石垣積みは、雨が降り続いて思うように進んでいません。

代わりに、昨年実施のボンド注入工法のその後をレポートします。


7.ずれた壁を補強する
 
 車庫のコンクリート壁に打ち継ぎ接続した外階段の接合部分がずれてきて、継ぎ目から漏水するようになってきたので、補修することにします。

 
 
 
 せんべいの耳を落とすようにチゼルでコンクリートの出っ張りを欠き落とす。

 

 振動ドリルで、エポキシ注入口を開口する。

 

 開口部にストローを挿入して注入口を確保してから、注入台座を固定するため周囲をパテ詰めする。

 

注入口に台座を取り付け、コンクリート壁の隙間を剥離シールONEでシールする。
(剥離シールONEは注入するエポキシ液を外部に漏らさず、内部に深く浸透させるために施す表面シール剤で、エポキシ液注入後、帯状に撤去できるよう工夫されています)

 
 
 シリンダーでエポキシを圧力注入する。
 かなり入りました。
 (反対側の隙間から漏れ出した分もかなりありそうですが)

 
 エポキシが硬化したら、剥離シールONEと台座を引き剥がし、出来た隙間には強化モルタルで埋めてならす。
完治は難しそうですが、当面、ずれた(隙間が広がった)部分からの漏水は減少するはずです。

 これで、注入シリンダーを使用したボンド 注入工法によるコンクリート壁の補修・補強は一応終了です。

今年は、コンクリート壁の荒れた部分を均して下地を作ってから防水塗装したいと思います。


 

<前記事>
「ボンド 注入工法1 E206W注入」https://lawtray.blog.ss-blog.jp/2021-03-14