<< 一体型COSMIOのSSD交換 >>


我が家のPCはほぼ全部SSDに換装済みとなり、快適な操作環境になったのですが、ただ1台
一体型PCの COSMIO DX(Win10) はHDDのままで、当初からのモッサリ感が殊更際立つようになってしまった。

なぜ手付かずでいたかというと、一体型COSMIOのSSD交換のためには、PC本体を分解する必要があり、その分解作業がプロでも心が折れそうになるくらいめんどい作業になることで有名だったからです。(下記参照)

COSMIO 分解情報

COSMIO-DX HDD交換
http://dynabook.biz/reduce_pc/7008/
http://phdarin.blog.jp/archives/1066878724.html

U-TUBE COSMIO-DX 裏カバー取り外し動画
https://www.youtube.com/watch?v=q0N0F-npi7k

なるほど、これでは気が重いです。
下手すると、PC外装や爪部分を痛めてしまいそうです。

しかし、我が家のCOSMIOは、もともと4画面フライトシミュレーターのメイン機として設置したものなので、なんとかして高速化してシミュレーターとしての秘めたる空力反応を体験してみたい。

そこで、上記の解体情報を繰り返し何度も読んで、ツボを再確認したうえでチャレンジすることにします。



1.ディスククローン(SSD) の作成



   解体前にAOMEI BACKUPPER(standard)を使ってCOSMIOのディスククローン(1TB SSD 2.5インチ) を作成する。(内臓HDDが1TBなので^^)


2.一体型COSMIOの解体

上記の解体情報を参考にさせていただき、自分なりの工夫を加えて説明していきます。 



PC本体のシェルを分解する前に、立ったままの状態で裏側から、2箇所の部品を取り外してしまいます。(右手のモニターで解体情報を確認しながら作業することにします)

(1)PC裏面の右上にあるメモリーハッチを開けて、コネクターを抜く。





これで、背面のシェルを取り外しても、線が引きちぎられることがなくなりました。


(2)左下にあるCDドライブをピンで開けて蓋?の部分を外す。





  矢印の部分に、蓋(カバー)の爪が挿入されて止っているので、



  ピッタリのサイズのマイナスドライバーで
   爪を奥に押し込みながら少しずつ爪を抜いてカバー外す。

  これで、本体シェルの分離準備が整いました。



(3)PCシェルの分解

 この先は、画面を床のマットに伏せてシェルを分解していきます。

 


 根元のビスを抜き脚部を外す



 枠の左右と上端の合わせ目に、時計裏蓋用のステン薄板を差し込んで隙間を広げていく
  ある程度隙間が広がったら、車の内張りはがしが役に立つ。
  欲張らないで少しづつパリパリと剝がしていく。
  ここまでは順調!



 下部の結合は強力ですが、力技は控え、車の内装はがしをレバーにして根気よく、少しずつ隙間を広げていくとあまり冒険せずとも分離できました。 
  
 下部の爪(合計6箇所)の形と構造がわかったので、今後の開閉を容易にするため、メス穴の周囲を少し削って雄爪にアクセスしやすいように加工しておく。(爪の位置が背面から分かる程度)





3.HDDをSSDに交換する


 この下にHDDがある 

(1)HDDを取り外す



 大きな3.5インチHDDが入っていたので少々がっかり(用意のSSDが2.5インチなので)

(2)アダプターを使って2.5インチSSDを取り付ける。



ところが
PC本体側の受けねじの位置が段違いのため、アダプターは2か所のねじで吊り下げられる形になる。
SSDなので、回転したり、振動するわけでないし、これでもいいかっ^^



 固定したアダプターが、スタンド脚取り付け用のねじ穴を覆ってしまっていることが後から分かり、アダプターの左上部を切り欠き改造して取り付け直した(写真撮影失念)

シェルを合体する前に、冷却ファンのフィンのごみを綺麗に清掃してやります。

 
4.シェルを合体して起動する

 逆の手順で、COSMIOのシェルを合体します。
 爪の数の多さに、組み立て困難を心配していたが
 まるで洋服のホックをかけるようにパチパチと楽に組み立て完了
 SSDの新クローンも無事に起動しました。


 
<< WIN10を高速化する >>

無事SSDに換装したものの、期待していたほど起動時間が短縮していない。
他のSSD換装PCと比べても、明らかに遅い!

これは、COSMIOを WIN10にバージョンアップする過程で余計な荷物を背負いこませているに相違ありません。

費用ゼロ! Windows 10の動作を高速化する方法
https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/pc-techo/2020/05.html

これを参考にさせてもらいCSMIO WIN10の高速化を見直します。


1.バックグラウンドで動いているプログラムを無効にする。

 「スタート」→ 「設定」→「プライバシー」→「バックグランドアプリ」
  グランドアプリの一覧が出てくるので不要のものに「オフ」チェックを入れる。
  全部で35もあった。
  どれも使っていないものばかりなので全部「オフ」にする。
  元に戻したければオフのチェックを外してやればよいだけです。
  (*その後特に支障なく使っています)
    
   
2.使っていないクラウドサービスをオフにする

  ONE DRIVE を休止する

 なぜか、このソフトが毎回うるさく入力を求めてきて、そのたび消していたがこれを休止することにします。

 「タスクバー内のONE DRIVE アイコンをクリックして「設定」画面を表示して
 ロ 「Windouwsにサインインした時にOneDriveを自動的に開始する」のチェックを外す!



3.不要なソフトを削除する



(1)SKYPE削除

 なぜか、プログラム一覧にはSKYPEが無くて、削除できない。
 そこで、
 「スタート」→「設定」→「アプリと機能」→「SKYPEのアイコンをクリック」→
  →「アンインストール」の手順でアンインストールした。

 
(2)SKYPE BUSINESSの起動停止

 上記〔1〕の方法でも SKYPE BUSINESS は削除できない。!
 SKYPE BUSINESSはMS Officeの中に組み込まれているのでMSOFFICEを丸ごと削除しなければ
 SKYPE BUSINESSだけを削除できないらしい。
 それでや無負えず、自動起動を停止する方法を取ることにします。

 「スタート」からSKYPE BUSINESSのアイコンを見つけてクリックして実行させる。
  サインイン要求のポップアップ画面が出てくるので右上の歯車型のアイコンをクリックする・
  左側の欄は「個人」を選び
  ロ 「Windowsにログオンする時に、自動的にアプリを起動する」
  ロ 「フォアグランドでアプリを起動する」
   上記チェックマークを外して「OK]をクリックする。
  これでSKYPE BUSINESSは起動停止になる。
  
 上記の施策により、OSUMIOは 劇的に変身しました。

 起動も、シャットダウンも、考え込むことが無くなり、キビキビ,サクサク動作するようになりました。

 今まで、4画面フライトシミュレーターで不満だった空力反応のリアルな再現性をいよいよ実感できるかもしれません。

 とても楽しみです。

 結果は追って報告します^^