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エンジンチェーンソーの純正2サイクルオイル考 [ZENOAH G365AV延命作戦]

今度新しく購入したZENOAH GZ360EZ16 には

比較的高価なゼノア純正 2サイクルエンジンオイルを使用しようと思う!

kihan_578020401-1.jpeg
ゼノア純正 2サイクルエンジンオイル(50:1) 1L×1本(混合燃料用オイル) 価格 1,550円(税込)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kihan/578020401-1.html




<採用理由>

汎用2サイクルオイルのガソリンとの混合比率25:1      に対して
ゼノア純正2サイクルオイルのガソリンとの混合比率が50:1 で済むからです。

<メリット>

1.エンジンチェーンソーにつきものの故障であるキャブレターの詰まりを50%以上減少させることが出来る?

(エンジンチェーンソーを放置するとキャブレター内のガソリンが蒸発して、オイルだけが残留してキャブレターを詰まらせてしまう。 残留するオイルの量が半分なら故障率は50%のはず

2.同様の理由でキャブレターの分解清掃のメンテサイクルを2倍に延長できるはず

3.純正価格は一見高価で汎用品に比べ2倍以上するが、混入量が半分で済むので混合油単価としては汎用2サイクルオイルとあまり変わりないことになる


ついでに
<エンジンチェーンソーの燃費について考える>

1.エンジンチェーンソーの燃費について考えると、使用するガソリン50Lに対して 必要な2サイクルエンジンオイルの必要量はたった1Lなので、燃費については2サイクルエンジンオイルの単価はあまり重要なファクターではない。

2.一方、ソーチェーンオイル(チェーンの潤滑オイル)は、エンジンチェーンソーのタンク容量から推測すると、ガソリン3Lを燃焼させるとソーチェーンオイル2Lを消費します。

しかもガソリンよりソーチェーンオイルの単価の方が高いので

エンジンチェーンソーのランニングコストの過半はソーチェーンオイル(チェーンの潤滑オイル)が消費していることになります。
 

運用単価で見ると、

51D1AG3GdsL._AC_US160_.jpg
1L 600円程度のオイルを使用すると
 
1Lのガソリンを燃焼するとガソリン代は約120円

同時に2/3 L のソーチェーンオイルを消費するのでソーチェーンオイル代は約400円にもなる。


51+ocnCE+xL._AC_US160_.jpg
AZ(エーゼット) チェーンソーオイル 18L ¥ 5,280
1L 290円程度の18L缶のオイルを使用した場合は

1Lのガソリンを燃焼するとガソリン代は約120円

同時に2/3 L のソーチェーンオイルを消費するのでソーチェーンオイル代は約193円になる。

このように、いずれにしても、ガソリン代以上のソーチェーンオイル代を消費していることになります。

したがって、エンジンチェーンソーのランニングコスト抑制を意識するなら、

1.燃費の良いエンジンチェーンソーを使う
2.粘着力のあるソーチェーンオイルを選択して、ソーチェーンオイルの無駄な飛散を抑制する
3.18L缶入りソーチェーンオイルなどを購入して、オイル単価を抑える

オイルも古くなると劣化するらしいが、大量買いしたソーチェーンオイルは多少劣化したところで潤滑油としての性能低下はそれほど気にすることがないように思うのですがどんなものでしょう


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エーゼット チェーンソーオイル 18L CAACFA_VLHRDB

エーゼット チェーンソーオイル 18L CAACFA_VLHRDB

  • 出版社/メーカー: エーゼット
  • メディア:



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ma2ma2

チェーンソーもエンジンなのでオイルも大事なのですね!
今日はお出かけなので、ポッチです(^^)
by ma2ma2 (2017-02-18 06:52) 

tsun

シマノの自転車用油圧ブレーキのオイルは、50mlで1200円もするんですよ。
シマノのオイルをやめて、AZの自転車用ブレーキフルード(ミネラルオイル)を買おうと思っていたところでした。
by tsun (2017-02-18 13:18) 

ロートレー

ma2ma2さん
2サイクルエンジンは燃料を喰うことは知っていましたが、チェーンソーは、チェーンを滑らせるのに、潤滑油をガゾリン代以上に消費するのを始めて知ってびっくりでした。(^^)
by ロートレー (2017-02-18 15:45) 

ロートレー

tsunさん
お~、なんと高価なオイルでしょう!
何事も極限を極めようとすると、究極の何とかが欲しくなるものなんでしょうね~
チェーンソーの場合、大事なマシンとスプロケット、チェーンを長持ちさせるのが目的のほか、ランニングコストとの関係でそこそこのところで手打ちするんでしょうね(^^)
by ロートレー (2017-02-18 15:57) 

ワンモア

なるほど、勉強になりました(^^)
by ワンモア (2017-02-18 18:58) 

ロートレー

ワンモアさん
チェーンオイル18L缶があれば、27Lのガソリンを燃やすことが出来て、
それに必要な2サイクルオイルはたった540CCです。
ヤッパリチェーンオイル18L缶を購入するのが一番のコストダウン方法のようですね(^^)
by ロートレー (2017-02-18 21:10) 

松井 一文

2ストエンジンオイルの選択に関しては、諸々の要素が絡みます。

その上、ナンバー付きにまともなチャンバー付けるだけでリッター当たり280馬力とか出ていたオートバイの世界でさえ、結構迷信的な世界だったりして厄介です。

原付スクーターのベーシックモデルでも、130馬力近く出てましたし、そもそも、FCやFDの規格への適合のチェックは、ホンダの原付スクーターで分離給油で(当然タンクに入れるので、粘度もウルトラ2と同程度に低い)と決められてました。

チェンソーの世界では、ハイパワーと言われるモデルがリッター当たり80馬力にも満たないのですから、そこで云々されるオイルの性能は、単純な潤滑性能だけでは無く、広過ぎるクリアランスを埋める為の粘度や混合比の濃さにも、大きく左右されていると考えるのが妥当です。

ざっと書きましたが、ご興味を持たれているフルパワー化をされるのでしたら、オイルに対する要求もそれなりに上がります。

上記リッター当たり280馬力レベルのエンジンをきっちり守れる高性能オイルを、ごく普通のオイル(ホンダウルトラ2や、AZのFCかFD)に10対1程度混ぜて、少し濃い目の混合ガソリンにしてやるのが最善と思います。

ゼノアのオイルを使った事は無いのですが、残念ながらチェンソーの世界の中だけの常識で選ばれた物ですので、その限界は有るだろうと思います。

とはいえ、チェンソーのクランクのベアリングのキャパが低い等、オイルに高い潤滑性能が求められている可能性も有ります。

その場合でも、高性能オイルの混合比を5対1程度まで上げてやる事で十分なアドバンテージが持てる筈です。


ソーチェーンオイルに関しては、大した使用経験が無いのですが、オレゴンのオイルや過去の経験(バイクのチェーンや、FRのデフのハイポイドギヤ)から、粘度が高くても高回転に悪影響は無いが、粘度不足は飛散で無くなったり、有っても油膜切れを起こしたりしやすいと知っています。

AZ社のは、粘度が低めなのと、問い合わせの感触から、絡み付く性能が今一つ足りない様に感じていますが、現物はどうだったでしょうか?。

チェーンオイルは、オイル自体のコストも確かに大きいのですが、チェーンやバーの寿命を左右しますので、やはり粘度高めで絡み付(糸引)く物が良いです。

スチールのは粘度が何種類も有りますし、ハスクバーナのも条件を満たす様です。

スチールは通販が無く、ショップでは高そうですし、ハスクのはAZと大差ない価格でネット販売されてます。

フルパワー化はチェーンの負担を増やし、燃費も向上しますので、その分チェーンオイルの量も絞らざるを得なくなり、更に高い性能が要ります。

by 松井 一文 (2017-02-26 06:40) 

ロートレー

松井さん こんにちは!
突き詰めると2サイクルオイルの選択は、思いのほか難しそうですね。
自信がなくなってきたので、ZENOAH純正オイルの使用は、40:1くらいから初めて様子を見ながら50:1に持っていこうと思いました。

ところで、エンジンチェーンソーにも排ガス規制が実施され、対応前のマシンに比べて、新品は軒並みパワーダウンしてしまったといわれています。
特別な燃焼装置が追加されているようでも無いので、エンジン調整だけで、クリーン燃焼を実現しているのでしょうかね~不思議です。

最近、チェーンオイルはAZの高粘度のものを使用していますが、まさに糸引く高粘度でオールシーズンと言うのが信じられないくらいですが、使用感は悪く無いです。(^^)
by ロートレー (2017-02-26 13:45) 

松井 一文

色々ネガティブっぽい事を並べましたが、あれはメーカーが想定している寿命の、少なくとも倍位は狙う前提での話です。

ノーマルセッティングで純正オイルで、メーカー想定で行くのでしたら、慣らし用の混合比が指定されていたりしない限り、いきなり50:1で何の問題も無いと思いますよ。

純正オイルとは、ノーマルセッティングで指定の混合比で使えば、所定の性能と耐久性が保証される様に作って有るものです。

なので、私の様なのが「倍以上」とか言う時の、叩き台にされる訳です。

混合比を濃くするのは、減って広くなったり(初めから広め?)のピストン×シリンダーのクリアランスに合わせて、十分なシール性を確保する為、というのが普通でしょう。

4ストで言えば、クリアランスに合わせてオイルの粘度を変える様なものです。

それに関しては、混合比や粘度で対応出来ますが、潤滑レベルや耐摩耗性に関しては、オイルの性能自体で上限が決まりますので、濃くしても弊害が増す方が大きいです。

だから高性能なオイルが必要になる訳です。

リッター当たり80馬力にも満たないレベルのチェンソー用オイルが、それ程の潤滑性能を持っているとは考えにくく、リッター当たり300馬力に迫るバイク用オイルで、潤滑を賄うのが最善の策と思います。

賄うといっても、圧倒的な差ですので、殆ど添加剤的な、例えば普通の良質なオイルに1割程混ぜる程度の使い方で良いと思います。

チェンソー用の「普通の良質」というのも、まだ良く知らないのですが、まあ、AZのFDやFCとか辺りや、ホンダのバイク用ウルトラ2とかなんじゃないかと思います。


チェーンオイルに関しては、AZの品質が悪いというのでなくて、粘度的に寒い時期以外は、もう少し有った方が良いだろうと言う事です。

そちらで使われる気温の範囲がわからないのですが、スチールの酷暑地用のシングル40番と思しき品番の物の温度範囲が-5度から45度ですので、ハスクの3種の中の夏用も同程度ではないかと思われます。

ハスクのオールシーズンでも、粘度は160-200となっていて、AZの110よりも十分硬い訳ですし、通販では北海道への送料込みで6700円から有りますので、チェーンやバーやスパーギヤの寿命が延ばせるのならば、選択肢に入れても良かろうと思う訳です。

私がいまだに使っているオレゴン純正オイルは、容器を傾けても油面がゆっくりと動く感じで、AZとは別格の硬さと思います。

by 松井 一文 (2017-03-02 17:08) 

ロートレー

松井さん
なるほどです。
ハスクのオールシーズンタイプ18L缶がコストを含めてベストチョイスと思えてきました。
詳細な説明ありがとうございます。(^^)
by ロートレー (2017-03-03 13:10) 

kinkin

昔、軽に乗っていて2スト用のエンジンオイルを購入してました(かなり昔って判りますよね^^;.)、分離給油でした。エンジン草刈り機は混合油ですね。

by kinkin (2017-03-10 07:01) 

ロートレー

kinkinさん
軽が360ccであったころですね^^
混合比は自動的に混合されるわけでしょうが
オイルのメーターも付いていたのでしょうか?
by ロートレー (2017-03-10 19:28) 

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