起動不能になったZENOAH G365AV エンジン・チェーンソーを蘇生するためキャブレターの分解洗浄を行います。
キャブレターは、WALBORO WA64A

キャブレターを洗浄後、元通りに組み立てるために、分解の過程をできるだけ詳しく写真に記録していくことにします。


作業しやすいように、ガイドバー、ソーチェインを外します。


キャブレターの吸気フィルターのフタを取ります。


吸気フィルターが現れる。


吸気フィルターを外すと、キャブレターが現れる。


キャブレターを止めている2本のボルトを4mm六角レンチで慎重に抜く


ボルトを抜いて、チョークのシャッターを外す。
2個のシム(平ワシャー)を無くさないように注意する。


キャブレターには、2本のゴムパイプが接続されている。


上部のパルスパイプと下部の燃料パイプを抜く(手で容易に抜ける)


HLニードル調整スクリューの反対側にキャブレターをずらして、スクリューをキャブボックス内に引き込む。
まだ、スロットルレバーのに背後からアクセルトリガーロッドのフックが接続されている。


キャブレターを反時計回りに回転させ、知恵の輪を外すようにフックを外す。


外したキャブレターは、誇りっぽくて寒い地下室からクリーンで暖かな室内に移動する。


キャブボックス内部はきれいに清掃して、シリンダー内にゴミが落ちないようにフィルターとカバーを元通りに取り付けてチェーンソーの本体は地下室に保管する。


アイドリング調節スクリュー(T)の先端は、スロットルレバーの白矢印部分に乗っていた。
取り付け時に注意!
H,L ニードル調節スクリューを時計回りに止まるまで閉め込んで、戻し位置を確認、メモします。
H  1回プラス1/8
L 1回プラス7/8


スロットルレバーをひねるとベンチュリー内のダンパー(バタフライ弁)が開閉する仕組み
この部分は、燃料経路に無関係で、プラスチック部品も使用していないので分解しないことにする。

1.メタリング側の分解


H、L ニードルの調節スクリューが属するメタリング側のハッチを開く


燃料噴射をコントロールするメタリングダイヤフラムが現れるので、慎重に外す。
(裏表があるので取り付け時に注意!)


びっちり詰まった部品に目がいきますが、順番としてはガスケット(黒)を外す。


小さなマイナスドライバーでガスケットを外そうとしたが焼きついていて千切れてしまう。



デザインナイフで削り取るより方法が無くなった。
(まずいことにプラスねじでとまっていた半月形のステンプレートを外したままだった。)


丁寧にガスケットの残屑を取り去る。
(が微細な屑が内部に落ちた可能性あり、深く反省!) めげずに前へ
次は、大きなマイナスねじでとまっているシーソーのような動きの部品を外す。
あくまでゆっくりと取り出し、組み立て状態を確認したい。


ズルズルと抜けて、インレットニードルが付いてきた、とたんにばらばらに
上手く再組み立てできるだろうか、どうやって組み立てるかは後
めげずに前へ


半月ステンプレートの下の黒い半月プラスチックシートを外す。
かなり密着していて取り外しで多少変形した。


2枚で構成されている。
(取り付け時の順番、裏表、左右確認必要!)


分解したメタリング側の部品の全て


2.ポンプ側の分解


メタリング側の反対側にあるポンプ側の蓋のマイナスねじを抜きます。


蓋の裏にポンプダイヤフラムが付いている。


キャブレター側に円形のフィルターが現れるので、綿棒で丁寧にクリーニングする。
蓋の裏のポンプダイヤフラムを慎重に外します。
ポンプダイヤフラムは2枚で構成されている。


ポンプダイヤフラム側の部品の全て


最後にH,L調節スクリューを外す(微妙にサイズが違う)

以上分解の結果、WA46Aキャブレターに必要な最小限のリペアーキットは次回から

WARBLO WAキット 680円があればよいことが分かりました。
http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/ponkichi173 キャブレターパーツドットコムのヤフオク店即決価格

次回は、キャブレターの洗浄に取り掛かります。
http://lawtray.blog.so-net.ne.jp/2014-11-27

今日の記事は如何でしたか
ブログランキングが更新の励みです。 よろしければ下のボタンから応援してやってください。

にほんブログ村

にほんブログ村     

飛行機 ブログランキングへ        

にほんブログ村
日本ブログのトラコミュに参加しております。 こちらもご覧ください。

車中泊改造アイデア集

自作飛行機