プロペラを小径化する (テールドラッカー改良) [自作飛行機資材・機材(検討、調達)]
1. 小径プロペラの検討
テールドラッカーの使いづらさを改善するため、計画中の自作ULPはプロペラを小径化して、機軸を水平に近づけ主翼の迎え角を小さくしたいと考えました。
(1).自作ULPはテールドラッガーの予定なので、欠点改善のためペラはできるだけ小径にしたい。
そのため、採用プロペラは、3ブレード、4ブレードが可能なもののなかから選択して小径化を実現したい。
(2).所有のZENOAH-G50エンジンは、1 :2.3 のリダクションつきで、最高回転数は 2,457 rpm と比較的低速回転です。(標準プロペラ直径60”)
小径ペラに変更の場合はピッチをあげる必要があるために、ピッチを調節できるプロペラを選ぶ。
以上の観点で、価格が格安な ULTRA-PROP のカーボンプロペラの資料を中心に検討を進めます。
(Lowest cost adjustable pitch prop in the world - 33 years in production - over 17,000 sold - satisfaction guaranteed!)
ULTRA-PROP II 3ブレード1式 $425.
Each Ultra-Prop II Propeller includes the appropriate quantity of these components:
AN4-26A-CA Blade Clamping Bolts
MS20002-4 Washers
AN365-428 Nuts
Specific Application Pitch Block set
Propeller blades
2 Matching Hub Halves
Easy to Understand Assembly Instructions
https://www.competitionaircraft.com/pricing-and-ordering
<strong>http://www.competitionaircraft.com/
http://www.aircraftspruce.com/catalog/appages/ultraprop2.php
https://www.ultraprops.com/
https://www.bollypropellers.com/
ブロック交換によりピッチ変更可能
<メーカー推奨値>
上記の表から
① プロペラ直径を減じる場合、ペラのピッチを上げたり、回転数を上げて対応する必要があること
② プロペラ直径を減じると、プロペラのスラスト(推力)が減じるが、ペラの枚数を増やしてスラストを増加させることができることが読み取れる。
2. プロペラ・サイズ・ピッチの検討
サイズ・ピッチ・RPMの検討のあたり、世界で優秀といわれるULP,MLPの数値を比較してみます。
機 体 馬力 ペラ回転数 ペラ・サイズ・ピッチ 巡航速度MAX
CMSshadow 50HP 3,333rpm 50"×35” 137km
ROBIN ATL 50HP 3,000rpm 59"×28” 166km
AN-2 43HP 3,068rpm 51"×45” 170km
以上から、最小直径ペラとして50”×45”程度を採用したいと思います。
(ピッチ45”をピッチ角に変換すると 45”/(50"×3.14)×tan-1 = 16°
ピッチ角10° 50”×3.14×tan10°=27.7" MAX 114Km
ピッチ角12° 50”×3.14×tan12°=33.3" MAX 137Km
ピッチ角14° 50”×3.14×tan14°=39" MAX 160Km
ピッチ角16° 50×3.14×tan16°=45” MAX 185Km
ピッチ角18° 50×3.14×tan18°=51” MAX 209Km
3. リダクション減速比の検討
前述、MLP比較から直径50”程度の小径ペラは少なくとも3,000rpm以上の回転数が必要なことが分ります。
所有のZENOAH 50Gエンジンの回転数は5,800回転/分です。 ( 40HP)
AN-2 とほぼ同じ50”×45”の小径ペラを使用して、ULPの許容最高巡航速度185Km/hを出すための減速比をxとする式を作る。
巡航速度MAX = 45”×25/1000×5800/x×60×0.85/1000=185
減速比 x= 1.8 :1
プロペラの回転数 = 5800÷1.8=3,222 rpm (CMSshadowとほぼ同じ)
現有ZENOAH50Gには 2.36 : 1 のリダクションがついているのですが、
これを 1.8 : 1 の リダクションに変更する必要があります。
現有リダクションの減速比の変更方法については、別途、検討を進めていくことにします。
(続く)
高校物理ライト兄弟
http://fnorio.com/0113flight_to_the_sky0/flight_to_the_sky0.html
テールドラッカーの使いづらさを改善するため、計画中の自作ULPはプロペラを小径化して、機軸を水平に近づけ主翼の迎え角を小さくしたいと考えました。
(1).自作ULPはテールドラッガーの予定なので、欠点改善のためペラはできるだけ小径にしたい。
そのため、採用プロペラは、3ブレード、4ブレードが可能なもののなかから選択して小径化を実現したい。
(2).所有のZENOAH-G50エンジンは、1 :2.3 のリダクションつきで、最高回転数は 2,457 rpm と比較的低速回転です。(標準プロペラ直径60”)
小径ペラに変更の場合はピッチをあげる必要があるために、ピッチを調節できるプロペラを選ぶ。
以上の観点で、価格が格安な ULTRA-PROP のカーボンプロペラの資料を中心に検討を進めます。
(Lowest cost adjustable pitch prop in the world - 33 years in production - over 17,000 sold - satisfaction guaranteed!)
ULTRA-PROP II 3ブレード1式 $425.
Each Ultra-Prop II Propeller includes the appropriate quantity of these components:
AN4-26A-CA Blade Clamping Bolts
MS20002-4 Washers
AN365-428 Nuts
Specific Application Pitch Block set
Propeller blades
2 Matching Hub Halves
Easy to Understand Assembly Instructions
https://www.competitionaircraft.com/pricing-and-ordering
<strong>http://www.competitionaircraft.com/
http://www.aircraftspruce.com/catalog/appages/ultraprop2.php
https://www.ultraprops.com/
https://www.bollypropellers.com/
ブロック交換によりピッチ変更可能
<メーカー推奨値>
上記の表から
① プロペラ直径を減じる場合、ペラのピッチを上げたり、回転数を上げて対応する必要があること
② プロペラ直径を減じると、プロペラのスラスト(推力)が減じるが、ペラの枚数を増やしてスラストを増加させることができることが読み取れる。
2. プロペラ・サイズ・ピッチの検討
サイズ・ピッチ・RPMの検討のあたり、世界で優秀といわれるULP,MLPの数値を比較してみます。
機 体 馬力 ペラ回転数 ペラ・サイズ・ピッチ 巡航速度MAX
CMSshadow 50HP 3,333rpm 50"×35” 137km
ROBIN ATL 50HP 3,000rpm 59"×28” 166km
AN-2 43HP 3,068rpm 51"×45” 170km
以上から、最小直径ペラとして50”×45”程度を採用したいと思います。
(ピッチ45”をピッチ角に変換すると 45”/(50"×3.14)×tan-1 = 16°
ピッチ角10° 50”×3.14×tan10°=27.7" MAX 114Km
ピッチ角12° 50”×3.14×tan12°=33.3" MAX 137Km
ピッチ角14° 50”×3.14×tan14°=39" MAX 160Km
ピッチ角16° 50×3.14×tan16°=45” MAX 185Km
ピッチ角18° 50×3.14×tan18°=51” MAX 209Km
3. リダクション減速比の検討
前述、MLP比較から直径50”程度の小径ペラは少なくとも3,000rpm以上の回転数が必要なことが分ります。
所有のZENOAH 50Gエンジンの回転数は5,800回転/分です。 ( 40HP)
AN-2 とほぼ同じ50”×45”の小径ペラを使用して、ULPの許容最高巡航速度185Km/hを出すための減速比をxとする式を作る。
巡航速度MAX = 45”×25/1000×5800/x×60×0.85/1000=185
減速比 x= 1.8 :1
プロペラの回転数 = 5800÷1.8=3,222 rpm (CMSshadowとほぼ同じ)
現有ZENOAH50Gには 2.36 : 1 のリダクションがついているのですが、
これを 1.8 : 1 の リダクションに変更する必要があります。
現有リダクションの減速比の変更方法については、別途、検討を進めていくことにします。
(続く)
高校物理ライト兄弟
http://fnorio.com/0113flight_to_the_sky0/flight_to_the_sky0.html
プロップのPIPERなどは飛行速度は90ノットなので、回転数もあまりあげなくても良いみたいですね(^^)
by ma2ma2 (2018-04-20 09:07)
ここに来て、急ピッチになってきた感じですね。
もうエンジンは購入済なんですか。
by tsun (2018-04-20 12:01)
ma2ma2さん
90ノットは167Kmくらいですかね
ULP,MLPは2サイクルエンジンが多いので、リダクションン無しではプロペラ先端が音速を超えてしまうしまうそうです^^
by ロートレー (2018-04-20 12:46)
なんやら、完全に嵌まっちゃった感じですかね^^;
by kinkin (2018-04-20 13:03)
tsunさん
もう歳ですので、これから頑張っても夢が実現するか怪しいのですが、エンジンも入手済みということで、計画だけでも前向きに検討してみようというところです。^^
by ロートレー (2018-04-20 13:06)
kinkinさん
何かマイナーな話題が連続で申し訳ないです。
屋根工事も一段落しましたので、今年は飛行機に没頭してみようかと思っています。^^
by ロートレー (2018-04-20 13:19)