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追加防音処置と防音効果測定 (騒音計) [ポータブル発電機]

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騒音計が到着しました。
左のボタンで 電源 ON-OFF 、右のボタンで電源オン後の最高、最低 デシベルが表示される。
部屋でTVをつけていると、52db程度の騒音ということなんですね。

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背面には、三脚に固定するためのねじ穴が開いています。
既に更正済みで出荷されていますが、基準機があれば狂いを矯正する調節機能も持っている。
これが、1、500円程度で入手できるなんて信じられない。

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早速、GV-9i 発電機を起動して、ノーマル状態の騒音を測定します。
その後、追加の防音処置とその結果について下記に記録して行こうと思います。

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GV-9i のカタログスペックでは、低騒音(58dB~65dB)とあります。
音源と測定場所の距離記載がないので比較し難いので、今回の静音化の成果は 1.5M 、6M の測定値で比較していくことにします。
隣家への影響を意識すると6Mの成果を重視したい。



サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08

サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08

  • 出版社/メーカー: サンコー
  • メディア: Personal Computers



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デュアルマフラーで減音する (ポータブル静音発電機) [ポータブル発電機]

 GV-9iの 排気口にマフラーをもう一台接続して、減音効果を測定する。


1. GV-9iの 排気口を加工して接続金具を取り付ける
 
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排気口にマフラーをもう一台を接続するためグリルを外します。

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排気パイプに、メッシュキャップが被せてあるので、これを取り除く必要があります。

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キャップを止めているバンドのネジを緩める

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キャップとスチールメッシュを取り外し

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排気パイプの径を確認します(外径24mm)

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外径24mmの排気パイプに、3/4の鉛管ソケットをピッタリとねじ込むことができる。
鉛管の端に直径4mmの穴を開け、排気管に開いている小穴と位置を合わせる。

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位置が合ったら、4M×12mmのタッピングスクリューを挿し、ねじ込んで固定する。

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排気グリルを元に戻し、3/4エルボ(両ねじ)を取り付ける。


2. マフラーを加工する。

 
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(1) 中古マフラー(ヤマハ発電機ef2300a )の入気パイプを切り縮めて接続金具を取り付ける。

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フランジが邪魔になるので切り離し

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バッフル板を加工する。

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この部分を下にして、下から送風しようと思う。


(2) 追加のマフラーを接続する。

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追加マフラーーの入気パイプ(外径22mm)に粘着アルミテープを巻いて、径を増やし
3/4エルボのメスねじを捻り込んで金具を取りつける。

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3/4フレキチューブ(40cm)でGV-9iの排気パイプと追加マフラーを接続する。

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エルボとパイプを貫通する穴を開け、タッピングねじで固定する。

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追加マフラーの排出口にCV-9iのメッシュキャップを取り付けるとテスト用の組み立て完了です。


3. 追加したマフラーを接続しての騒音テスト

 (1) デュアルマフラー装備の騒音測定
(カタログデータ 58dB~65dB(一般的な会話:59dB~65dB)

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デュアルマフラーにしたことによる、減音効果は、6M距離でたった2db!
苦労した割には、たいしたことありません!
ハッキリいって期待はずれ、何だかな~といった感じ!
次は、吸気サイレンサーの効果に期待を託すことにします。


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吸気サイレンサー ( 静音発電機を作る) [ポータブル発電機]

1.吸気サイレンサー

除雪機やULPエンジンで世界的に有名なロータックスでは、2サイクルエンジンの騒音を抑えるために、オプションで吸気サイレンサーを販売していて、インポートからの騒音漏れの防音対策としている。

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吸気サイレンサー(税込): 2,633 円 
これは、キャンピングカー向けのバベストヒーターの吸気サイレンサー
値段も手ごろなので、これをGV-9i に流用してみます。

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吸気サイレンサーの設置場所は排気グリルの下

ここなら、排出される暖気をキャブレターに送ることでキャブヒーターとしての効果も見込めるはずです。



2. キャブレターのエアークリーナーに吸気サイレンサーの取り付け金具を設置する。

 (1) エアクリーナーのハッチを開き、背後からの通気穴を塞ぐ
吸気サイレンサーからの吸気をエアークリーナーを通してキャブレターに送り込む経路を確保することは、私にとって超難問です。

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クリーナ下端の8個の通気穴はマシン内部の空気をエアクリーナーに取り入れるための穴です。

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キャブレターに吸気サイレンサーからの吸気のみを送るためにスポンジロープで8個の通気穴を塞いでマシン内部からの空気の流入を遮断する。

 (2) エアクリーナーのハッチに19mmパイプハンガーのエンド金具を取り付け、吸気サイレンサーからのフレキシブルパイプの取り付けフランジとして使う。

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エンド金具の裏は凸凹でこのままでは空気漏れを起こしそうなので

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エンド金具を平やすりで平らに磨き上げ、カバーに密着するよう加工する。

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表面のカバーに吸気口を開けて、周囲にコーキングして

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エンド金具を貼り付けポップリベットで固定する。

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エアクリーナーのカバーを閉じて

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吸気口の金具の位置のパネルに穴を開ける。
寸法が厳しい位置だっので、ピッタリ収めることができてほっと安堵!
  

3. エアフィルターから取り出したフレキシブルパイプを吸気サイレンサーに接続する。

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  これで、吸気サイレンサーの取り付け工事は完了です。

勇んで騒音テストに入ります。


4. 吸気サイレンサーを接続しての騒音測定

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長々と製作過程を記録してきたのも、劇的な効果があるのではないかとの期待からだった。
しかし残念なことに、これだけ苦労して、吸気サイレンサーをほぼ完璧に接続したはずなのに、まったく効果を確認できなかった。
意気込んでいただけに心底落胆しました
そもそも、4サイクルエンジンのCV-9iの吸気インポートからは、構造上、吸気サイレンサーが有効になるくらいの騒音は漏れ出ていなかったのかもしれない。
でも、せっかくエアクリーナーを改造してまで吸気サイレンサーを接続したので、これを無駄にせず有効に使うことを考えたい。
排気グリルから暖気とともに外部に放出されている機械音、騒音は相当なものなのでこれを一度BOXに封じ込めて吸気サイレンサーから吸い込みエンジンに喰わせてしまうという方法を試してみたい。

ひょっとするとひょっとするかもです。

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暖気、機械音回収・防音ボックスを作る [ポータブル発電機]

吸気サイレンサーのテストを行ったが、悲しいことにまったく効果がなかった。

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GV-9i のグリルから暖気とともにマシン内からの騒音が大気中に排出されているので、吸気サイレンサーを使ってこれを何とかできないだろうか

その方策として、エンジンフィンの冷却に使った空気と騒音をそのまま大気中に排出しないように、暖気排出グリルを密閉するBOXを作り、たまった暖気を吸気サイレンサーで吸引して、一度エンジンに喰わしてから排気マフラーを経由して大気に放出するようにしたい。
暖気をキャブレターに導くことにより、キャブヒーターとして、冬期使用時に効果的に働くはずです。


暖気回収BOXの作成

排出された暖気とマシン内騒音を吸気サイレンサーで効率よく回収するための「暖気回収ボックス」を試作します。

 
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ケント紙で暖気回収ボックスを試作する。 

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BOXの収まり具合と配管の位置が確認できたら,ケント紙の試作GOXを型紙にしてガルバ鋼板を切り出す。

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ガルバ鋼板でBOXを作りGV-9i に取り付ける。(パネルのネジ穴を使う)
BOXの上蓋を脱着可能にするために蓋からBOXに6mmのネジ穴2個を貫通する。

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ネジ穴を使い、BOX裏にネジ受け金具をネジ止めして、2.5mmのリベット固定用の穴を開ける。

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BOXの表から2.5mmのリベットで、裏側のネジ受け金具を固定する。

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鋼板のビビリ音を抑えるため、ガルバBOX内壁に、タディスセルフを貼り

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その上にウレタンスポンジ35mmを張り巡らせBOX内の共鳴を防止する。
上蓋の部分も35mm厚のウレタンスポンジで密閉する。

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早速、外付けマフラーと接続して減音テストします。

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ところが、エンジンがあえいでなかなか安定運転に移行できない。
吸気不足かもしれないと、吸気サイレンサーのパイプを外して、エアクリーナーに直接外気を吸わせるとようやく安定運転に入った。

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取りあえず、不要になった吸気サイレンサーを取り除き、この状態で減音測定した結果を下記します。



暖気回収BOX取り付け後の減音測定

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          (GV-9i のカタログスペックでは、低騒音(58dB~65dB)とあります。)

今回、初めて際立った減音効果を確認できました。
エンジンマフラー排気音より、排気グリルから排出されている機械騒音が大きくて、騒音の大部分を占めていたことになります。
6M定格回転ではノーマル状態と比較して、8dB~10dB 程度減音されています!

しかし問題も発生!

この状態で運転を続けると、暖気回収ボックスの内部温度が120度近くまで上がってしまうのだ、このままではエンジンの冷却不足でエンジンに負担をかけてしまいそうなので対策が必要です。

続く


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アウター防音BOXを作る    (床防音BOX) [ポータブル発電機]

GV-9i ポータブル発電機に各種の防音対策を講じて、デュアルマフラー設置で▲2dBほどの減音をみました。
また,暖気排出口に暖気回収防音BOXを設置して更に▲5dB~8dBほどの減音をみましたが、BOX内が高温になる弊害が発生。
温度度上昇を抑えるため暖気回収BOXに新たにより大きな排気口を設ける必要が出てきました。
排気口を新たに開口することによりせっかくの減音も効果が薄れることになるでしょう。

それで、製作中のアウターBOXの構造は、これらの不具合を吸収して解決する方向で検討を加えることにします。

アウターBOXとは、マシン自体を外から防音材で包みこむ形体のアウター防音BOXを作って、マシン本体から発生する、機械音、振動、騒音の全てをトータルで封じ込めようとするものです。

今後、、アウター防音BOXの製作に最後の望みを託すことにします。
アウター防音ボックスは、DIYで極力安価に仕上げたいと思います。


1. 防音材の調達

(1) 遮音シート
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遮音シートは、屋根の防水工事であまったタディスセルフシート(改アス防水シート)を流用します。
これを隙間なく張り詰めたら水も漏らないくらいにばっちり遮音できるはずです。

(2) 吸音材
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DIYセット 【カッター付き】片面のり付き☆吸音材 防音材 デッドニング ウレタンスポンジ 20枚
35mmつの厚の発泡ウレタン20枚を2,500円で落札したので、これをたっぷり使って、吸音材として使用する。
グラスウールに比べて吸音効果は20%増しと謳っています。
片面に接着剤がシールされており、グラスウールと異なり、表面仕上げが不要なので、工作の手間が省けるのが利点です。


2. 床構造防音ボックスを作る。


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床BOXには、吸気サイレンサーと排気マフラーの機能を持たせて防音効果を高めるようにします。

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床BOXの内部にタディスセルフ・改アスフェルトを切れ目なく貼り付ける。

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その上から仕切り板(1"×4”)を木ねじで止めていく 
 とここまで順調に作業を進めていたのですが、
本日、暖気回収BOX設置後ののエンジンテストで、消音効果は認めたものの、キャブレターの吸気不足と思われるエンジンの息つぎ動作と暖気回収BOX内の過熱が収まらない不具合が判明したために今後の改善に向け従来の設計・計画を見直すこととします。

BOX内に新鮮空気を吸入するために設けた吸気防音通路を急遽、暖気回収BOX内の過熱暖気を排出するための
排出防音通路として使用することに変更します。
(吸気防音通路は吸気グリル側に別途新たに設けることにする)

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空気吸入ファンの向きを変えて、暖気排出ファンとして使用する。
排出空気量を増やすため、通路の壁の高さを急遽2.5cmずつ付加する。

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仕切り板にも防音スポンジを貼り付ける。

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デュアルマフラーから出た排気ガスは床部分の排気ガス防音BOXに導いて減音してから外部に放出する。

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床BOXの防音スポンジ(35mm)の貼り付け完了です。

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床BOXの底板に両面テープで10mm厚のスポンジを貼る。

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防振ゴム足を取り付けてBOXの底板を閉じる。

床防音BOXは一応完成しましたので、次は先日不具合を起こした暖気回収BOXの手直し、改造を行います。

(続く)


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