GARMIN nuvi900 をアビオニクスとして使用する [自作飛行機資材・機材(検討、調達)]
本格的な航空機用GARMIN AVIONIXは4,000ドル以上もする高額製品で、とてもじゃないが手を出せる代物ではありません。
ところで、カーナビ付きのノアを購入してからは、単なるバックモニターとして使っているGARMINのカーナビnuvi900をアビオニクス的に有効利用できないものだろうか!
そこで試しに、既に道路上の走行ルート(ウエイポイント)が登録されているnuvi900のカーナビルートの探索方法を「直行」に変えてみると、ルートが今までの道路から外れて、中継点(ウエイポイント)間を直線で結んだルートに作り直された!
このルートはカーナビではなく、航空機ナビゲーションそのものです!
ナビゲーションが開始されると、地図上に乗機の位置・方向が示されるので、定めたコースに沿って飛行しているかどうか、横風に流されているかが一目でわかります。
小型機の有視界飛行では、鉄道の駅や道路の分岐点などをよりどころにすることが多いので、カーナビの道路地図は多少荒くても非常に頼りになります。
GARMIN GPS MAP60はコンパス画面にして、中継点への方向指示器として使用し
GARMIN nuvi900(右側)には広域地図を表示させてAVIONIX的に利用すると、GPS MAP60の画面(コンパス、地図)の切り替えがほとんど不要になり、操縦に専念することができます。
(カーナビの地図がない空域で等高線などを確かめる必要がある時にのみGPS MAP60を地図表示に切り替える)
ハンドへルドGPSの小さな地図と比べると格段に見やすい!
しかも、空から見下ろす鳥瞰図!
これはいけそうです。
それでは、NUVI900に標準装備されているシミュレーション機能を使って、ナビをスタートさせてみます。
take off !
我家のランウエイからからはるか彼方先の目的地(第1ウエイポイント)に向けてまっすぐな飛行ルートが引かれています。
カーナビのシミュレーション機能なので速度は残念ながら自動車の時速64Kmのままです。
非常にユックリ札幌市上空を通過して、第一中継点(ウエイポイント1)の南幌リバーサイド公園を目指します。
地面がユックリ後方に流れて行き、フライトシミュレーターの雰囲気そのものです!
実際に、自作飛行機に搭載した場合には、飛行速度で地図は後方に流れていくことになります。
こんな簡単な操作で、NUVI900をAVIONIX的に使用できるとは思いませんでした。
充分、実用になりそうです。しかも新たに購入する必要がありませんから。
以前、ma2ma2さんから頂いたコメントのアドバイスがヒントになって、大発見、大収穫です。
ma2ma2さん 感謝です!
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地点を経由して飛行するVOR航法ですね!
最近はその間を真っ直ぐに飛び抜けるRNAV航法が多くなりましたが、VORの間をすり抜けるので、地点登録で分かり易くなりますね(^^)
by ma2ma2 (2015-02-19 17:33)
そのアビオニクスってすごいですね。
ワクワクするような画面内容です。
by tsun (2015-02-19 19:08)
これは良い方法ですね~
by たくや (2015-02-19 21:19)
ma2ma2さん
中継点まで半径1.61Km以内に近づくとGPSがアラームで知らせますので、視界がよければ、早めに次のルートに切り替えることも出来ます。
小さいボデーに機能がいっぱいです(^^)
by ロートレー (2015-02-19 21:56)
これは画期的な方法ですね!(^^)!
地図も分かりやすいし、鳥瞰図で飛行機のフライトシュミレーションとしてはばっちり\(^o^)/
自作飛行機に搭載する日が待ち遠しいですねぇ^m^
by ニッキー (2015-02-19 21:58)
tsun さん
GARMIN AVIONIXは金額も凄いです。
安価なメモリーカーナビで似たような事が出来るとは思っていなかったので、ちょっと感激しました。
でも、型が古いので、新しい道東高速道などは白地図状態です(涙
by ロートレー (2015-02-19 22:17)
なるほど!面白い活用方法、遊びができるものですね。
最新の3Dプレビューが出来ればもっとリアルに楽しめそうです♪
by 路渡カッパ (2015-02-19 22:22)
たくや さん
単独のカーナビとしては能力の不足を感じたNUVI900ですが、航法支援のサブ機器として使えそうなことを発見しました。
新たにバックカメラのモニターを探さなければなりません(^^)
by ロートレー (2015-02-19 22:29)
ニッキーさん
画期的はほめ過ぎとしても、結構、飛行の雰囲気を感じて頂けますよね
(押し売り)
GPS MAP60には山岳地図が、NUVI900には道路地図が入っていますので
双方助け合えば、バッチリですよねえ(もう一押し)笑
by ロートレー (2015-02-19 22:51)
路渡カッパ さん
空想は止め処もなく、とうとう空を飛んでしまいました。
時速65Kmでは、最終数目的地まで4時間も飛び続けなければならないので
どこかに不時着しなければ(笑)
フライトシミュレーターのリアルを追求しだして、旅客機のコクピットを自宅に作ってしまった方もいらっしゃるので、これ以上近づかないほうが良さそうです。
by ロートレー (2015-02-19 23:08)