建設用コンプレッサーでエアブラシを吹く [塗装関連]
1/24NA6ロードスターの塗装には初めてエアブラシなるものを使ってみようと思います。
エアブラシの関連商品を見ていくと、様々な専用ミニ・コンプレッサーが用意されていて、高級機は建築用コンプレッサー以上の高額商品もざらです。
そのため、エアブラシ(ハンドピース)を使うにはには専用のミニ・コンプレッサーが必要不可欠との思い込みがあったのですが、
使用空気圧を比べると、口径0.2mmエアブラシ(ハンドピース)の使用空気圧1~2kgf に対して、口径1.5mm汎用スプレーガンの使用空気圧が3kgf と意外なほど差がありません。
IWATA AIRREX COLSAIR140
最近使っていませんが、24Lのタンク容量を持つコルスエアー140建設用(DIY)コンプレッサーは空気圧の安定供給の点では、ミニコンプレッサー以上の性能があるはずなので、正確な可変レギュレーターを装備してやればエアブラシ(ハンドピース)のコンプレッサーとして充分使えるはずです。
ただ残念ながらコルスエアーは古いタイプのコンプレッサーでオイルレスではありません。
塗装に使用する場合にはオイルフィルターも装備する必要があります。
1.フィルター付きの可変レギュレーター
そこで、フィルター付きの可変レギュレーターを探すと安くて高評価なものが見つかりました。
エアーの水分を分離するフィルターですが、オイルも水分に混じって除去できるとのことでこれを使用することにします。
接続口径 PT1/4 設定圧力範囲(MPa) 0.05~0.85 (旧規格0.5kgf~8.5kgf ) ¥2,990 MONOTARO FR-02 評価5点満点の4.5
(STRAIGHT/ストレート) エアーサブタンク 19L
フィルター付き可変レギュレーターを コルスエアー用に最近購入したエアーサブタンクに組みこみます。
こうするとレギュレーターはコンプレッサーの振動を避けられるし、
サブタンクを満タンにしてコルスエアーから切り離して家の中でエアーブラシを使うことも出来ます。
エアーブラシ接続用の必要追加部品は、
¥518
¥216
¥463
PT1/4 黄銅 28 ¥86
シールテープを併用して、以上を組み立てます。
MONOTARO FR-02 フィルター付き可変レギュレーターは、想像以上に大きく堅牢に作られていて見た目も高品質です。レビューが高評価(90件平均で☆4.5)なのもうなずけます。
これでエアブラシ用のミニコンプレッサーを新たに購入しなくとも旧式のコルスエアーに5,000円程度(フィルター付きレギュレーターを含む)の追加部品を取り付けることで待望のエアブラシが接続使用可能になりました。
可変レギュレーターの上部の黒いプラスチックのヘッドを上に持ち上げ、回転させて吐出空気圧を調節します。
ゲージを0.2MPaにしてやると、エアーブラシの使用空気圧2kgf にセットされたことになります。
タンクが加圧中に溜まった水、油は、フィルター付き可変レギュレーターの下部にあるドレンバルブを開いて排出することが出来る。
また、タンクが減圧されて加圧状態で無くなった場合は、フィルターに溜まった水、油は自動的に排出されます。
2.エアブラシは入門者用として人気の高いハンドピース(KIDS-105 )を使います。
エアテックス エアブラシ KIDS-105 セット ¥ 3,000
セット内容 ノズルレンチ、M5-Sチェンジねじ、エアホース 、カップ容量(mL) 22、 ノズル口径(Φmm) 0.3
操作が容易なトリガーアクション方式
KIDS-105は、ニードルアジャスタが付いていて、ある程度細吹きも出来ます。
入門用とはいえ、昔からの愛好者の多い、なかなかの人気定番商品で、モデラーも愛用しているようでして、ウエブ上には改造情報も豊富にあります。
(参考情報)
KIDS-105 はスプレーワークのコピー
エアテックス KIDS-105分解
KIDS-105をもっと使いやすく!
KIDS105接続ネジ変換M5-S
これにエアーチューブを接続する。
キット部品
5mm----->S(1/8")変換コネクター(キット部品)
異径中間ニップルソケット Rc1/4xR1/8 ¥155 を介して
¥216 ワンタッチプラグ(オス)を取り付ける。
さらに万全を期すため手元にもフィルターを追加して使用することにします。
¥518
デビルビス・フィルター ¥1,190
多重層で濾過能力が高い使いきりタイプのガン手元エアフィルター。長寿命で圧力損失が低いことが特長。(フィルター交換式に比べて1/2~1/3の価格)
塗装の本職も使用しているスプレーガンの老舗デビルビスの信頼性が高いフィルターです。
¥216
シールテープを併用して、以上を組み上げると
デビルビス・フィルターはエアブラシ用ではないため接続口径も大きく、手元ではなくライン中の設置になりますが、軽量ハンドピースの操作性を損なうことが無いので、エアブラシの場合はむしろこの位置の方が良いかもしれません。(ただ横向きでも水が容易に抜けるか少々心配ですが)
KIDS105の形状が特殊なのでそれにに合うスタンドを自作するつもりでしたが、既製品のエアブラシスタンドの上部ホルダーを90度回転させるだけでKIDS105塗料カップがピッタリ納まり、良いポジションでキッチリホールドされることが分かりました。
エアブラシスタンドはこれ1台あれば、KIDS105とエアブラシ2台のポートが可能になります。
さて、着々と準備が進んでいますがナン世代も以前の旧式コンプレッサーで繊細なエアブラシ塗装が果たしてうまくいくのでしょうか
次回操作レポートに続きます。 ご期待下さい。
今日の記事は如何でしたか?
ブログランキングに参加しております
ブログランキングがブログ更新の励みです。 よろしければ下のボタンから応援してやってください。
セルフビルド ブログランキングへ
にほんブログ村
飛行機 ブログランキングへ
にほんブログ村
<参考情報>ネジの規格と適合性Q&A
テーパねじと平行(ストレート)ねじのイメージ
http://www.protoolshop.net/yomoyama/neji.htm
>内ネジでRc1/2とRp1/2の2種類がありますがその違いはなんでしょうか?
共にテーパおねじに対応するめねじですが、テーパか平行かの違いです。
Rc : テーパめねじ(旧表記はPT)
Rp : 平行めねじ(旧表記はPS) ← 現JIS分類はテーパねじで、Gとは寸法許容差(後述)が異なる
http://www.k-sus.co.jp/catalog/C01-P08-spec12.htm
http://www.rakuten.ne.jp/gold/suidou/html/sunpou_neji.htm
>どれとどれが組み合わせ可能かも教えて下さい。
現在のJIS(ISO準拠)記号に基づく接続なら、「GとG」、「RとRcまたはRp」です。
http://www.ulvac-es.co.jp/poroducts/compo/buhin/kuda_neji.html
RpとGめねじの寸法許容差違い
Rpの場合は径の基準寸法に対して「±」両方、Gめねじは「+」側のみ許容です。
綺麗に塗れますよ!
by たくや (2016-09-16 11:12)
ワクワク、ドキドキです。
早く、早く!(笑)
そのようなエアブラシを見ると、近所にあった塗装屋さんを思い出します。
子供の頃、よく作業を眺めていました。おじさんとおばさん、ご存命かなぁ・・・。
by tsun (2016-09-16 11:17)
たくや さんにそう言っていただくと、少し安心しました。
不要な合板で練習しようと思ってます。(^^)
by ロートレー (2016-09-16 16:48)
tsunさん
エアブラシを使う塗装屋さんなら、デコトラの浮世絵でも描きそうですね~
それなら私も眺めていたいです(笑)
by ロートレー (2016-09-16 16:54)
おぉ、これは次回の実践が楽しみですね(*^^*)
by ワンモア (2016-09-16 23:34)
ワンモアさん
エアブラシで多く使われている、s=1/8"ネジ類と一般エアーツールで使われている1/4"ネジ類にテーパーとストレートがあって、初めての私は結構苦労しました(笑)
by ロートレー (2016-09-17 06:50)
台湾は台風が近づいてきて雨が降っているのでホテルに引きこもりです(^^)
by ma2ma2 (2016-09-17 10:08)
ma2ma2さん
今TVで石垣島が暴風圏に入ったみたいです。
台湾はすぐ隣りなので用心してくださいね(^^)
by ロートレー (2016-09-17 11:45)
コンプレッサー導入、おめでとうございます。
凄いですね、コンプレッサーまで準備されるとは....
私も前職場に1台ありましたが、旧式だったので空気を圧縮すると、結構な量の水が出ておりました。
稼働した時が楽しみですね。
by MINERVA (2016-09-18 16:29)
MINERVAさん
コンプレッサーは廃物利用みたいなものですが
エアブラシの使い方が分からなくて電撃ホビーマガジンの「カンペキ塗装ガイド」を教科書にして勉強中です(笑)
いろいろ教えてくださいね!
by ロートレー (2016-09-18 20:12)