現在使用中のFMV C-8240 は2007年モデルの中古ビジネスパソコンで内蔵のHDD(40GB) が平均寿命の5年を超えているのでいつまで使える分かりません。
逆に言えば、何時何が起きても不思議はありません。

そこで、内蔵HDDは早めに高容量の新品HDDと交換して延命、それまで使用のパソコンの内蔵HDD(40MB)はバックアップ(起動)用として保管することにしたいと思います。


(1)代替HDDを探す

早速、インターネットでFMV C-8240の代替HDDの規格情報を集めると、分かったことは。

1.HDDのサイズはノートパソコン標準の2.5インチ
2.ケース厚さは9.5mm
3.記録方式はSATA(シリアルATA)
4.XP使用の場合は記録モードが非AFTであること(AFTが開発される前のモードという意味のようですが、よく分からない?)

これらが代替に必要な規格・条件のようですが、SATAについては、「2007年以降に発売されたPCはたいてい」と言うような際どい判定基準があったり、
非AFTについては、AFTと表示が無いものが,非AFT だとか 不明確な部分があるので再確認する必要があります。

それには、実際に、所有するFMVC-8240の内蔵HDDを取り出して確認するほうが手っ取り早そうです。



パソコンの電源を切った後、裏返すと角の部分(この写真では左下)のカバーがバッテリーです。(真上に電池のマークがある)
バッテリーカバーの手前にある小さな二つの突起をゆっくり持ち上げるだけでバッテリーが取り外せます。



バッテリーカバーの右側にある小さなハッチ(75×75)がHDDです。

小さなハッチのすぐ上方向に小さな皿ネジの頭が見えます。(写真で分かりやすいようにワッシャーをおいてみました。)
このネジを抜くとHDDを手前に引き抜くことができるようになります。



①まず、トラブル防止のため、真っ先にバッテリーを抜き取ります。
②次にHDDのハッチの小ネジを抜きます。(ネジは小さいので紛失しないよう保管する)

ハッチは水平に、手前にスライドさせて抜くことになりますが、多数のコネクターピンで本体にキッチリ接続されているので、簡単には抜けません。

小ネジに接するハッチの隙間に刃先が薄いマイナスドライバーの先を垂直に差し込んで、ほんの少しずつ慎重に隙間を均等に広げていきます。
ドライバーの軸を垂直に保ったまま、錐を揉むように回転させ、ドライバーの先端を隙間に沿ってずらしながら隙間を均等に広げていくイメージです。
焦らず慎重に作業を続け、ピンの長さまでずらすことが出来たらあとはスット抜くことができます。



びっしりと並んだコネクターのピンの中央部分の隙間の仕切りがL字の背中合わせになった形状になっています。(手のひらにピントが合ってしまいました) 
間違いなくこれはSATAです。2002年発売MEBIUSのウルトラATAの形状とは明らかに違います。

これで、自信を持って、代替HDDを選定できます。





東芝 HDD 500GB S-ATA300 5,400回転 MK5076GSX

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: エレクトロニクス



前述の条件で選定した内蔵HDDがこれ
(非AFTであることはショップに直接照会して確認しました。) 

東芝 MK-5076GSX  容量:500GB 回転数:5400rpm キャッシュ:8MB 厚さ:9.5mm :非AFT

¥5,200
(安くなったものです。メビウスの内臓HDDウルトラATA120GBが、当時1万3千円以上もしたことを考えると嘘のようです。)


こんなに 安価になったHDDなら、高速7,200回転のものにしようかと意気込んで検討しました。
しかし、発熱量が増加する分、ノートパソコンの放熱ファンの能力に余裕があるものか私には分かりませんでした。

延命が主目的のHDD交換なので、ここは耐久性を優先して回転数は5400回転に押さえ、その代わり容量は500GBまで奮発することにしました。
代替HDDはこれに決定です。



(2)引越しソフトを探す

内蔵HDD交換は、それ用の引越しソフトを使用して次の手順で行うのが簡単です。

①外付けHDDケースに500GBの新HDDを入れて内蔵40GBHDDからクーロンを作り

②FMVの内蔵HDDを500GBのクーロンHDDと交換します。

内蔵HDDの引越し・交換は以前MEBIUSで一度経験していますが、そのとき対象になったHDDはウルトラATA(=IDE)でした。
そのとき使用した引越しソフトを今回のSATAでも使えるものか自信がありません。

しかし、うまい事に、引越し作業に使うSATA用外付けHDDケースを探すうち、引越しソフトが付属された安価なこの製品を見つけました。



LHR-PBGU2  Logitec HDDケース 2.5型SATA用 HDD/SSDケース LHR-PBGU2  ロジテック
価格: ¥ 782  AMAZON 通常配送無料
ハードディスクの交換に便利なハードディスク丸ごとコピーユーティリティ「HD革命/Copy Drive Ver.3 Lite」を付属しています。

口コミを見ると高評価なのでこれを使用することにしてケース&ソフト決定です。


以上で、HDD交換に必要な機材は決定したので、それぞれ発注して到着を待つことにします。

うまくいけば、HDDのメモリー容量が一挙に12倍に拡大して、FMVは見違えるように軽快に作動するようになるはずです。

次回は、具体的なHDD交換作業(HDD引越し作業)についてレポートします。

既にお気づきと思いますが、このプログはパソコン解説ブログではありません、パソコンに疎い老人の奮闘記としてお楽しみに下さい。



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