我が家のロードスターにヒッチメンバーを取り付けることにしました。




ヒッチメンバーにバイシクル・ヒッチキャリヤーをつけて散走用の小さな自転車を持ち歩くのが目的です。
ヒッチメンバーは昨年、e-bayで購入済みのCURT製です。


取り付け説明書

頼りは、以前どなたかのブログ記事で「ロードスターは乗用車には珍しい梯子状の桁構造(トラックなどに採用されている)なのでヒッチメンバーを取り付けるのに適している」と言う言葉だけ

ヒッチメンバーを出来るだけローコストで装着したいので、まず自分で取り付けを試みて、いよいよ手に負えなくなったら、そのときは業者さんに頼ろうと思います。

取り付け説明図を見ると、ヒッチの取り付け位置が、バンパーの取り付けボルトより後方になっている。
これからいくと、ヒッチはバンパーの内部にとりつけることになるので、バンパー取り外しは必至ということか。

ヒッチ取り付けのためにバンパーを取り外した方のブログを読むと、バンパーの取り付け金具〈ピン)を痛めないで取り外すのがかなり難しいようで、それを考えると今から気持ちが滅入ってしまう。

まずは論より証拠、ロードスターの下にもぐって、牽引フックの周りを覗いて見たら。


右側牽引フック
おお!

左側牽引フック

なんだこれは、  取り付け説明図が全く違っているじゃないか!
牽引フックが取り付けられているEXTENTION金具の向きが図面と完全に逆向きだ。現実には牽引フックがバンパーの取り付けボルトより前方に取り付けされている!

これならバンパーを外さなくとも牽引フックを取り外すことができる。また、その跡にヒッチのクロスメンバーを取り付けるのも楽にできる!

うれしい誤算! それにしても、人騒がせなとんでもない図面だ
牽引フックが左右両方についているので、左右二個のフックの取り付けボルト穴がそのままヒッチのクロスメンバーの取り付け穴に使えるとなれば、自分でヒッチメンバーの取り付けが出来そうです。


ロードスターの前輪に車止めを噛ませてから、ジャッキを使い、後輪の前にブロックの馬をいれる。


前後左右に揺れないように、馬をハの字に入れた。


これだけ尻を上げると、左右の牽引フックが良く見えます。


ラチェットレンチを使い右側の牽引フックを外す。


牽引フックを取り外した裏からEXTENTION金具(バンパー取り付け用の補強ボックス)が現れる。
この2個の穴にヒッチのクロスメンバーをボルト止めすることになります。


同様に左側の牽引フックを外す。(バンパーマウンティングナットは元に戻します。)


ここで、購入してあったクロスメンバー(CURT製)登場!


試しに、入れて見る。
キッツ~! 入らない。
最終的には、力技になりそうなのが分かったところで、無理はせずに、ここは一旦外す。


小さく(8mm) 短いボルトが外した古いボルト、新しい太い(12mm程度)長い(90mm)ボルトでクロスメンバーを取り付ける。

ということは、溶接された受けナットのボルト穴8パイを、12パイ以上に広げてEXTENTION金具(補強ボックス)内部を貫通させなければならないということだろうか?

ガーン!   間違いない、図面にもそう描いてある。!    
う~ん、これは結構大変そう
ナットが焼入れされていたらアウトだな~
溶接されているから、焼きなましされていることになるのかな?

それに、手元にある最大のドリルビット径は10mm
ホームセンターで12mm なんて金工ビット売っていたっけ?

そうこう悩んでおるうちに、寒くなってきので、今日はここで一旦終了にしようか!


・・・・・・・・・・一晩考えてみた

そんな難工事に挑まなくとも、牽引フック用に前から付いていた取り付けナット(片側8mmパイ2個)を使用してヒッチのクロスメンバーを取り付けたらどうだろうか?

貫通ボルト(12mm)に比べて、強度は落ちるだろうが、8mmのステンレス全ネジボルトを貫通させたらどうだろう
、下地は、牽引フックに耐えることが出来る梯子フレームのEXTENTION金具(バンパー取り付け用の補強ボックス)でハードポイントととして充分なはず。
(ロードスターのヒッチメンバーの強度はBクラスで牽引能力550Kg,ヒッチの垂直加重75Kg)

ヒッチメンバーにバイシクルキャリヤーを取り付けて、自転車2台(40Kg程度)を載せるのが目的なら、強度的にはそれでも充分なはず?

これで、ロードスター・ヒッチメンバーの取り付け方法はほぼ決まった!

下記の2段構えで行くことにします。

① 牽引フックの取り付け用受けナットと同じ径(8mm)の全ネジ・ステンレス長ボルトでクロスメンバーブラケットとフレーム内部を貫通させた上、フレームの外側からワッシャー、ナットで緊結して、自転車用ヒッチキャリヤー用のヒッチメンバーの取付けを終了する。
EXTENTION金具(バンパー取り付け用の補強ボックス)の反対壁には、既にダミーのボルト穴が開いているので、新たに貫通用の穴を開ける作業の必要も無い。

② 将来トレーラーを引きたくなったその時には、取り付け説明書どおりにナット穴を拡大(12mm)し、長ボルト(12mmパイ)で貫通して締め付け補強する。

  

取り行け方法が決まったところで、取り付け前に、周辺部の錆がひどい部分にワイヤブラシをかけ


錆止め塗料で補修しておくことにします。


数日後、

8mm径のステンレス・ボルト(90mm長)が届いたので取り付け作業を再開します。


ヒッチメンバーを差し込んで、ハンマー叩いて、押し込んでいくが、片方が入るともう一方が出てきて全くお手上げです。
すでに外すに外せない状態なので、とりあえず片方にボルトを通すため片側だけを懸命に叩き込み


何とかボルトを捻じ込んだ


ボルトを貫通して、ステンレスUナットで仮止めして、反対側の叩き込みに移る。


反対側は、前にもまして入っていかない。ハンマーを一番大きなものに換えてガンガン叩き込み、最後はカケヤを使ってようやく定位置まで叩き込むことに成功した。


ラチェットレンチを使いボルトを貫通させて、Uナットで固定する。


ハンマーで潰れたブラケットの角は


ディスクグラインダーで整形して塗装する。


ヒッチメンバーのレシーバーにヒッチボールブラケットを装着して見ます。


レシーバーにヒッチボールブラケットのロッドを下から挿入して、ピンで止める。


使用時にはこんな感じに出っ張りますが


不要時に、ヒッチボールブラケットを外してしまえば、ほとんど見えないので、この車がヒッチメンバー(クロスメンバー)を備えているとはだれも気がつかないでしょう。

これでバイシクル・ヒッチキャリヤーを取付けするためのクロスメンバーの取り付けは完了です。

(追記)

後日、取り外していた牽引フックをヒッチメンバーの外側(両側)にボルト止めしました。

なお、ロードスターのヒッチメンバーに2”バイシクル・ヒッチキャリヤーを装着・使用するためには、レシーバーを2”に加工・変換する必要があります。
変換アダプターの取り付け加工については、別途レポートします。

どうぞお楽しみに!

!!!!!留意事項!!!!!
何とかヒッチメンバーを取り付け出来ましたが、以上はメーカー指定の方法でありません。
あくまで、私が自己責任で行った簡便工事の記録であり、他の方に推奨するもので無いことご承知下さい!


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