1.工事計画

(1)雨水貯水タンク




製作コストを抑える最大の切り札は、現在全く使用していない1,500Lの地下ポリタンク(以前の便槽)を再度洗浄・殺菌して再利用することです。
(、蛇口の色を変えて、間違って飲料にしないように対策したいと思います)


タンク内を点検してみると、以前洗浄・殺菌の後、土圧でタンクがつぶれないように注入した水道水で満たされていますが、藻の発生もなく、底が見えるくらいに澄んでいるので環境的には一安心です!

雨水が地下ポリタンクに集まるように雨水誘導路(雨どい、排水溝)を工夫して作り、草花、畑への水遣りに加えて、洗車や打ち水などにも利用できるようにしたい。

タンクから雨水を汲み上げるのに、ポンプが必要になるので、オークションで手ごろなものを手に入れる必要があります。

(2)集水方法

北海道は、積雪地のため三角屋根の家には雨樋は付けません。付けると雪と一緒に落ちてしまうからです。
 そこで
①中庭に面する差し掛け屋根だけに雨樋を付けて、用水タルに集めて中庭の草花に直接利用できるようにする。
 その雨樋は冬には取り外しが容易なように工夫して取り付ける。
②その他の降水部分については、排水溝で雨水を集めて、地下タンクに誘導して貯水するように工夫する。

(3)井戸ポンプ

①貯水量は最大でも地下タンクの1,500L に限定されるので、使用するポンプは強力なものは不要です。
 満タンでも一時間程度ポンプを回すと空になります。
 程度の良い中古品を探します。

②自動式加圧ポンプの場合、設置場所は、冬の水抜き、メンテナンスのし易さを考慮してウッドデッキ脇の漬物小屋内か母屋地下室に設置する。


2.集水工事

(1)地下タンク周りの工事
家の周りは傾斜地で、相当な高低差があるので、終点であるタンク周りから整備していくことにします。


地下タンクのアクセス口の高さが、周りの水道メーターよりかなり低いので、高さを揃えるためアクセス口にカラー(アジャスター)を付けて27cmばかりかさ上げする。


「溜め枡」から、地下タンクに雨水を供給するため給雨口を開口する必要があるが、厚いポリタンクに新たな穴を開けるのは大変なので以前、自分で設けたオーバーフロー管を利用することにします。


オーバーフロー管を途中で切断して、タンクに残った管を給雨口に、反対側の排水管は上方に延長して「溜め枡」につなぎ「溜め枡」のオーバーフロー管として使います。
次に、土留めのブロックを積むため捨てコンを打つ
(屋根からの雨だれで土砂が流れるので、この機会に擁壁を作ることにします)


翌日、土留めのブロック(一段目)を積み、家のコンクリート土台をアンカードリルで穿ち横筋を挿入する。
土留めブロックの2~3段目を積む前に塩ビの給水管(VP20)を敷設してしまいます。


カーポートの脇に水栓を付けて洗車や散水に使用する計画です。
(水栓の取り付け口は、この土留めコンクリートを打設したときから埋め込んであったもの)

暑い一日でしたが、これで、地下タンク・アクセス口周りのレベル出しと土留ブロックの基礎工事は山を越えました。
ここを起点にして、雨水タンクシステムを整備して行くことになります。


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