永年、車庫のコンクリート壁のひび割れから雨水が浸水して、鉄筋の錆のために爆裂寸前になり、昨年ボンド注入工法で対策しました。



仕上げ工事にかかる前に、雨垂れがコンクリート壁を濡らす原因である、カーポート屋根と上屋の隙間を塞ぐことにします。



カーポートは緩い勾配屋根になっているので、水きり板は現場あわせで作ります。



カーポート上部の外壁ボードを外し、その下にアルミ屋根の廃材から作った水きり板を挿入してから
元通りボードを取り付けてやります。




脆いボードが割れないように、慎重にステンレススクリュー釘を外す必要があり、2日がかりの工事になってしまいましたが

アルミの水切板を上手く敷き込んで、デッキ材にオーバーラップさせることができました。
カーポートはこれで、大丈夫でしょう。


引き続き、外階段通路屋根の隙間からの雨漏りについても修理することにします。



アルミ屋根の廃材から水切り板を切り出して



上屋外壁下端の水切り金具の下に水切り板挿入し、ポップリベットで接続して、折り板屋根材にオーバーラップさせて隙間を塞ぎたい。



外壁下端の水切金具の下にスタイロフォームを詰めて、作成した水切板を挿入していきます。



こんなイメージで、挿入したアルミの水切板をポップリベットで取り付けていくのですが



真下から挿入できる1枚目はかろうじて取り付けできたものの、角度が付いてくる2枚目以降は水切板がスタイロフォームに刺さってしまいどう頑張っても入らない。
足場の悪い折板屋根の上で中腰の作業で体力も限界、どうしよう・・・・・・・



両面テープでスタイロフォームを水切板に直接貼り付けて挿入してみることにします。



これで、なんとか挿入できて、2枚目もポップリベット止めできました。



しかしこのアイディアもここまで、残った隙間は挿入スペースがあまりにも少なくてギブアップ、打つ手なし

しかも、ここの部分は、上部の流れ屋根からの流水が流れ落ちる場所で雨漏りが最も激しい部分なので、なんとしても対策シナケレバならない箇所です。

寒くなってきたし、妙案は浮かばないし、明朝までにアイディア練り直して出直しです!

翌朝

既設の水切金具の下に水切板を取り付けるのは、スペース的に無理なので、壁のボード下端をめくって、その下に挿入する方向で試してみることにします。



アルミ屋根の廃材を形状に合わせて切り、水切板を成型する。



ボードの下端を止めているステンレスねじを抜いて浮かせ、押し広げて、成型した水切板を挿入する



水切板を挿入して、ボードを元通りにねじ止めしたら、ようやく完成です。

何とかやり終えました。   あ~疲れた。