車中泊で就寝中に一番困るのは、窓の開閉です。
室温が高く寝苦しくて窓を少し開けたい!
明け方、気温が下がってきて、開けてあった窓を閉めたい!
そんな時、寝ぼけ眼で寝床から抜け出し
寝床確保のために運転席に積み上げられた荷物を掻き分けながらエンジンを始動する。
こんな経験ありませんか?

1,2泊の車中は苦なら良い想い出ですが、長期に旅行をするとなると苦痛の種、何とか解決できいないものでしょうか。
九州旅行を前に問題解決に向けてトライしてみました。


枕元のスイッチでパワーウィンドを可動にする

プランニング〈既述)

1.ヒューズボックス内の調査(既述)

2.配線
 (1)スイッチ周りの配線(既述)


(2)ヒューズボックス内の配線(大容量)



配線概要は下記のとおりです。


車種によって異なるかもしれません、前述の調査手順で確認して、必要に応じて対策を考えてください。



常時電源ヒューズから リレーコントロール(ACC電源)ヒューズまで、容量に耐えられる太い線で配線します。
 エーモンの電源取り出しヒューズの一番容量が大きいものは、30Aのヒューズから10Aの電源取り出す商品です。そのままでも良いかとも思ったのですが、念のため配線は2.0スケアの電線に交換することにしました。
中間に入れるリレースイッチはエーモンの20A、リレーの保護ヒューズも20Aの管ヒューズを使うことにしました。




写真中央がリレーです。パイロットランプ付きプッシュスイッチを使用の場合は付属の保護ダイオードをリレースイッチに取り付けます。
配線図は商品の説明書にあります。

配線図どおりに慎重に仮組みします。まだヒューズソケットには接続しません。




3.おっかなびっくりテスト開始 


(1)手元スイッチスOFFを確認後、エンジンキーを抜いた状態で、リレーコントロール給電ヒューズと常時電源ヒューズを抜きます。
当然、まだ何も起こりません。

左が既存のヒューズ、右端が電源取り出しヒューズ

(2)リレーコントロールへの給電ヒューズの替わりに、リレーの出力端子(黄色)から出ている「電源取り出しヒューズ(実際には給電するために使用するのですが)」を差し込みます。
まだ何も起こらないはずです。がドキドキ


ごちゃごちゃしてますが、黒いコードはGPS車外アンテナの延長コードです。無視してください。
既存のヒューズは小さなビニール袋に入れて、蓋に貼り付けておくことにします。
元に戻したければ、ヒューズを元に戻すだけで済みます。

(3)常時電源ヒューズの替わりに、リレーの入力端子(赤色)に接続の「電源取り出しヒューズ」を差し込みます。
手元スイッチOFFなので何も起こらない。はずですがますますドキドキ。


(4)いよいよ手元スイッチをONにします。(自動リターンのプッシュスイッチは押したまま)
  常時電源が供給され始めました。
  消し忘れていたミュージックが鳴り出しチョットドッキリ。しかし通電は確認!

(5)パワーウィンドのUP,DOWNボタンを恐る恐るチョット押してみます。

  え、動かない!

上がりきってるからUPじゃ動かないさ

今度はDOUWNボタンをチョット押してみると
ガサッ下がったあ~!!!!!!

成功!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

上下動を確認したら、 リレーをマジックテープでヒューズボックスの蓋に固定し、配線を傷めないように蓋を閉じて完成です!

 今回私は、幸いたまたま一回でうまくいきましたが他の車種には共通しない説明もあるかと思います。
自己責任で試みる方は、どうぞ慎重にチャレンジしてみてください。


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