毎日、長時間、図面作りに懲りすぎて、首も肩もぱんぱん、ついに、右半身が痛くて動けず、寝返りも打てなくなってしまった。
暫く忘れていた頚椎ヘルニアがぶり返してしまったようです。
下を向くことも苦痛で何も出来なくなってしまったので、仕方なく、天井を眺めながら、今までの設計コンセプトを反芻していました。


未完成 主要構造図.
 
今までの設計コンセプト

1.ULP規格の制約(主翼面積10㎡以上、空虚重量180kg以下、失速速度65km/h以下)をクリヤーする機体であること。

2.総重量の増加を避け主翼強度を確保するため、主翼面積は、10㎡をわずか超える程度に抑える。

  そのために、失速速度が65km/h を超える恐れが出てくるので、フラップ機構を持たせて対応する。

ここまでは、従来と変更なし

  
 悩ましいのは、低速低翼飛行機(ULP)の安定性の問題と操縦の難しさをどう解決するかです。

 フリーフライトの模型飛行機を見ても明らかのように飛行安定性(自律安定性)を重視すると低翼機は高翼機に劣る。
しかし、長年憧れてきたのは、低翼機のかっこ良さであって、たったそれだけの理由で、おいそれと低翼機の製作は諦めきれない。

第一、いい年して、飛行機を自作したいと思いつめたのも、憧れの低翼機を手に入れたい一心だったからです。

それに、国内では低翼ULPとして、既に「パフィン」、「HUMMEL UC」、「クラウド・ダンサー」など多くの低翼ULPが飛行していることからみても、重要なのは、低翼機の自律安定性の問題よりも、低翼3舵機の操縦技量の問題であり、低翼機の飛行は、3舵の操縦技術を習熟出来るかどうかに懸かっているのだと思う。
3舵の操縦訓練はもちろん必要だが、加えて設計上からもそれを、援助する方法はないものだろうか。

3.そこでコンセプト修正

あくまで、低翼を志向するが、

 (1)飛行の自律安定性を高めるため、主翼は2重上反角翼を採用する。
 
 (2)飛行の自律安定性を高めるため、尾翼のモーメントアームを延長する。
 
 (3)操縦未熟者が陥りやすい、エルロン操作によるオーバーコントロールの危険を避けるため、スポイロン機構を採用してロールコントロール・ヨーコントロールをスポイロンでコントロールする。
エルロンよりレスポンスは鈍くなるが、操縦が容易で、挙動はより穏やかなものになるはず。
 
 (4)エルロンの効きを調節出来るエルロン機構を合わせて採用し、当初は、エルロンの効きをセーブして、穏やかで容易な操縦性を確保するが、操縦技術の向上に合わせて、エルロンの効きも高めることが出来る構造として、同じ機体で軽快な運動性能も発揮できる構造にしたい。


なんてことを、妄想して過ごしています。


 
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