バックカメラ  Avail as26 





積雪期の左右確認のため、フロントのナンバープレートに小型カメラを取り付けてみたものの、エンジンルーム隔壁が邪魔になり、RCA接続コードを車内に引き込めません。

インターネットで調べると、エンジン隔壁に電線の束を車内に取り込んでいる穴があるので、そこにコードを割り込ませると良いとある。
確かにヒューズボックスの近くの隔壁にその場所があったが、ぎっしりと細い電線が詰まっていて、しかも電線保護のため頑丈なゴムでガッチリ巻かれていて、隙間がまったくない。
ゴムに穴を開ける際、うっかり細い電線を切ったり、傷付けたら、取り返しがつかないことになるので躊躇してしまう。
あとは、エアコンのホースの取り込み口を使う手もあるようですが、バッテリーベースやウインドワッシャー・タンクなどの奥にあって容易に近づけない。


でも、探しているうちに偶然、隔壁の上部に使用していない、ゴム製のめくら栓(グロメット)を見つけた。


栓を外して通線を試みると、何かにぶつかって真っ直ぐには通らないものの、斜め下方向にやっと通る狭いスリットを見つけた。
車内側は、フットブレーキの上部付近に出ます。車内からは目立たない絶好の場所!  

しかし、カメラから出た映像用RCAプラグが通るほどの隙間がないから、RCAプラグを一度切り落としててコードだけを通し、車内に引き込んでからRCAプラグを再び付け直すことにする。


グロメットに半田ごてで小さな穴を開けて、RCAコードと電源コードを通して、蓋をする。

切り落としたRCAプラグは再利用できない構造なので組み立て用のRCAプラグを別途購入する必要がある。


秋月通商から 組み立て用のRCAプラグ¥150 を2個購入する。   


車内に引き込んだコードにRCAプラグを取り付けモニターまで導く。
RCAコードをバラしてみると、意外に単純な2線式。
これなら、RCAプラグを苦労して組み立てるより、コード同士を直接接続したほうが楽だったかもしれません。


引き込んだ電源コードはカメラのセレクタースイッチまで導いて、接続する。



今まで、バックモニターとして使っていたNUVI900は、自作飛行機で使うために取り外し、代わりに入手したのがこのプッシュアップモニター
オンダッシュタイプで、使わないときは畳んでおく事ができるので、ダッシュボードの上に乗せて使うことにします。


コードの取込み口をモニターの側方から後部に移して、正面からコードが見えないように変更します。


プッシュアップした画面が上を向いて、光って見づらいので、スライドレールにストッパーを咬ませて、画面が若干下向きで止まるように調整します。


鼻先カメラの画像テスト成功!   (バックカメラの流用なので駐車のガイドラインが目障りです)

翌朝、早速テスト走行してみます。

本通に出る前にセレクタースイッチを鼻先カメラに切り替え


モニターをプッシュアップして、壁の右側方から接近する車両を確認する。
首を前方に伸ばさなくてもよく見えます。
もう雪山がなくなっているので、カメラの有難味はさほど感じられませんが、
右側方向の視界、解像度はバッチリです!


左折してして、カメラセレクタースイッチをバックミラーカメラに切り替え、後続車の状況を確認する。
リアピラーが邪魔にならないので、ルームミラーより視界は広い!
視線を前方に保ったままモニターで後方も確認できるので運転が楽です。

テスト終了。 視界はばっちり、なかなか使い勝手が良いです。 残念ながら、肝心の積雪期は終わってしまいましたが・・・
2年がかりのアイディアがようやく実現しました。

関連記事  カメラセレクター
http://lawtray.blog.so-net.ne.jp/2013-03-17


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  • メディア: エレクトロニクス