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サイクロン集塵機を作りました [MY WORK SHOP]

自作飛行機製作のための作業場、作業台を用意して部品類を並べだすと、電動工具ののこくず、カンナくずが非常に気になりだしました。

作業台の上に広げた部品類に舞い上がった塵が降りかかり、毎回掃除しなければならなくなったからです。

木工を趣味とする人の間ではサイクロン除塵機の自作は一種のブームで,ネット上に実に多くの製作記が紹介されています。

そこで私も、必要に迫られ、遅ればせながら、サイクロン集塵機を自作することにしました。

先達のかずかずの作品の中から自分の作業環境に合った作品を参考にさせてもらい、自分なりにリファインしてみました。


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1.まず、サイクロンを発生させるコーンとして、スパイラルダクトの部材である200×150リデユーサーを使うことにします。大きなホームセンターで売っています。


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2.リデユーサーに取り付けるインレット(吸塵口)はVP30のソケットを使った。
 理由は、我が家のセントラルクリーナーのフレキシブルホースの差込がぴったり入ることです。


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3.リデユーサーにインレットの挿入口を開けるために、切り欠き用の型紙を作ります。
 まず、VP30のソケットに厚紙を巻きつけ、セロテープでグルグル巻きにして紙パイプを作る。
 次に、紙パイプをリデユーサーに押し当て、隙間無く削って挿入パイプの型紙を完成させる。

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4.油性ペンでラインを描き、ドリルで穴あけして


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5.パイプの挿入口を切り取ります。


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6.VP30ソケットを挿入して、一端をビス止めして


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7.もう一端はホースの差込口になるためビスは使えないので折れ金具をリデユーサーにビス止めして、その金具とVP30ソケットをホースバンドで結合して固定してやります。


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8.VP30ソケットをリデユーサーの内側からエポキシパテで固定。


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9.VP30ソケットをリデユーサーの外側からエポキシパテで固定。


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10.ペール缶のふたに、リデユーサーの150径に合わせて穴を開ける。


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11.穴の大きさを調整してリデユーサーをペール缶の穴に挿入した時、ダクトつなぎ目でぴったり止まるようにする。


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12.のぞき穴の型紙を作り、窓の部分を切り抜く


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13.型紙から開口部を写し取りドリルで細かく下穴を開ける。


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14.ジグソー、デスクグラインダーを使ってのぞき穴を整形して、透明アクリル板(1mm)の余りを取り付ける。


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15.VP40×100エンビ異形ソケットを使いアウトレットとスカートを製作します。
   まず、鬼目やすり(100均)でソケットの内側の堰を削り取ってVU40パイプ(アウトレット)を抜き差しできるようにソケット内径を広げる。


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16.VU40の塩ビ管を貫通させ、かろうじて可動できるように内径を調節する。


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17.同上異形ソケットにVU100塩ビ管(cm程度)を取り付けスカートの役目をさせる。
  (インレットから吸い込まれた塵はスカートで沿って外周に導かれ渦を発生させます。)
  内筒VU40外筒VU100

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18.リデユサーの上部ふたにVU100塩ビ管に合わせて穴を開け、組み立てたアウトレット・スカート管を差し込む。(接着剤は使わず、強く差し込んだ状態)
外部のアウトレット管に40×20VP異形ソケットを接続して電気掃除機との接続に使用します。

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補足、アウトレット・スカート管がインレット管と接触したので、インレット管をトーチであぶって縦に潰してやった。
図らずも、壁に沿って噴出すように成型することになったので不幸中の幸いでした。
ちなみに、空気の流れを妨げないように、ビスは低頭丸ネジがリデユサー内部にくるように取り付けてあります。

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19.ここまで出来たら、早速吸塵テストです。
サイクロンに掃除機と吸塵ホースをそれぞれ繋いで、のこくず、カンナくずの吸塵開始
すごい、吸塵力です。
あっという間に吸い込まれた。
のぞき窓から地吹雪のようにのこくずが猛烈な速さで横切って行くのが良く見える。
完全にサイクロン状態です。スイッチを切らないと塵はいつまでも回転しています。

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20.戦果はまずまず、掃除機のゴミパックにも少々吸い込まれていました。
   掃除機の消費電力は1kwあるので、吸入を強にすると強すぎるのかも
   

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21.先ほどは、スカートの長さとアウトレット管の長さを横並びにしていたので、アウトレット管を5cmほど引き上げてテストしてみた。   掃除機に塵が吸い込まれる割合は格段に減りました。
その後、アウトレット管を10cmまで引き上げて見ましたが、それ以上の改善なし。
悪化もないということは、アウトレット管をリデユーサー内部まで引き込む必要がないということかも

とにかく、後日、スカート管ごと引き上げて、スカートの長さも変えて、最適条件を探ろうと思います。
スカートの長さも変えるために、管が通る上蓋の穴はシールしていませんが、吸入時は負圧で圧着され、使用に支障はありません。


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22.塵の収納容器はINAXタイル接着剤の空ペルー缶、重くて使わなくなった掃除機、セントラルクリーナーのフレキシブルダクト、VU100直管、VU40直管などなるべく既に家にあるものを組み合わせて有効に使いました。

その結果、新たに購入したのは、200×150リデユーサー(スパイラルダクトコーナーで¥1,300)、VP30ソケット、VU100×40異形ソケット、VP40×20異形ソケット、ホースバンドなど 合計金額 3,000円程度で済みました。


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