我が家は、急斜面に立っていて、コンクリート基礎正面部分に玄関と車庫がありますが、基礎全体の3分の1以上が地下にあるので、建築基準法上は地階扱いになります。

長年、コンクリート基礎を打ち放し状態に放置していた関係で、コンクリートのひび割れから浸透した雨水で鉄筋が腐食して膨らみ、爆裂症状が見られるようになって、去年あわてて、ボンド注入工法で緊急対策を終えたところです。
「ボンド 注入工法1 E206W注入」>https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-03-14 

昨日、雨水浸入路になっていた母屋本体とカーポート、屋外通路屋根屋根との隙間を下見板風アルミの水切り板でふさぐ工事を終えたので、いままで放置してあったコンクリート基礎部分の防水塗装にかかることにします。



1.壁面の埃や塵を洗い流す

 

 



2.エマルジョン希釈液を下塗りする



湿り気が残るうちに、エマルジョン5倍希釈液を刷毛塗りする。(下地調整)



エマルジョンには、ULP製作用に買い込んいたシーレックスを使用します。



足場が不安定な場所は、ハーネスで安全確保して、刷毛塗りを進めます。
エマルジョン希釈液はコンクリート躯体に浸透して、ハイモルによる下地コテズリの接着効果を高めます。


 
3.ハイモルをこて塗りして下地を均す

<調合>   ハイモル:エンマルジョン:水=1Kg:0.1Kg : 0.22Kg

<練り>  ミキサーで 3分以上

<作業時間>  夏  1 時間以内

<塗り厚>  1 回 1~2mm 1 日 5mm以下

<養生>   10日程度 (シート養生,散水)
 


(1)開口部をハイモルで仕上げる



アルミサッシをマスキングして



水切り部分にハイモルを盛り、パテべらでしごいて仕上げる



窓枠上下はハイモルのヘラ仕上げ、左右は変性シリコンのヘラ仕上げです。
上手くできました。


(2)コンクリート壁のヒビ、欠損部、気泡跡、凹部を均す 

下塗り塗料(パーフェクト・フィラー)でカバーできないようなコンクリート躯体の大きなヒビや傷などをハイモルで大まかに均します。(下地調整)

夏季、練り上げたハイモルは1時間ほどで硬化し始めるので、
必要作業時間を考慮して1回に1kgずつ練って、塗り広げていくことにします。










大きな傷は

砂+シーレックス で大まかに凹部を埋めて

ハイモルで仕上げる

(3)下地を仕上げる




コンクリート壁に塗り広げたハイモルをサンダーで仕上げて、下塗りに備える。

この後、天気が続く日を選んでパーフェクトフィラーをコンクリート基礎全面に塗布することになります。