飛行機の製作において、航空用合板を繋ぐ場合、双方の合板の縁を斜めに薄く削いで(スカーフ)、接着剤で接合する方法(スカーフジョイント)がとられています。

このために使用されるサンダーがスカーフサンダーです。

計画中の自作機は軽量化のためカバーリングは1mm厚の航空用合板を使用する予定です。
たった1mmの合板をスカーフジョイントすること自体が不可能にも思えますが、とりあえず、EAAのテキストを参考にスカーフサンダーを自作してみようと思います。


布やすりを巻きつける適当な筒が無かったので、使い古しの塗装ローラーを使って見ることにします。
ローラーのエンドキャップを外すと止めネジが現れる。


ナットが錆びていたので、ソケットレンチで何とかボビンを外す。


VP30ソケットの内部の堰を鬼目やすりで搔取り


ソケットにボビンを押し込むとこのとおり、カラーまでぴったり! これをサンデイングドラムに代用する。



8mmの寸切りボルトをボビンに通す。ちょっと太いが、ドリルに咥えて回転させるとすんなり入った。


取り付け台(すべり板)にサンデイングドラムの入る穴を開ける。


L字金具とホースバンドを使ってドリルを固定するクレードルを取り付ける。


ハンドドリルをハンドルでL字金具に固定しホースクランプを締めてクレードルに固定する。


ボルトの先端に取り付けたアジャスターで軸の傾きを スカーフ角度(16:1) に調節して完成


すべり板の不要部分を切り縮めてミシンキャビネットに格納出来るようにした。


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