パン窯を作る (天井ドーム-1) [石窯を作る]
いよいよ、石窯のシンボル、天井ドームの製作に入ります。
理想的には、お椀型なんでしょうが、スペースの関係でかまぼこ型です。
大きな紙に、ドームの原寸図を書き、レンガを割付けます。
予算の関係で、ドームのレンガは基本耐火煉瓦を使用します
まだ耐火煉瓦積みの真っ最中なのですが、突然カッターの歯が使えなくなり、、発注したダイヤモンドホイールが到着するまで、レンガ作業は中断せざるを得ないので、その間、天井ドームの型枠を作ることにします。
構造用合板が余っていたので、合板上に型枠を作図します。
ジグソーで型枠(仕切り板)を5枚切り出し、クランプで挟んで細かな凸凹を鬼目ヤスリで整形します。
仕切り板を介木で結合して
ねじれを修正して、ドーム型枠の骨組みができました。
なんだか飛行機のバルクヘッドを作っている雰囲気で楽しい!
パン窯(焼き室)の壁部分が3段積み上がったので、アーチ部分の型枠を載せて,幅を確認する。
(型枠は、耐火煉瓦のドームが完成したら、バラして抜くことが出来るよう小さめに造ります。)
治具で型枠の高さを所定の高さに固定しておいて、
重量を受ける脚部を木ネジで止めます。
(ドーム部分の耐火煉瓦を積み上げ、乾燥後、型枠はばらして前方に抜き出す予定なので、インパクトドライバーで前方から木ネジを外しやすいようにねじの頭の向きなどを確認しながら脚部を組み立てる)
枠および脚部の組み立てが終わったら、アーチ部分に薄い合板をかぶせて、25mmコーススレッド(石膏ボード用)で固定する。
型枠が容易に抜けるように、アーチ部分にビニールシートをラップして、ガンタッカーで止め、剥離材の代わりにシリコンスプレーを吹き付けてみた。
予め作っておいた合板のスペーサーを挟みながら、両側から積み上がって行きます。
煙突口(めがね石)には、ガーデン用品のピラーを利用します。
ピラーを型枠に乗せ、周りのレンガをピラーに合わせてカットします。
煙突周りのレンガカットを完了
一旦周りのレンガを降ろして、ピラー周りを養生します。
ピラーの筒の内側の隙間を紙粘土で塞ぎ、
隙間の紙粘土を目地コテで均しておけば、型抜きしたあと綺麗な排煙口が開いているはずです。
そのために、筒の外側の隙間はアサヒキャスターをシッカリ詰めておく
レンガの壁と型枠の間の白い線は、紙ねんどで、アサヒキャスターのノロが入り込まないように詰めたものです
ドームの耐火煉瓦を全部積みあげたら、三角の隙間部分が均等になるようにレンガ全体を調整します。
(横目地が3cmと非常に広くなるので、バランスを取って縦目地も広げた)
三角の隙間部分の狭い部分にアサヒキャスターを練って付き固めていきます。
突然の土砂降り
もし、屋根が無かったら、せっかく積んだレンガのアサヒキャスターが流れてしまうところでした。
ここまで、アサヒキャスターを4袋使い、残りはもう1袋しかありません。
そこで、隙間の狭い部分を詰め終えたら、広い隙間には、耐火煉瓦のかけらを詰め
ゆるく練ったアサヒキャスターで表面を仕上げました。
(これでなんとかアサヒキャスター半袋を残すことができました)
アサヒキャスターの固まるのを待って、明朝はドキドキの型抜きです。
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理想的には、お椀型なんでしょうが、スペースの関係でかまぼこ型です。
大きな紙に、ドームの原寸図を書き、レンガを割付けます。
予算の関係で、ドームのレンガは基本耐火煉瓦を使用します
まだ耐火煉瓦積みの真っ最中なのですが、突然カッターの歯が使えなくなり、、発注したダイヤモンドホイールが到着するまで、レンガ作業は中断せざるを得ないので、その間、天井ドームの型枠を作ることにします。
構造用合板が余っていたので、合板上に型枠を作図します。
ジグソーで型枠(仕切り板)を5枚切り出し、クランプで挟んで細かな凸凹を鬼目ヤスリで整形します。
仕切り板を介木で結合して
ねじれを修正して、ドーム型枠の骨組みができました。
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パン窯(焼き室)の壁部分が3段積み上がったので、アーチ部分の型枠を載せて,幅を確認する。
(型枠は、耐火煉瓦のドームが完成したら、バラして抜くことが出来るよう小さめに造ります。)
治具で型枠の高さを所定の高さに固定しておいて、
重量を受ける脚部を木ネジで止めます。
(ドーム部分の耐火煉瓦を積み上げ、乾燥後、型枠はばらして前方に抜き出す予定なので、インパクトドライバーで前方から木ネジを外しやすいようにねじの頭の向きなどを確認しながら脚部を組み立てる)
枠および脚部の組み立てが終わったら、アーチ部分に薄い合板をかぶせて、25mmコーススレッド(石膏ボード用)で固定する。
型枠が容易に抜けるように、アーチ部分にビニールシートをラップして、ガンタッカーで止め、剥離材の代わりにシリコンスプレーを吹き付けてみた。
予め作っておいた合板のスペーサーを挟みながら、両側から積み上がって行きます。
煙突口(めがね石)には、ガーデン用品のピラーを利用します。
ピラーを型枠に乗せ、周りのレンガをピラーに合わせてカットします。
煙突周りのレンガカットを完了
一旦周りのレンガを降ろして、ピラー周りを養生します。
ピラーの筒の内側の隙間を紙粘土で塞ぎ、
隙間の紙粘土を目地コテで均しておけば、型抜きしたあと綺麗な排煙口が開いているはずです。
そのために、筒の外側の隙間はアサヒキャスターをシッカリ詰めておく
レンガの壁と型枠の間の白い線は、紙ねんどで、アサヒキャスターのノロが入り込まないように詰めたものです
ドームの耐火煉瓦を全部積みあげたら、三角の隙間部分が均等になるようにレンガ全体を調整します。
(横目地が3cmと非常に広くなるので、バランスを取って縦目地も広げた)
三角の隙間部分の狭い部分にアサヒキャスターを練って付き固めていきます。
突然の土砂降り
もし、屋根が無かったら、せっかく積んだレンガのアサヒキャスターが流れてしまうところでした。
ここまで、アサヒキャスターを4袋使い、残りはもう1袋しかありません。
そこで、隙間の狭い部分を詰め終えたら、広い隙間には、耐火煉瓦のかけらを詰め
ゆるく練ったアサヒキャスターで表面を仕上げました。
(これでなんとかアサヒキャスター半袋を残すことができました)
アサヒキャスターの固まるのを待って、明朝はドキドキの型抜きです。
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こうやって、ドーム造るんですね~
大変な作業ですね~凄いな~
by たくや (2014-08-12 09:52)
凄すぎて……絶句。
もしワタクシが同じ作業をするなら(いや、もちろんできっこありませんが)、乾燥後に型枠をはずすことは考えないでしょう。火をつけて燃やしちゃうと思います。なんせ無類の横着者ですから~。
by GG233334 (2014-08-12 10:27)
ドームをどうやって作るのかな~と読んでいきました。
こんなに綿密にされていくんですね。
気が遠くなりそうです。
by yoko-minato (2014-08-12 11:43)
いや~、すごいです。
型抜き、私も楽しみです♪
by tsun (2014-08-12 11:54)
たくや さん どーもです!
ドーム部分は意外に順調でした。
型枠作り1日
型枠組み立て、煙突口周りとレンガ配置に1日
アサヒキャスター詰め込みと仕上げ塗りに1日、計3日でした。
by ロートレー (2014-08-12 13:28)
G233334さん 正解です!
多くの方は完成後の型枠を焼失させて、残り火で焼き芋を作るのが儀式のようです。
私は屋根を先に作ってしまったので、それが出来ませんでした。
by ロートレー (2014-08-12 13:33)
yoko-minato さん いつもコメントありがとうございます。
家内からいつも「遊びなんだから、もっとアバウトに手早く作って」と言われているのですが・・・
なにごとも性分でついやり過ぎてしまいます。
全く困ったものです。
by ロートレー (2014-08-12 13:46)
tsun さん こんにちは!
ようやくここまでこぎ着けました。
アサヒキャスターは、一旦固まると凄い接着力で、タガネを使わないと分離できません。まるでエポキシ並みです。
どこか一箇所でも固着したら、型抜きは「悪戦苦闘記」に変わる予定です。
お楽しみに~
by ロートレー (2014-08-12 14:03)
型抜きの時は、ドキドキですね!
うまく型が抜けるとよいですね(^^)
by ma2ma2 (2014-08-12 16:24)
ma2ma2さん リハビリーは順調ですか
体調が良くても、暫くは無理なさらないほうが良いですよ。
型抜きの方は、万全を期したつもりですが、思わぬところからほころびが、
なんてことがあるからヤッパリ緊張の一瞬です。
by ロートレー (2014-08-12 19:08)
両脇から積んでいくのかなと何となく思っていましたが、型を作ってから積んでいくんですね。
きれいな仕上がり、お見事です。
by oink! (2014-08-13 08:45)
onix さんに お褒め頂き 大変嬉しいです。
ドーム部分の作り方は、インターネットで他の方のやり方を参考にさせていただきましたので、私のオリジナルではありません。
鉄扉製作は未知の経験なので、暫くかかりそうです。
by ロートレー (2014-08-13 11:15)
いやー、素敵です(*^_^*)
夏場とはいえ、一日で乾いてしまうものなのですね!
by 駅員3 (2014-08-13 13:28)
うーん、小気味良い記事のせいなのか、
トントン拍子に進んでいるように見えますが、
これってスゴイ技術だと思います。
自分なら作れるのだろうかと、毎回唸って見ています^^
by ワンモア (2014-08-13 13:47)
駅員3さん 耐火モルタルの代わりに使っているアサヒキャスターは、練ったら30分以内に使い切るよう指示されているくらいポットライフの短い速乾性のモルタルなんです。
型抜きのことを考えると、もっと早く外してもよいのかもしれません
by ロートレー (2014-08-13 20:02)
ワンモアさん 技術なんて褒めすぎです。
ワンモアさんの精密な工作に比べたら荒いものですよ。
耐火煉瓦自体が1~4mm大きさが異なるので、目地を太めに取って、ようやく積み上げたといった感じです。
開口部の精度も今一なのが気になるところです。
by ロートレー (2014-08-13 20:59)
アーチ状のところの作り方ってこういう風にするんですね。
ちょっと誰かに教えたい。
by 響 (2014-08-14 04:11)
響 さん お早うございます。
アーチ部分は、アーチのカーブに合わせた専用の扇型の耐火煉瓦が市販されていますので、それを使うともっとカッコよく作れますよ。
by ロートレー (2014-08-14 07:26)