調べるほどに、ロードスターにとってサイドシルの腐食は見逃すことの出来ない症状であることが分かってきました。
特にNA6系はすでにパネル類の供給が終了しており、旧車が真っ先に腐食する部分だけに交換可能な程度に保存状態が良好な中古リヤフェンダー・パネルの入手は期待できないでしょう。
我が車のサイドシルは腐食が結構進んでいるので、完全に錆を取り除くと大穴が開いて原型をとどめなくなる可能性があります。
そうなると修復時に支障が出るので、
修復にはいる前に取りあえず患部の現状の型を取っておいて、今後の修復作業の拠り所とすることにしたいと思います。
洗車してから車庫に入れ、ジャッキアップして馬を入れる。
型取りするために研磨すると錆が崩れて穴が開いてしまった。
まだ周囲が錆で膨らんでいますが、これ以上研磨するとどんどん穴が大きくなって形をとどめなくなりそうなので、これくらいで止めておきます。
アルミテープで錆び穴をふさぎ、これ以上穴が拡大しないように患部を固定します。
石膏ボードの切れ端で、型枠を作ってホットボンドで組み立てる。
ボデー部分には油粘土で仕切り板(クッションフロアーの切れ端)を取り付け
型抜き剤としてシリコンスプレーを吹いてから、石膏をといてぼろ布とともに塗りつける。
石膏ボードの堰板をホットボンドで取り付けて、石膏を上まで流し込んで今日の作業は終了です。
2~3日置いておくつもりでしたが、翌日見ると石膏と車のボデーの接触部に少し隙間が出来ています。
シリコンスプレーが効いていて、あっけないくらい簡単に外れました。
外枠を付けて、パテで大まかに石膏の気泡を埋めたらメス型の完成です。
錆びによる膨らみ(メス型の凹み)が気になりますが、膨らみの修正はメス型をいじるより、オス型を削って修正するほうが楽そうなのでメス型はこれにて完成とします。
ついでにメス型を使い、厚紙でパネルの断面を写し取ります。
患部の前後2枚の断面厚紙を切り出し
補強鋼板のパッチを製作する際の治具(ゲージ)として使用するつもりです。
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