1.サイドシル水抜きからの排水路を確保


  8個ある水抜き穴のうち2個が砂でふさがっていた。
  

その弊害はご覧のとおり。
排水口が詰まっていたサイドシル底部のアンダーボデー側が腐食していたので、ノックスドール700をタップリと流れ出るまで吹き込んでから


POR-15でガラスクロスを積層して、FRPで補強してやります。


全ての水抜き穴を釘締めで大きく広げて、排水の詰まりを取り除きます。


2. サイドシル内部の洗浄
 
 患部の開腹調査中に、サイドシル内部に大量の砂泥を発見したので、防錆処理する前に残存する砂泥を洗い流します。
   


リヤホイールハウス内の樹脂カバーを取ると、点検用のゴムのグロメットが現れる。
グロメットを外し点検口からサイドシル内に注水して内部の砂泥を洗い流す。


水抜き穴から、泥砂混じりの水が出なくなるまで続ける。
これを定期的にやっていたら、NA6の深刻なサビは回避できたのにとつい口惜しく思ってしまう。


3.サイドシル内部(奥部)の防錆
 
 
 POR-15を刷毛塗り出来ない内部構造や奥部、隙間部分については、浸透性防錆剤として有名なノックスドール700をスプレーします。
この防錆剤は錆びの上からスプレーすると錆に深く浸透して防錆び効果を長期間持続・維持する、非硬化型防錆剤です。(錆の残留OK)
ボルボの防錆指定商品です。


(1)患部の開口部からノックスドール700に長いノズルを付けて奥のほうまで散布する。 



(2)サイドシル上部のステンレスのサイドステップのビス穴(4個)穴からサイドシルのチューブ内にノックスドール700を満遍なく散布する 


(3)ホイールハウス内のグロメット口からサイドシルのチューブ内にノックスドール700を満遍なく散布する (水抜き穴からノックスドール700が流れ出て来るまでたっぷり吹き込んでやります) 

これでサイドシルのチューブ内はノックスドール700の防錆ミストで満遍なく湿潤して錆内にも浸透しているはずです。


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