災害用FF式発電機を作る(計画) [ポータブル発電機]
9月6日発生した胆振東部地震で全道一帯が停電した際に、電源を得ようと室内や玄関先でポータブル発電機を使用して死者が出た。
災害用としてポータブルの発電機を購入して今後に備えたいが、積雪期の災害にも備えるには排気ガスの処理方法を事前に解決する必要がありそうです。
1.排ガス処理のラフなアイディアとしては
(1).最近、キャンピングカーにポータブル発電機を積むために、DIYで消音BOXを作ることがちょっとしたブームになっているので、まずこれらを参考にさせていただいてポータブル発電機を包む消音BOXを作成する。
https://juba.naturum.ne.jp/e944989.html
https://juba.naturum.ne.jp/e2356901.html
http://kikuta.o.oo7.jp/86-minitorerifokeikaku.html
(2).消音BOXの吸排気口をFF式給排気管に接続して排気ガスを屋外に排出する方法などはどうだろう。
室内給排気管
屋外給排気筒
給排気筒は石油FF暖房機の部品を流用することにして
その部品に適合する消音BOX又は消音アタッチメントを製作す方向で検討して見たいと思う。
2.ポータブル発電機の選定
大出力の発電機があれば、普段と変わらぬ家電を使うことができるが、反面、エンジンが強力になる分、高価格、大重量、大騒音、燃料消費量大のデメリットを併せ持つことになる。
使用頻度と災害時の環境(燃料入手の難しさ)を考慮すると結局、発電機のサイズは、必要最小限の必要電力を発電する小出力、低騒音、燃料消費量の少ないタイプから選ぶのがよさそうです。
GV-9i-A000-2パーツリスト
https://www.koshin-ltd.jp/partslist/kokunai/PDF-1/generator-1/gv-9i-aaa-2.pdf
工進 インバーター発電機 (定格出力0.9kVA) GV-9i 定価:¥73,500-(消費税別)
https://www.koshin-ltd.jp/products/42.html
https://www.koshin-ltd.co.jp/
我が家の非常用電源としては、ここら辺の小サイズの方が、エンジン排気音が静かで、燃料も喰わないので最適と思われる。
、
<選択理由>
(1) 防災用発電機として必要最低限の発電能力と低騒音機能を兼ね備えている。
① AC100V 900Wの出力
これで使用できるものをあげてみると
小型TV(150W)
ノートPC(75W),無線LAN(WiFi),、光ONU 、光電話
雨水くみ上げポンプ(500W)などが使用できる。
ひょっとすると石油FFストーブの点火(880W)も可能かもしれない
② インバーター電源 :高品質な電源なので精密機器やPCでも安心して使える。
③ 低騒音(58dB~65dB) 一般的な会話の音量が59dB~65dBといわれている
(2) 低価格
同能力のHONDA,YAMAHAのポータブル発電機に比べて半額程度の低価格である。
(3) 日本のメーカーが海外で生産したもので国内のアフターサービスを期待できる。
工進は京都の水中ポンプメーカーで札幌にも提携サポートセンターが有る。(メーカー保障も1年有り)
オーバーホールの間隔が、HONDA,YAMAHAの半分というレポートもあるが、
そもそも非常時使用で使用頻度が低いので、オーバーホールの間隔はそれほどのハンデとも思えなし
4サイクルエンジンのオーバーホールにメーカーそんな差が出るとも思えない。
また、必要であれば、札幌市内のサポートセンターでオーバーホールすることができる。
(3) 低燃費 タンク容量 2.6L ( 連続運転7.9~3.7時間 )
燃料備蓄20L があれば7日程度に引き伸ばして、発電可能
(4) 軽量 14Kg 取り回しが楽
3. 使用機器への給電方法
停電時に最低限必要に応じて使用できるようにしておきたいものは
ラジオ、TV,PC,無線LAN(WiFi),充電器、LED照明、小型家電などがある。
その機器それぞれ個々に、電発機の電源コードを接続するのは緊急時に行う作業として煩雑で現実的でない。
できれば、使用したい機器の近くのコンセントに電発機の電源(出力)コードを挿入することで済ませたい。
そのためには下記の点について留意する必要がある。
エンジン発電機を屋内配線に接続するための法的な要件(抜粋)
http://www.denyo.co.jp/support/faq/
下記の要件や問題が解決されれば、エンジン発電機を屋内配線に接続することは違法ではない。
電技第61条(非常用予備電源の施設)
常用電源の停電時に使用する非常用予備電源(需要場所に施設するものに限る。)は、需要場所以外の場所に施設する電路であって、常用電源側のものと電気的に接続しないように施設しなければならない。
【要 約】(構外電路作業者の感電事故防止)
①非常用予備電源等では、常用電源の停電時に構外電線路へ電気が流出しないように常用電源との間に電気的あるいは機械的インターロックが設けられた電源切替器を施設するか、又は非常用予備電源等から供給される負荷回路を常用電源側の回路から独立させなくてはならない。
②屋内配線(電力会社)との並列運転に関しては、逆電力が生じたときに引込み線側を切り離す装置(逆電力継電器等)を施設しなくてはならない。
(電技解釈に従うほか、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」をもとに、電力会社との協議が必要となる。)
上記の解説
非常用発電機の使用は、内燃式で10kW未満なら、一般用電気工作物として申請無しに使用できます。
しかし、電気設備技術基準の第60条に、常用電源と非常用電源とは電気的に接続してはいけないと謳っています。
この意味は、別の機器に供給するか、停電時に人為的に切り替えるか、自動で切り替える装置が必要であると言っています。
つまり、発電機の電源と常用電源を同時に屋内配線に繋ぐことを禁じるものです。
すべて調べた上で、最も参考になった話
「島では台風シーズンは停電なんてしょっちゅう。
そこで、元のブレーカーを切ってから、何処のコンセントからでも良いから発電機からの100ボルトを逆送りする。
そうすれば全ての電気が使える。
(常用電気が復旧したのを確認したら、発電機の電源コードをコンセントから抜き、ブレーカーの電源を入れる)
基本的にこれで行くことにします。
これなら、分電盤や屋内配線を全くいじらないで合法的に発電機から屋内電気製品に給電できます。
以上のような概要で計画を次にに進めていくことにします。
(続く)
参考INFO
GV-9iの流通価格
¥46,842 グラントマト
https://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_mei&ARGUMENTS=-A,-A4971770650640
ヤフー¥47,989税込み送料無料
https://store.shopping.yahoo.co.jp/akibaoo/4971770650640.html?sc_e=afvc_shp_3144472
ヤフー¥48,610税込み送料無料
https://store.shopping.yahoo.co.jp/sekichu/4971770650640.html?sc_e=slga_pla#ItemInfo
¥37,804
http://www.nmegaosa.life/haikanbuhin/00648210.html
お手ごろマフラー製作
http://www.yamato-e.jp/reasonable.html
hongkong baiku
https://www.banggood.com/ja/Wholesale-Exhaust-Systems-and-Muffler-Parts-c-4286.html
災害用としてポータブルの発電機を購入して今後に備えたいが、積雪期の災害にも備えるには排気ガスの処理方法を事前に解決する必要がありそうです。
1.排ガス処理のラフなアイディアとしては
(1).最近、キャンピングカーにポータブル発電機を積むために、DIYで消音BOXを作ることがちょっとしたブームになっているので、まずこれらを参考にさせていただいてポータブル発電機を包む消音BOXを作成する。
https://juba.naturum.ne.jp/e944989.html
https://juba.naturum.ne.jp/e2356901.html
http://kikuta.o.oo7.jp/86-minitorerifokeikaku.html
(2).消音BOXの吸排気口をFF式給排気管に接続して排気ガスを屋外に排出する方法などはどうだろう。
室内給排気管
屋外給排気筒
給排気筒は石油FF暖房機の部品を流用することにして
その部品に適合する消音BOX又は消音アタッチメントを製作す方向で検討して見たいと思う。
2.ポータブル発電機の選定
大出力の発電機があれば、普段と変わらぬ家電を使うことができるが、反面、エンジンが強力になる分、高価格、大重量、大騒音、燃料消費量大のデメリットを併せ持つことになる。
使用頻度と災害時の環境(燃料入手の難しさ)を考慮すると結局、発電機のサイズは、必要最小限の必要電力を発電する小出力、低騒音、燃料消費量の少ないタイプから選ぶのがよさそうです。
GV-9i-A000-2パーツリスト
https://www.koshin-ltd.jp/partslist/kokunai/PDF-1/generator-1/gv-9i-aaa-2.pdf
工進 インバーター発電機 (定格出力0.9kVA) GV-9i 定価:¥73,500-(消費税別)
https://www.koshin-ltd.jp/products/42.html
https://www.koshin-ltd.co.jp/
我が家の非常用電源としては、ここら辺の小サイズの方が、エンジン排気音が静かで、燃料も喰わないので最適と思われる。
、
<選択理由>
(1) 防災用発電機として必要最低限の発電能力と低騒音機能を兼ね備えている。
① AC100V 900Wの出力
これで使用できるものをあげてみると
小型TV(150W)
ノートPC(75W),無線LAN(WiFi),、光ONU 、光電話
雨水くみ上げポンプ(500W)などが使用できる。
ひょっとすると石油FFストーブの点火(880W)も可能かもしれない
② インバーター電源 :高品質な電源なので精密機器やPCでも安心して使える。
③ 低騒音(58dB~65dB) 一般的な会話の音量が59dB~65dBといわれている
(2) 低価格
同能力のHONDA,YAMAHAのポータブル発電機に比べて半額程度の低価格である。
(3) 日本のメーカーが海外で生産したもので国内のアフターサービスを期待できる。
工進は京都の水中ポンプメーカーで札幌にも提携サポートセンターが有る。(メーカー保障も1年有り)
オーバーホールの間隔が、HONDA,YAMAHAの半分というレポートもあるが、
そもそも非常時使用で使用頻度が低いので、オーバーホールの間隔はそれほどのハンデとも思えなし
4サイクルエンジンのオーバーホールにメーカーそんな差が出るとも思えない。
また、必要であれば、札幌市内のサポートセンターでオーバーホールすることができる。
(3) 低燃費 タンク容量 2.6L ( 連続運転7.9~3.7時間 )
燃料備蓄20L があれば7日程度に引き伸ばして、発電可能
(4) 軽量 14Kg 取り回しが楽
3. 使用機器への給電方法
停電時に最低限必要に応じて使用できるようにしておきたいものは
ラジオ、TV,PC,無線LAN(WiFi),充電器、LED照明、小型家電などがある。
その機器それぞれ個々に、電発機の電源コードを接続するのは緊急時に行う作業として煩雑で現実的でない。
できれば、使用したい機器の近くのコンセントに電発機の電源(出力)コードを挿入することで済ませたい。
そのためには下記の点について留意する必要がある。
エンジン発電機を屋内配線に接続するための法的な要件(抜粋)
http://www.denyo.co.jp/support/faq/
下記の要件や問題が解決されれば、エンジン発電機を屋内配線に接続することは違法ではない。
電技第61条(非常用予備電源の施設)
常用電源の停電時に使用する非常用予備電源(需要場所に施設するものに限る。)は、需要場所以外の場所に施設する電路であって、常用電源側のものと電気的に接続しないように施設しなければならない。
【要 約】(構外電路作業者の感電事故防止)
①非常用予備電源等では、常用電源の停電時に構外電線路へ電気が流出しないように常用電源との間に電気的あるいは機械的インターロックが設けられた電源切替器を施設するか、又は非常用予備電源等から供給される負荷回路を常用電源側の回路から独立させなくてはならない。
②屋内配線(電力会社)との並列運転に関しては、逆電力が生じたときに引込み線側を切り離す装置(逆電力継電器等)を施設しなくてはならない。
(電技解釈に従うほか、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」をもとに、電力会社との協議が必要となる。)
上記の解説
非常用発電機の使用は、内燃式で10kW未満なら、一般用電気工作物として申請無しに使用できます。
しかし、電気設備技術基準の第60条に、常用電源と非常用電源とは電気的に接続してはいけないと謳っています。
この意味は、別の機器に供給するか、停電時に人為的に切り替えるか、自動で切り替える装置が必要であると言っています。
つまり、発電機の電源と常用電源を同時に屋内配線に繋ぐことを禁じるものです。
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「島では台風シーズンは停電なんてしょっちゅう。
そこで、元のブレーカーを切ってから、何処のコンセントからでも良いから発電機からの100ボルトを逆送りする。
そうすれば全ての電気が使える。
(常用電気が復旧したのを確認したら、発電機の電源コードをコンセントから抜き、ブレーカーの電源を入れる)
基本的にこれで行くことにします。
これなら、分電盤や屋内配線を全くいじらないで合法的に発電機から屋内電気製品に給電できます。
以上のような概要で計画を次にに進めていくことにします。
(続く)
参考INFO
GV-9iの流通価格
¥46,842 グラントマト
https://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_mei&ARGUMENTS=-A,-A4971770650640
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¥37,804
http://www.nmegaosa.life/haikanbuhin/00648210.html
お手ごろマフラー製作
http://www.yamato-e.jp/reasonable.html
hongkong baiku
https://www.banggood.com/ja/Wholesale-Exhaust-Systems-and-Muffler-Parts-c-4286.html
>発電機からの100ボルトを逆送り
発電機を使い事があるのかないのか分かりませんが、今後の参考とさせていただきます。
このような発電機の燃料は、常備しておくもんなのでしょうか。
ガソリンって劣化しますよね。
by tsun (2018-11-06 18:08)
tsunさん
備蓄したガソリンは長く使わないと劣化するので、折を見て、車のガソリンタンクに移し変えて使うようにする必要があるようです。
40Lまで備蓄できるみたいですが、そうすると移し変えの手間は大変です。
せめて、車の燃料タンクをできるだけ満杯にしておくのが解決策かも知れませんね^^
by ロートレー (2018-11-06 18:31)
ガソリンエンジンの発電機は換気が大事ですね!
またガソリンの貯蔵も管理が難しそうですが、北海道は冬に停電は生死に関わるので対策が大事ですね(^^)
by ma2ma2 (2018-11-06 18:42)
ma2ma2さん こんばんは!
今回の胆振東部地震を教訓に、冬でも7~10日くらい耐えられる備えが欲しいと思うようになりました。
通信の確保は、パニック回避のための必須の要件のように感じます。^^
by ロートレー (2018-11-06 19:46)
色々な決まりがあるのですね。保全で色々勉強しないといけないことが増えそうです。
by ワンモア (2018-11-11 12:41)
ワンモアさん こんにちは!
我が家は3線式単相200Vを引き込んでいますので、結線を間違えると200Vになってしまいますので、エラープルーフをしっかりしておく必要があります。
最近うっかりミスが多いので、慎重にシステムを検討しております。^^
by ロートレー (2018-11-11 17:36)