リダクション改造計画 (プロペラの小径化) [機体設計]
reduction改造 の検討
テールドラッカーの扱いづらさを改善するために自作ULPは、プロペラを小径化して、機軸を水平に近づけたいと思っています。
所有のZENOAH G50 エンジンは
ZENOAH50G 484CC 40HP ( 5,800rpm)
リダクションの減速比は約 2.36 : 1 でプロペラの回転数は 2,457 rpm
標準のプロペラは、60”×30”なので
巡航速度MAX = 30×25/1000×2457×60×0.85/1000 =110.5km しか出ず物足りない。
標準の60”プロペラを小径化するにあたって、
世界の優秀なULPやMLPのプロペラの直径と回転数を参考に検討を進めることにします。
機 体 馬力 ペラ回転数 プロペラ・サイズ・ピッチ 巡航速度MAX
CMSshadow 50HP 3,333rpm 50"×35” 137km
ROBIN ATL 50HP 3,000rpm 59"×28” 166km
AN-2 43HP 3,068rpm 51"×45” 170km 1 : 2.1
AN-2 とほぼ同じ50”×45”の小径ペラを使用して、ULP規格の最高制限巡航速度185Km/hを出すための減速比Xを求める式を作る。
巡航速度MAX = 45”×25/1000×5800/X×60×0.85/1000=185
減速比 X= 1.8 :1
(プロペラの回転数 = 5800÷1.8=3,222 rpm)
上記の式から
50”小径ペラを使用して巡航速度185Km/hを出すためには
1.8 : 1 の リダクションに交換する必要があります。
しかし、残念なことに、小松ZENOAH はハスクバーナーに吸収合併され、ZENOAH航空エンジン部門は消滅してしまったので、以前オプションで提供されていたリダクション部品の入手やサポートは今や絶望的です。
このような状況では、現有のリダクションの部品をなるべくそのまま生かして、最少の改造で、リダクションを 1.8 : 1 の減速比に変更する方法を考え出すしかありません。
< 改造案概要 >
1. 下段の小プーリーの直径を大きくして、上段大プーリー直径 :下段の小プーリー直径 =1.8 : 1 に改造したい。
2. 上段大プーリー直径が165mm なので下段の小プーリー直径(直径70mm)を直径を92mm に変更する。
(小プーリーのほうが構造的にシンプルなので、アルミの切削業者に製作依頼できる可能性がありそうです)
3. ベルトを新品に交換する。(バンドー化学 BANDO RIB-ACE 15PK730 )
https://www.bandogrp.com/product/industrial/friction_11.html
エンジンのクランク軸は1/10テーパーエンドになっている。
小プーリーは、クランク軸の1/10テーパーエンドと結合されています。
4. 下段の小プーリー現物(3-1)から、新たに直径92mmのプーリーに作り直してくれるアルミ切削加工業者を探す。
この業界は、個人客をターゲットにしていないので、法人オンリーが当たり前の世界です。
幸い、個人の小物の製作依頼を受けてくれそうな数少ない工場を発見しました!
アイハラ製作所 https://www.aihara-ss.jp/ 個人可、1個可、図面無し可 (札幌)
ミタケ精密 http://www.mitake-seimitsu.com/ 個人可、1個可、図面無し可 (花巻)
( http://www.mitakeseimitsu.com/jirei.html )
NEW http://www.mitakeseimitsu.com/
2017年12月9日
移転のお知らせ
2017年12月9日本社を移転、第二工場と統合しました。
〒025-0002 岩手県花巻市西宮野目12-81
電話 0198-26-3322
とりあえず、所有のリダクションを分解して、小プーリだけを取り出して、見積り依頼してみようと思います。
一時は諦めかけた夢がこれで何とか繋ってくれるとよいのですが・・・・・・・・
( 続く )
テールドラッカーの扱いづらさを改善するために自作ULPは、プロペラを小径化して、機軸を水平に近づけたいと思っています。
所有のZENOAH G50 エンジンは
ZENOAH50G 484CC 40HP ( 5,800rpm)
リダクションの減速比は約 2.36 : 1 でプロペラの回転数は 2,457 rpm
標準のプロペラは、60”×30”なので
巡航速度MAX = 30×25/1000×2457×60×0.85/1000 =110.5km しか出ず物足りない。
標準の60”プロペラを小径化するにあたって、
世界の優秀なULPやMLPのプロペラの直径と回転数を参考に検討を進めることにします。
機 体 馬力 ペラ回転数 プロペラ・サイズ・ピッチ 巡航速度MAX
CMSshadow 50HP 3,333rpm 50"×35” 137km
ROBIN ATL 50HP 3,000rpm 59"×28” 166km
AN-2 43HP 3,068rpm 51"×45” 170km 1 : 2.1
AN-2 とほぼ同じ50”×45”の小径ペラを使用して、ULP規格の最高制限巡航速度185Km/hを出すための減速比Xを求める式を作る。
巡航速度MAX = 45”×25/1000×5800/X×60×0.85/1000=185
減速比 X= 1.8 :1
(プロペラの回転数 = 5800÷1.8=3,222 rpm)
上記の式から
50”小径ペラを使用して巡航速度185Km/hを出すためには
1.8 : 1 の リダクションに交換する必要があります。
しかし、残念なことに、小松ZENOAH はハスクバーナーに吸収合併され、ZENOAH航空エンジン部門は消滅してしまったので、以前オプションで提供されていたリダクション部品の入手やサポートは今や絶望的です。
このような状況では、現有のリダクションの部品をなるべくそのまま生かして、最少の改造で、リダクションを 1.8 : 1 の減速比に変更する方法を考え出すしかありません。
< 改造案概要 >
1. 下段の小プーリーの直径を大きくして、上段大プーリー直径 :下段の小プーリー直径 =1.8 : 1 に改造したい。
2. 上段大プーリー直径が165mm なので下段の小プーリー直径(直径70mm)を直径を92mm に変更する。
(小プーリーのほうが構造的にシンプルなので、アルミの切削業者に製作依頼できる可能性がありそうです)
3. ベルトを新品に交換する。(バンドー化学 BANDO RIB-ACE 15PK730 )
https://www.bandogrp.com/product/industrial/friction_11.html
エンジンのクランク軸は1/10テーパーエンドになっている。
小プーリーは、クランク軸の1/10テーパーエンドと結合されています。
4. 下段の小プーリー現物(3-1)から、新たに直径92mmのプーリーに作り直してくれるアルミ切削加工業者を探す。
この業界は、個人客をターゲットにしていないので、法人オンリーが当たり前の世界です。
幸い、個人の小物の製作依頼を受けてくれそうな数少ない工場を発見しました!
アイハラ製作所 https://www.aihara-ss.jp/ 個人可、1個可、図面無し可 (札幌)
ミタケ精密 http://www.mitake-seimitsu.com/ 個人可、1個可、図面無し可 (花巻)
( http://www.mitakeseimitsu.com/jirei.html )
NEW http://www.mitakeseimitsu.com/
2017年12月9日
移転のお知らせ
2017年12月9日本社を移転、第二工場と統合しました。
〒025-0002 岩手県花巻市西宮野目12-81
電話 0198-26-3322
とりあえず、所有のリダクションを分解して、小プーリだけを取り出して、見積り依頼してみようと思います。
一時は諦めかけた夢がこれで何とか繋ってくれるとよいのですが・・・・・・・・
( 続く )
そのエンジンが動いているところが見たいです。
そのような会社が見つかるのも、ネット様様ですよね。
by tsun (2018-04-26 12:02)
自作機実現に向けて本格的に動き出されているのですね、恐れ入りました。
難題を克服、実現されることを願ってます♪
by 路渡カッパ (2018-04-26 16:38)
tsunさん
チェーンソーのエンジンで苦労したのが役に立ってほしいです^^
この年になっても、居ながらにして未知の情報にアクセスできるITの恩恵に感謝です。
by ロートレー (2018-04-27 05:59)
路渡カッパさん
子供のころからの夢に向かう最後のチャンスなると思っています。
多分、粗大ごみを作って終わることになるのでしょうが、一番楽しい時を過ごせることを期待しています。^^
by ロートレー (2018-04-27 06:15)
全く判りません(笑)
型式証明を取るのが大変そうですね!
by ma2ma2 (2018-04-27 07:35)
ma2ma2さん
そうなんですよね~問題は型式証明の取得!
以前は民間の航空協会がサポートしてくれて地方の認定クラブでもよかったのですが、今は運輸省航空局に集中してしまったので、厳格運用に戻ってしまいました。汗
by ロートレー (2018-04-27 07:46)