私には3舵ULP機の操縦経験がほとんど無い。わずかにあっても、クイックシルバーとドリフターくらいで、いずれも高翼機。
低翼3舵機のエルロン操作には全く自信がありません。
それで以前から、私のロースペックPC(XP)でも動かせるフライトシミュレータを探していたのですが
最近、良いものを見つけました。


(1)設計支援シミュレータ
飛行実績の無い自作飛行機の飛行は、テストフライトを兼ねることになるので、設計段階で飛行特性、安定性のチェックをして可能な限り安定した飛行特性を確保できれば心強い

<鳥シミュレータ>
鳥人間コンテスト用に開発されたフライトシミュレータ(フリーソフト)
パラメーターを入れ替えることにより、設計飛行機の飛行特性をシミュレートできます。
また、PCのキー操作で、滑空飛行(2舵)の操縦訓練ができます。


<KMAP>

片柳教授開発の設計解析プログラム(フリーソフト)
パラメーターの入力や出力データの読み取り方が難しそうですが、何せ無料ソフトですから、
じっくりものにしたいです。(PCはハイスペックが必要になるかもしれない)



(2)操縦訓練シミュレータ
飛行実績の無い(少ない)自作飛行機の飛行は、テストフライトを兼ねることになるので、姿勢回復操作がオーバーコントロールにならないように、無意識に身体が反応するまで、繰り返し姿勢制御の操作を練習する必要がある。

<YSFLIGHT>
YSFLIGHTとは山川機長氏が開発されているパソコン用のフライトシミュレータのことです。このフライトシミュレータは高機能にも関わらず、無償で提供されており、誰でも楽しむことができます。正式名称は「YS FLIGHT SIMULATOR」ですが、昔は「YS FLIGHT SIMULATION SYSTEM 2000」という名前でした。インターネット上では「YSFLIGHT」や「YSFS」と省略して呼ぶことが多いです。このフライトシミュレータの特長は何といっても三次元コンピュータグラフィックスによる本格的なフライトが可能なことです。市販のジョイスティックやマウスによる操縦が可能です。飛行機の離陸から着陸をはじめ、空中戦や編隊飛行、対地攻撃などを楽しむことができます。またグラフィックスに関してはDirectXとOpenGLに対応しており、OSに関してはWindowsやLinuxでも動作します。快適な動作を実現するためにグラフィックスにはポリゴン表面が直接使用されています。 Wikipediaにも説明があります  (YS FLIGHT SIM! JAPAN抜粋)  (フリーソフト)

嬉しいことにアドオンソフトのロードを控えることで、ロースペックのPCでも使用できるようです。



(私には、美しいシナリーや迫力ある爆煙は必要ありません。欲しいのは、実機の空力反応に近い操作性です。)
YSFSには初期設定済みの2機の機体が用意されていて、取り合えずそのまま飛行させることができる。(Xplaneでは初期設定が大量でこうは行かないようです)
また、ウエブサイトから提供されている多様な機体から望む機体を選択できるのでローパワー・スローフライトの低翼3舵機を選んで練習したいと思います。


<飛行訓練用デバイス>

ラダー・ペダル

フライトシミュレータによる飛行訓練で、無意識で身体が反応できるくらいに、動作を全身に刻み付ける必要があるので、ラダー・ペダルは必須のアイテム。
Saitek Pro Flight Rudder Pedals (MC-RPED) ( amazon   ¥ 11,800 )



ジョイスティック&スロットル

ラダー・ペダル同様に独立(分離)スロットルも必須のアイテム。
スロットルが分離可能で、コストパフォーマンスの良いこの製品を使おうと思います。
  T-Flight Hotas X フライトスティック ( amazon ¥ 5,980  )

低翼複座のULPトレーナーがほとんど存在しない現状では、正規に低翼機の訓練を受けようとすると低翼モグラーの訓練くらいしか思い浮かばない。
しかし、私にとって長期訓練は金銭的にも厳しいし、機体製作の合間を縫っての訓練となるので、時間的制約も大きい。
それで、慣熟訓練の多くの部分はフライトシミュレータに頼らざるを得ないのでYSFLIGHTに期待すること大なのです。


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