3月7日、AM7:30 JR帯広駅前のバスセンターから糠平源泉ツアーバスに乗車
風は強いが快晴、低気圧はまだ近くに居座っていて、道内各地の空港、鉄道に影響が出ているようです。

AM8:50 糠平営業所到着、降りたのは我々二人のみ、間もなくネイチャーガイドセンターから迎えの車が来て、ネイチャーガイドセンターまで案内される。


センターは想像していたより広い建物で、既に10名程度の参加者が集合していてほっとした。
いずれもスノーボーダーやスキーヤーの服装で多くはネックウォーマーにゴーグル
中にはマイ・スノーシューをザックに担いできた人たちもいる。
昨夜、糠平温泉に宿泊した人たちのようです。
でも、スノーシューの経験の無い人が大半だったのでなんとなく安堵した。

出発前にスノーシューの履き方の講習と注意事項の説明。

本日の気温はマイナス7度で糠平として特に寒くは無いが、湖上は風速10m以上の強風が吹いているので、体感気温はマイナス15度以下になるだろう。
非常に、厳しい天候なので、ツアー途中でも状況しだいで引返すこともある得る。
ニペソツ岳の遭難では、低体温症で死者も出ているので、寒気が出た人は遠慮せず即刻申し出ること。
気温が非常に低く、デジカメはバッテリーが短時間で駄目になるので、カメラを使わないときは懐に入れて保温することを薦める。
吹雪で視界が悪いので、迷わないように隊列の間隔を広げないこと。
また、雪中に携帯等を落とすとパウダースノーのため、落とした穴が分かっても探し出せないことがままあるので所持品には充分注意すること。

これは参った。
3月上旬の強烈な太陽光の照り返しが頭にあって、暑くなったらいつでも脱げるように重ね着して、雪の照り返しで雪目にならないようにサングラスを持参したが、この天気ではむしろ目出し帽かフェイスマスクにゴーグルが必要だった。
あわてて、使い捨てカイロを何個か揉んで、内ポケットのあちこちにいれる。



その後、ノア2台に分乗して第五駐車場に向かい、駐車場で身支度を整えて、スノーシューで行軍開始!
湖畔に沿った雑木林のなかを800mばかり進む。

強風で木々が轟々と唸り、湖面に出たときを想像するのも恐ろしい。

偉そうに何がベストシーズンだ。低気圧が発生すると三月でも冬に逆戻り、八甲田山行だ。


一列になり、1,000m先のタウシュベツ・アーチ橋梁を目指す。
唯一心強いのは、吹雪の切れ切れに、タウシュベツ・アーチ橋梁が遠望されること

何度かよろめくような突風に合いながら、あと200mくらいの地点に達したところで、橋梁をバックに撮影会


強風でフードが脱がされないように、スカーフでほっかむりした山ババスタイル


何とか置いていかれることなくたどり着きました。


砂漠の廃墟然としたタウシュベツアーチ橋梁













朽ち掛けた配筋のなかに浮いた大きな玉砂利がごろごろしているのが見える。

糠平湖周辺の士幌線鉄道橋がアーチ橋梁になっているのは、奥地の木材を鉄道で運び出すために多くの河川橋を必要としたので、コストを抑えるために付近の河川から砂利や玉石を採取して現場で建設したのがアーチ橋梁として残ったそうです。

決して見てくれを考慮したわけではないけど、今になって見れば、鉄橋にはない趣が絵になって心をゆすります。

ガイドさんの話では、現在のところ保存計画が無いので、数年前から後2~3年で崩壊するのではとささやかれているそうです。

アーチ橋を観光資産と残したい上士幌町は、湖水に没することの無いアーチ橋の第3オトフケ川橋梁の保存に努めていて、ふるさと納税で一万円以上募金目的で納税した人には、ふるさと納税で人気沸騰の和牛肉のプレゼントをしています。
(納税対象をアーチ橋保存としていできる)  検索「上士幌町ふるさと納税」



現地で、30分滞在して帰路に着きます。

帰りは、追い風に変わったこともあり、比較的楽に帰ってくることが出来ました。

後で知ったことですが、他の業者主催の星空のタウシュベツアーチ・ツアーなどは、参加者の年齢制限が66歳!

私は参加できないところです。今回は、皆様にご迷惑を掛けないで済んで、本当によかった。


帰りの車中で、ガイドさんが観光バス嬢よろしく、町内を案内してくれたので

解散後、ガイドさんお奨めの「ふうか」で昼食


オムカレーに


きのこカレー  

悪天候から帰還して暖かいカレーが殊更旨い!

ところで、


店内に飾ってあった写真
タウシュベツアーチ橋梁に惚れて、この地に住み着いた写真家の作品とのこと
今日も晴れていれば、このような東大雪山系のスケール大きな景色が見えたのかも


これは一転エキゾチックでのどかな初夏?の景色か。遠景の残雪の清涼感が美しい。  

写真を見ているうちに、今度は新緑萌えるこの季節に来て見たくなってきました。




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