します。
足場が不安定な場所は、ハーネスで安全確保して、刷毛塗りを進めます。
エマルジョン希釈液はコンクリート躯体に浸透して、ハイモルによる下地コテズリの接着効果を高めます。
3.ハイモルをこて塗りして下地を均す
<調合> ハイモル:エンマルジョン:水=1Kg:0.1Kg : 0.22Kg
<練り> ミキサーで 3分以上
<作業時間> 夏 1 時間以内
<塗り厚> 1 回 1~2mm 1 日 5mm以下
<養生> 10日程度 (シート養生,散水)
(1)開口部をハイモルで仕上げる
アルミサッシをマスキングして
水切り部分にハイモルを盛り、パテべらでしごいて仕上げる
窓枠上下はハイモルのヘラ仕上げ、左右は変性シリコンのヘラ仕上げです。
上手くできました。
(2)コンクリート壁のヒビ、欠損部、気泡跡、凹部を均す
下塗り塗料(パーフェクト・フィラー)でカバーできないようなコンクリート躯体の大きなヒビや傷などをハイモルで大まかに均します。(下地調整)
夏季、練り上げたハイモルは1時間ほどで硬化し始めるので、
必要作業時間を考慮して1回に1kgずつ練って、塗り広げていくことにします。
大きな傷は
砂+シーレックス で大まかに凹部を埋めて
ハイモルで仕上げる
(3)下地を仕上げる
コンクリート壁に塗り広げたハイモルをサンダーで仕上げて、下塗りに備える。
この後、天気が続く日を選んでパーフェクトフィラーをコンクリート基礎全面に塗布することになります。