35年前、セルフビルド・ホームを建築中の私には資金が無かったので、当時はやりの2缶式ボイラーのセントラルヒーティングは諦めざるをえませんでした。

そこで飛びついたのが、温風式のバルカンスーパーヒーターでした。

セントラルヒーティング用の給排気送風機が別売りになっていて、それを装着するとセントラルヒーティングとなる仕組みのものでした。

安いといってもセットで購入すると、工事費も含めそれなりの資金が必要で悩んでいたら、

当時の新聞連載記事に、普通の灯油ストーブに、150パイ塩ビパイプを送風管として使用して全室暖房している方のシステム紹介がありました。

安価な、150パイ塩ビパイプなら私にも手がでます。早速模倣させていただくことにしたのです。



ストーブの真上(暖炉の上)に150パイの塩ビパイプを引いてきて、先端に電動パイプファンつけて暖炉上部に溜まった暖気をパイプ内に送風します。
右側に見える穴は、2F寝室に暖気を送る通気穴で、ハッチ開閉で温度調節しています。



暖炉から送風された暖気は、居間天井ー廊下天井を経由して洗面所に導かれ



途中でトイレ



洗面所で暖気を放出した後、2F寝室へ導いて全室暖房を期待したものです。

しかし、結果から言えば、当時暖気のリターン設計まで頭に無かったので、容易に全室の室温を上げることができず、積極的利用は少くなり、最近まではCATVのコード敷設パイプとしか使われていませんでした。

ところが、数年前、1F階段室に寒気遮蔽の防寒スライドドアを設置して1Fフロアーの暖房空間を独立させたことで、状況が一変しました。

2F送気口を塞ぎ、1Fのみで暖気を循環させると、1F廊下が暖気のリターン路として巧い具合に作用して1Fフロアーの室温の平均化が可能になったのです。

加えて今年、ケルビネーター延命作戦で電気温水器室(洗面所)の空気で冷蔵庫の放熱器を冷却して温水器室に放熱するようにしたので暖房の相乗効果が楽しみです。


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