自作飛行機紹介（４） EAAer 御用達 KR1 ＆ KR2

　　（Ken Rand 　　KR1）

KR1　も　KR2　もオリジナルは不恰好な自作機ですが、Burt Rutan の　EZシリーズとともに自作飛行機の製作方法に革命をもたらしたエポックメーキングな機体です。
訴訟社会のアメリカで小型機のメーカーは全滅状態になり、自作機の設計者まで被害が及ぶと　Rutan　も自作航空機から撤退してしまいました。

その中で、木製の簡素な構造とスタイロフォームを混合した軽量の機体を薄いFRPで補強したKR1は、支持され続けました。

中古のVWビートルのエンジンを手に入れることが出来れば、後は比較的入手容易な安価な材料で製作可能であったからでしょう。
また、モデファイが容易な構造から、ＫＲ１をベースに、沢山のワーバードのスケールダウンレプリカが造られたことでも、有名です。
メーカーが小型機から撤退したこともあって、KR1,KR2は自作機として延々と造られ続け、KR1は７００機以上が飛行しているとのことです。

MAX　Speed　＝　２００ｍｐｈ　の高速機です。　Empty Weight =３７５ｌｂｓ　　Build Time =　１，０００　ｈｒｓ　　Stress　＝＋－６G　


　　（Ken Rand 　　KR2 )

最近は、KR1を２座にしたKR2（愛称　SKY PIG)　が製作の主流になっていて、「　KRnet　」で実に多くの製作者が賑々しくかつ詳細に愛機の製作自慢をしあっております。　　　　一度ご覧あれ！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Marcel Driessen 　KR2S　）

KR2　にいたっては、実に１，２００機以上が飛行しているとのことですので、おそらくKR2は過去最も多く作られた自作飛行機でしょう！


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