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NA6 サイドシル患部のオス型を作る(2) [NA6ロードスター修復]

CA393137.JPG
サイドシルのメス型に目止めのラッカーを吹き、乾燥後離型剤のカリセッケンを塗り広げます。

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離型を助けるため取っ手を埋め込み

CA393139.JPG
所定の位置まで石膏液を満たして乾燥させる。

患部2.JPG
翌日、離型する際に取っ手は役に立たず、結局、ゴムハンマーで裏からトントンたたくとストント落ちてきた。
オス型は、患部の錆で膨らんだ部分が飛び出しています。

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オス型を修正する前に、ロードスターの反対側の左側リヤーサイドシルでカーブを確認します。
前後には、ほぼストレートの2次曲面なので板金はそれほど難しくないはずです。

CA393147.JPG
オス型の削りすぎを避けるため、軽く着色スプレーしておきます。(耐熱塗料が余っていたので黒にしました)

CA393148.JPG
ボードやすりを使用して、錆で膨らんでいる部分を削り、ラインをストレートに修正します。
車体にヤスリを掛けると多分このように穴が開くはずです。
このオス型で、補強方法を検討し、鋼板パッチを形成する際の治具として使用します。

CA393150.JPG
ついでに、メス型にモルタルを流し込み、補強用の金網を埋め込みます。(金網を2枚入れてモルタルで充填する)
こちらは板金の際の金型代わりに使えないか試作してみることにしました。

CA393152.JPG
モルタル製のオス型が出来たので、石膏型を参考にしてボードヤスリで錆びのふくらみ部分を削り取りラインを整えます。

CA393158.JPG
モルタルを流し込んだ翌日で、硬化してないせいか、意外に楽に削れて、綺麗に整形できました。

CA393249.JPG
ポリ板をドライヤーの熱で曲げて、板金ベンディングのシミュレーションをして見ます。

CA393248.JPG
2次曲面でピッタリカバーできることを確認できました。 (鋼板をどうやって曲げるかが問題ですが)
万策尽きたら、このポリ板で誤魔化すのも有りかも

モルタルにこの程度の加工性があると事前に分かっていたら、石膏のオス型は最初から作成する必要はなかったかな~。


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コメント 12

楽しく生きよう

見入ってしましました。
次の作業期待しています。
by 楽しく生きよう (2015-05-15 18:05) 

ロートレー

楽しく生きよう さん
発注した補修材料が届くのを待つ間に、
時間つぶしで、しこしこ楽しんでしまいました(笑)
by ロートレー (2015-05-15 19:42) 

ma2ma2

こうなってくると、何が何だか判らなくなってきます(笑)
補修剤が早く届くと良いですね(^^)
by ma2ma2 (2015-05-15 20:07) 

ロートレー

ma2ma2 さん
まるでデスマスクを作っている心境です。
あらぬ方向に情熱を傾けてしまいましたね~(^^)

by ロートレー (2015-05-15 20:41) 

kinkin

型作りお疲れ様でした。この後は普通なら薄板叩いて成形なのですが
違うのかな・・・・・叩き出しも結構手間ですからね。
それともFRPで成形して削り出しと朽ちた部分切り出して板金とFRPを合体させるかかな。
by kinkin (2015-05-15 22:10) 

ロートレー

kinkinさん は金工のほうがお得意でしょうね
今考えていますのは、薄鋼板をゆるく曲げてカバーを作り,接着剤で貼り付ける方法ですが、上手く曲がらなかった場合は、FRPで整形したカバーを貼り付けることになるかもしれません。
その場合は、オス型からメス型をもう一度作ることになりますね(^^)
by ロートレー (2015-05-15 23:37) 

たくや

完璧な作業ですね~
これなら板金で出来そうです!

by たくや (2015-05-16 20:14) 

ロートレー

たくや さん に出来そうと言っていただくと
なんだか勇気が出てきました。
せっかく作ったモルタル型が役立ってくれると嬉しいのですが(^^)
by ロートレー (2015-05-16 20:46) 

oink!

凄い技ですね!
ボディに直接溶接か、FRPで埋めるかしか思い浮かびませんでした。
モルタルで元の形が残っていれば安心ですね。
今後どう直っていくか楽しみです。
by oink! (2015-05-16 23:10) 

ロートレー

oink! さん  
本当は溶接がベストなのですが、ボデーが錆で薄くなっているので私には無理のようです。
oink!さんのように自在にFRPを使いこなすことが出来ると型なしから直接整形できて効率的なんですが・・如何せん・・・・・(涙)
by ロートレー (2015-05-17 04:58) 

kinkin

今思ったのですが、まずは錆びている部分を表裏両面を徹底的に磨き、これ以上
サビが進まないようにしてから、裏からある程度の曲げで裏板を貼付けて
裏側からのサビが出ないように防錆、表面は穴(欠落部)を金属パテで埋め戻し
成形って言うのはどうでしょう。
by kinkin (2015-05-17 18:41) 

ロートレー

kinkinさん アドバイスを感謝します。
なるほど、確かにそのようにすると板金はそれほどの精度を必要としないし、
金属パテを整形するのは時間をかけると素人でも上手くいきそうですね。
それに金属パテなら強度もありそうです。
裏打ちする方法は思い浮かびませんでした~
by ロートレー (2015-05-17 21:27) 

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