今日、作業中に電のこが急に不調を来たし、スイッチが上手く入らない。
だましだまし使っていたが、そのうち、完全に沈黙して、動かなくなってしまった。
はかない望みを託して、スイッチ部分を取り出してみましたが、密閉されていて分解も出来ない構造で全くお手上げ状態です。


思えば長い間故障もなく使い続けてきたものです。
1975年11月製造 日立 PSB-7 最大切り込み65mm 歯径185mm


我が家を自作することを決心して、最初に購入した本格的電動工具がPSB-7でした。


38年間に、2棟の住宅、一棟の物置を建て、DIY作品の製作の全てフルに働いてくれました。


忘れられない事件もありました。
PSB-7でテーブルソーを作って間もなく、フリーハンドでノコを使いたくて、PSB-7をテーブルから外して、コンセントに繋いだ途端、電のこが歯を剥いて猛烈な勢いで地面を駆け回り、危うく轢き殺されるところでした。
全く、私の手落ちで、スイッチオンボタンを押し込んだままだったのです。
おまけにテーブルに設置するために、安全カバーも外したままでした。
結局、暴れまわった電のこが自分の電源コードをぶち切って暴走は終わりましたが、思い出しても恐ろしい思い出です。(突然のことでコンセントを抜く余裕もありませんでした)

ともあれ、38年間、私の半生に付き合ってくれたPSB-7 はいつも頼もしい相棒でした。

しかし、この古さでは、修理部品は既に廃版で払底しているので、修理の望みもないでしょう。
むしろ、ここまで良く働いてくれたと感謝して諦めるべきなのでしょうが、
明日、日立工機のサービスセンターに持ち込こんで臨終の宣告をうけるまでは、延命を図る道を探そうと思います。(涙)

翌朝、ロードスターのトランクにPSB-7を載せてサービスセンターへ出かけたが、1年前に厚別に引越ししてしまっていてガックリ!
臨終の宣告をうけるために、わざわざ厚別まで足を延ばす気力はない。
取りあえず電話を入れて情報収集することにした。

日立工機札幌サービスセンター担当者は親切だったが、在庫のあるPSB-7修理部品はカーボンブラシのみ、
症状から考えられることは、電源コード(5芯)の断線、スイッチの故障、カーボンブラシの磨耗が有力、
モーターは多分大丈夫だろうとの回答を得た。
コード(5芯)は切断事故の際、既に廃版だったので、自分で工事用の圧着ニューム管でカシメて接続してあるので外れることはまず無いだろう。

在庫がカーボンブラシしかないのであれば、それでも購入して確かめてみるしか無いだろうとその場で発注依頼すると、
「近くのホームセンターで売っているから、カーボンブラシの減り具合を確かめてから、購入したほうがよいですよ」と私の焦りをよそにあくまで冷静に教えてくれた。


今更、カーボンブラシかと思ったが、わらをもすがる心境でマイナスドライバーを使ってカーボンブラシを引き出す。カーボン部分の長さは12mmでまだ使えそうです。


バネの部分をしごいてまっすぐに伸ばすと、圧力は充分あるし、原因がカーボンブラシ損耗でないとすると原因は他にあることになる。結局カーボンブラシを購入しても無駄ということだ


ただ、微粉がキャップの付近にすこし溜まっていたので、開きついでに、カーボンの鉛の接点に紙やすりをかけ、歯ブラシでキャップ(接点を受けている)の凹みを掃除してやった。

やれやれ、次はやっぱりコードの断線を再調査せざるを得ないかと


組み立て終わった電ノコのトリガーを何気なく引くと、いきなりビューンときた。
おまけに、キュンとブレーキまでかかるようになってしまったじゃない!

ええっつ、本当かよ!

何遍やっても同じ、 うそじゃないようです。

息吹き返したみたい。

38年来の相棒といっておきながら
可愛がっていなかったことがバレばれですね!


今日の記事は如何でしたか
ブログランキングが更新の励みです。 よろしければ下のボタンから応援してやってください。

にほんブログ村

にほんブログ村     

飛行機 ブログランキングへ        

にほんブログ村
日本ブログのトラコミュに参加しております。 こちらもご覧ください。

車中泊改造アイデア集

自作飛行機