ポータブル発電機防音BOX(最終章) 熱対策 完了 [ポータブル発電機]
マシンの過熱を抑えるために、考えつくさまざまな改善策を実施して,ことごとく失敗続きで2か月が経過、
昨日、ついに、5時間連続運転(燃料満タン)に成功しました。
数ある失敗事例は省略し、最終完成型をレポートすることにします。
1. 最終改良策概要
(1) 排気のために設置した軸流ACファンを撤去する。
軸流ACファンの最高耐熱温度は70度C程度のため、排気ファンが30分も排出暖気に晒され続けると、ファンは当初の勢いが保てず、次第に回転が落ちて、その途端、加速度的に防音BOX内は危険温度に達することが判った。
これは、強力なファンを使用しても解決にはならなかった!
(2) 吸気ファンを強力なものに交換する。
エンジン、マフラーなどの冷却に必要な通気は、十分な風量を持つACファンをエンジン暖気流の影響を受けない吸気口側に外付けする。
(3)排気熱に耐えられる十分な直径のアルミダクトで排気する。
排気は、本体エンジン駆動ファンと外付け吸気ACファンで送風される。
2. 熱対策最終型を組み立てる。
熱対策ダクト付きマシンを防音床BOX(床全体がマフラー)上に据え付ける。
3.長時間運転テスト
散々失敗の末のテストです。
いままで記事を沢山書いたのに失敗ばかりで発表できないで過ごしてきました。
今日こそそれも終わりにしたいと念じながら、長時間連続運転テストを開始します。
(1)テスト準備
スタート気温 寒気がゆるんで今日は暖かだが、かえって温度上昇が心配
(注 画像の左端の温度計がACファンBOXと表示されていますが、ACファンは既に撤去されて空箱でした。廃気BOXと読み替えてください)
エンジンを起動して間もなく定格出力に達したので、上部防音カバーかぶせて静穏運転に入る。
ディユアルACファンで吸気開始
排気風量は十分あります。
(2) 運転テスト開始
10分経過
6M地点の騒音、44~49dBと素晴らしい静穏効果です。(通常会話が52dB程度といわれている)
後は、運転時間が延びてくれれば・・・・・・
30分経過
1時間経過、暖気BOX内は100度を越したが、マシン内部は80度C台で安定してきたので運転続行!
1M地点の騒音値は58dB前後で安定している。
ACファンが裸で外付けなので風切音が耳に付く、アーバー内なので反響音かも
防音フードを付け加えるとまだ抑えることができそうだ。
2時間経過
3時間経過
4時間経過
5時間経過 (暖気回収BOX内の温度計が110度Cを超えて計測不能)
そろそろ満タンにした燃料が尽きるはず、だが、あまり遅くなって近所迷惑にならないようにここで強制終了します。
5時間20分! 長時間連続運転テストは成功です。
900Wの発電量のうち吸気ACファンに70W程度も食われるのは痛いが、静穏効果は期待を遥かに上回る水準を達成できたので大満足です!
(追記)
今回の製作記事は、試行錯誤の結果のアイディアに基づくもので、ウェブ上の既知の情報ではありません。
自作の参考にしていただくのは大歓迎です。
しかし、本記事の内容を製作記事として無断掲載されることは厳にお断りします。
(2019年3月9日)
昨日、ついに、5時間連続運転(燃料満タン)に成功しました。
数ある失敗事例は省略し、最終完成型をレポートすることにします。
1. 最終改良策概要
(1) 排気のために設置した軸流ACファンを撤去する。
軸流ACファンの最高耐熱温度は70度C程度のため、排気ファンが30分も排出暖気に晒され続けると、ファンは当初の勢いが保てず、次第に回転が落ちて、その途端、加速度的に防音BOX内は危険温度に達することが判った。
これは、強力なファンを使用しても解決にはならなかった!
(2) 吸気ファンを強力なものに交換する。
エンジン、マフラーなどの冷却に必要な通気は、十分な風量を持つACファンをエンジン暖気流の影響を受けない吸気口側に外付けする。
(3)排気熱に耐えられる十分な直径のアルミダクトで排気する。
排気は、本体エンジン駆動ファンと外付け吸気ACファンで送風される。
2. 熱対策最終型を組み立てる。
熱対策ダクト付きマシンを防音床BOX(床全体がマフラー)上に据え付ける。
3.長時間運転テスト
散々失敗の末のテストです。
いままで記事を沢山書いたのに失敗ばかりで発表できないで過ごしてきました。
今日こそそれも終わりにしたいと念じながら、長時間連続運転テストを開始します。
(1)テスト準備
スタート気温 寒気がゆるんで今日は暖かだが、かえって温度上昇が心配
(注 画像の左端の温度計がACファンBOXと表示されていますが、ACファンは既に撤去されて空箱でした。廃気BOXと読み替えてください)
エンジンを起動して間もなく定格出力に達したので、上部防音カバーかぶせて静穏運転に入る。
ディユアルACファンで吸気開始
排気風量は十分あります。
(2) 運転テスト開始
10分経過
6M地点の騒音、44~49dBと素晴らしい静穏効果です。(通常会話が52dB程度といわれている)
後は、運転時間が延びてくれれば・・・・・・
30分経過
1時間経過、暖気BOX内は100度を越したが、マシン内部は80度C台で安定してきたので運転続行!
1M地点の騒音値は58dB前後で安定している。
ACファンが裸で外付けなので風切音が耳に付く、アーバー内なので反響音かも
防音フードを付け加えるとまだ抑えることができそうだ。
2時間経過
3時間経過
4時間経過
5時間経過 (暖気回収BOX内の温度計が110度Cを超えて計測不能)
そろそろ満タンにした燃料が尽きるはず、だが、あまり遅くなって近所迷惑にならないようにここで強制終了します。
5時間20分! 長時間連続運転テストは成功です。
900Wの発電量のうち吸気ACファンに70W程度も食われるのは痛いが、静穏効果は期待を遥かに上回る水準を達成できたので大満足です!
(追記)
今回の製作記事は、試行錯誤の結果のアイディアに基づくもので、ウェブ上の既知の情報ではありません。
自作の参考にしていただくのは大歓迎です。
しかし、本記事の内容を製作記事として無断掲載されることは厳にお断りします。
(2019年3月9日)
ハラハラ、ドキドキの耐久試験でしたね、無事終了して良かったですね。
by kinkin (2019-03-09 09:16)
光回線トラブルでpcやiPadなど使えないので来週ブログお休みいたしますm(_ _)m
by ma2ma2 (2019-03-09 16:31)
日付が変わった本日深夜、最大震度4(名古屋は3でした)の地震がありました。改めて防災対策の必要性を感じましたが、ロートレーさんは万全ですね。
by tsun (2019-03-09 17:27)
kinkinさん ありがとうございます!
やっと肩の荷が下りてほっとしました。
by ロートレー (2019-03-09 19:35)
ma2ma2さん
それは大変ですね。
でも、その間旅行を続けて記事をストックしておくことができますね^^
by ロートレー (2019-03-09 19:40)
tsunさん
それは知りませんでした
震度4なら結構ゆれたでしょうね
インフラは大丈夫でしたか
我が家の場合、箪笥や本棚の転倒防止の対策をやっていませんので、
今年中には終わらせたいと思っています^^
by ロートレー (2019-03-09 19:51)
お〜 メチャメチャ静かですねぇ
ここまで下げられるとはビックリです
by (。・_・。)2k (2019-03-10 22:58)
(。・_・。)2k さんの センスあふれる記事をいつも楽しませてもらってますよ!
コメントありがとうございます!
失敗続きの継ぎっこ接ぎっ子で、移動困難なくらい重くなってしまいました。
何とかしなければと思っています。^^
by ロートレー (2019-03-11 07:24)
無事に成功おめでとうございます~~~
お疲れ様でした~~~
by たくや (2019-03-11 09:43)
数々のチャンレジ、試行錯誤おつかれさまでした。この経験が次なるチャレンジにつながるかと思うとわくわくしますね^^
by ワンモア (2019-03-12 11:50)
たくやさん
ネットで自作例を見るといずれも排気側に排気ファンを付けていたので、それに倣ったら、ことごとく失敗!
随分遠回りしてしまいました。^^
by ロートレー (2019-03-12 17:09)
ワンモアさん
最初の仕掛けを壊すのが惜しくて、それを基に改良を続けたために、無駄に時間を浪費し、仕掛け自体も大げさのものになってしまいました。
もっと小型、軽量化出来るはずですが、取りあえず当初のもくろみは達成できたので、防音BOXにキャスターを付けて、この試みは終わりにしようと思います。^^
by ロートレー (2019-03-12 17:25)
こんにちわ~風量は蚊取り線香の煙で見るのねっ
なんかぁ~凄い~
by みうさぎ (2019-03-15 13:57)
うさちゃん
いらっしゃい!
元気に菜手よかったすっ!^^
by ロートレー (2019-03-17 08:58)