GV-9i ポータブル発電機に各種の防音対策を講じて、デュアルマフラー設置で▲2dBほどの減音をみました。
また,暖気排出口に暖気回収防音BOXを設置して更に▲5dB~8dBほどの減音をみましたが、BOX内が高温になる弊害が発生。
温度度上昇を抑えるため暖気回収BOXに新たにより大きな排気口を設ける必要が出てきました。
排気口を新たに開口することによりせっかくの減音も効果が薄れることになるでしょう。

それで、製作中のアウターBOXの構造は、これらの不具合を吸収して解決する方向で検討を加えることにします。

アウターBOXとは、マシン自体を外から防音材で包みこむ形体のアウター防音BOXを作って、マシン本体から発生する、機械音、振動、騒音の全てをトータルで封じ込めようとするものです。

今後、、アウター防音BOXの製作に最後の望みを託すことにします。
アウター防音ボックスは、DIYで極力安価に仕上げたいと思います。


1. 防音材の調達

(1) 遮音シート

遮音シートは、屋根の防水工事であまったタディスセルフシート(改アス防水シート)を流用します。
これを隙間なく張り詰めたら水も漏らないくらいにばっちり遮音できるはずです。

(2) 吸音材

DIYセット 【カッター付き】片面のり付き☆吸音材 防音材 デッドニング ウレタンスポンジ 20枚
35mmつの厚の発泡ウレタン20枚を2,500円で落札したので、これをたっぷり使って、吸音材として使用する。
グラスウールに比べて吸音効果は20%増しと謳っています。
片面に接着剤がシールされており、グラスウールと異なり、表面仕上げが不要なので、工作の手間が省けるのが利点です。


2. 床構造防音ボックスを作る。



床BOXには、吸気サイレンサーと排気マフラーの機能を持たせて防音効果を高めるようにします。


床BOXの内部にタディスセルフ・改アスフェルトを切れ目なく貼り付ける。


その上から仕切り板(1"×4”)を木ねじで止めていく 
 とここまで順調に作業を進めていたのですが、
本日、暖気回収BOX設置後ののエンジンテストで、消音効果は認めたものの、キャブレターの吸気不足と思われるエンジンの息つぎ動作と暖気回収BOX内の過熱が収まらない不具合が判明したために今後の改善に向け従来の設計・計画を見直すこととします。

BOX内に新鮮空気を吸入するために設けた吸気防音通路を急遽、暖気回収BOX内の過熱暖気を排出するための
排出防音通路として使用することに変更します。
(吸気防音通路は吸気グリル側に別途新たに設けることにする)


空気吸入ファンの向きを変えて、暖気排出ファンとして使用する。
排出空気量を増やすため、通路の壁の高さを急遽2.5cmずつ付加する。


仕切り板にも防音スポンジを貼り付ける。


デュアルマフラーから出た排気ガスは床部分の排気ガス防音BOXに導いて減音してから外部に放出する。


床BOXの防音スポンジ(35mm)の貼り付け完了です。


床BOXの底板に両面テープで10mm厚のスポンジを貼る。


防振ゴム足を取り付けてBOXの底板を閉じる。

床防音BOXは一応完成しましたので、次は先日不具合を起こした暖気回収BOXの手直し、改造を行います。

(続く)