この状態で体重計でエンジンの重量を測ると、右17.5kg,左17.5kgで、合計35kgがエンジン重量。


エンジンのラバーマウントを取り外したネジ穴に8Mのボルトを通し、ボルトでエンジンを吊り下げて重心位置を測ることにします。


廃材で、エンジンを載せた神輿状の枠を作り、体重計で重量を量ると
前端で22.2Kg,後端で21.8Kg,そのスパンは 95.2 cm です。

x=(L*b)/(a+b)=(95.2*21.8)/(22.2+21.8)

方程式を解くと、 枠前端から約 48 cm  後方、ということになる。すなわち、エンジンのプーリー前部から 17.5 cm 後方、エンジンの前部取り付けボルトから5cm後方ということになる。
 



ついでに、マフラー(5kg)を吊り下げ、水平になった位置で重心位置を測る。
前部接続カラーより 36 cm 後方に重心があることが分かった。

以上の範囲で重心位置計算表を作ってみた。




重心位置計算表

部品名  重量(g)  主翼前縁からの   モーメント
       A     距離(cm) B    C=A×B
スピンナー           
プロペラ           
エンジン   35,000   63      2,142,000
マフラー   5,000    7        35,000
バッテリー   6,000   61       366,000
燃料タンク
ガソリン満タン

パイロット   60,000   -70      -4,200,000

主翼・胴体一括     



合  計   105,000         -1,657,000
         TA               TC


重心の位置   TC/TA=    -15.78095238 (cm)


機体全体の重量・重心位置を計算だけで測定するのは、難しいし、時間が惜しい。
そこで、極力軽量化した機体を実際に製作して実測し、最適なエンジン位置は計算で求めることにするのが実務的なのかな。

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