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FF床暖(3) 床暖パネルを接続する [コロナFF床暖NEO を 取り付ける]

 床暖房パネル

床暖房の利点は、秋の陽だまりのような爽やかな快適性にあります。
室内の天井部分と床部分の温度差がなく、気流も穏やかなので、厳冬期でも室温が17~18度もあれば寒さは感じません。
まさに秋の空気のすがすがしさです。
それに一冬の灯油消費量をかなり節約できます。

(1) 循環パイプ用の溝切

CA394182.JPG
現在すでに使っている床暖房パネル(6.5)枚の一部から、温水暖房パイプの「行き管」「戻り管」を持ち出して、新しいFF暖房機まで引きなおして本体に接続したいのですが、ちょっと困ったことになりました。

木ねじで固定している合板の木ねじの頭が後から施工した暖炉のレンガに隠れて抜くことができず、合板をはずすことができないのだ。
循環パイプを通すための合板加工を居間でやるとしたら粉塵の酷い電動工具は使えない。

CA394198.JPG
急遽、あぜ引きノコを通販で購入して施工を再開します。

CA394206.JPG

CA394200.JPG
一瞬、こんな小さなあぜ引のこで大丈夫かと心配しましたが、小一時間で溝切を終了。
(良い買い物でした。)

(2) 循環液(不凍液)の回収

新しく設置するFF床暖ストーブに現在使用中の床暖パネルを接続するためにパネルから一度循環液を抜く必要があります。

CA394204.JPG
使用中のポット式床暖ストーブの循環液往きバルブのホースを外しタンク内の循環液を抜く。
循環液はまだ新しくて、綺麗だったので廃棄するのはやめて、回収して再使用することにします。

CA394205.JPG
床暖房パネル内の循環液を回収するために自転車の空気入れを使った。
ストーブから切り離した循環ツインチューブの往きパイプから空気を吹き込み、戻りパイプから押し出されてくる循環液を回収する。
タンクとパネル双方から合計4Lの循環液が回収できました。


(3) 床暖房パネルの接続作業

CA394207.JPG
パネル内の循環液が抜けたのでパイプの切り替え作業に入ります。

CA394214.JPG
エルボを組み合わせて、配管を向きを切り替える。

CA394212.JPG
FFストーブの背後まで配管を伸ばします。

CA394215.JPG
ついでに、古い床暖房ストーブから循環バルブを外して、新FF床暖房ストーブに移植して暖房回路を2回路に増設します。

CA394217.JPG
床暖房パネル6.5枚のうち外側3枚を第2回路に分割して接続し、厳冬期の暖房能力を全般的に向上させようと思います。(こういう作業のときはタイルカーペットの床は、自由自在です)

CA394218.JPG
第2回路の床暖房パネルから循環パイプを持ち出して、これもストーブ本体の裏側まで導きます。

CA394219.JPG
ストーブ本体を前方に引き出した状態で、2回路の循環ツインチューブで接続すると
ようやく床暖房パネルの切り替え接続作業は終了です。

あと残すは、給排気筒の接続作業となります。


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nice!(43)  コメント(21) 

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コメント 21

ma2ma2

床暖房は北海道では必須の暖房装置ですね!
しかし、こんな仕組みになっているとは知らなかったです(^^)
by ma2ma2 (2015-09-26 10:50) 

kinkin

作業お疲れ様でした、もうちょっとですね。
それにしても、とんだ伏兵が隠れて居ましたね。
by kinkin (2015-09-26 11:33) 

ニッキー

床暖ってこういう風になってるんですねぇ(@_@;)
お疲れ様でした<(_ _)>

コーヒー豆のブレンド、もちろんストライクゾーンが狭いかみさん好みに合わせてますw
by ニッキー (2015-09-26 11:44) 

ロートレー

mama2さん
実は古い床暖房機は本州に転勤する方からいただいたもらい物なんです。
反射型暖房機に熱交換器をつけた簡便床暖房機だったであまり期待していなかったのですが、実際使ってみるとなかなか快適で今では床暖房を手放せなくなってしまいました(笑)
by ロートレー (2015-09-26 13:04) 

たくや

床暖房の仕組みってこうなんですね~
冬が来ても床で寝られそう~
by たくや (2015-09-26 13:07) 

ロートレー

kinkin さん 案ずるより生むが易しでした。
初めて使ったあぜ引のこで、12mm合板を効率よく切ることができて大助かりでした。使用頻度は限られますが、大事にしたいと思います。(^^)
by ロートレー (2015-09-26 13:33) 

ロートレー

ニッキーさん
床暖房パネルの厚さは床合板と同じ12mmなので敷き込みは簡単、
ジョイントも耐熱ゴムホースのクリップ止めなので楽チンですよ。
コーヒー豆のブレンドは・・・ズバッと・・ストライク!(^^)

by ロートレー (2015-09-26 13:50) 

ロートレー

たくや さん
簡便床暖房システムなので、仕組みも簡単でしょう。
冬は気持ちよくて猫のように床でごろごろしちゃいます。(笑)
by ロートレー (2015-09-26 13:59) 

MINERVA

北海道では床暖房が必需品だと思われます。
もう直ぐ10月になりますので、それまでには完成されそうですね。
一見すると簡単そうに見えてしまうので、それだけロートレーさんの作業が素晴らしいと再発見しました。
by MINERVA (2015-09-26 17:04) 

ロートレー

MINERVAさん
大雪山はすでに初冠雪を見ましたので、平地では1か月以内に初雪があるといわれています。
今年の冬は、マキストーブと新しい床暖ストーブで快適に過ごせそうです(^^)

by ロートレー (2015-09-26 17:44) 

tsun

結構細いパイプなんですが、床暖パネル6.5枚(最大10枚でしたっけ)分も18度くらいにしちゃうんですね。
by tsun (2015-09-26 18:42) 

ワンモア

床暖房の構造がどうなっているのか勉強になりました。
それにしてもサクサクと作業を進める技術に感心しきりです^^;
う〜ん、すごい。
by ワンモア (2015-09-26 19:43) 

ロートレー

tsunさん お詳しいですね~
パネルは1回路5枚、2回路で10枚まで使えるようです。
パイプは8mm銅パイプでパネルの鉄板を暖めます。
パネルに触ると暖かく感じるということは、体温以上になっていることは確かです。(何度になっているかは今度計ってみます)
室温で17~18度になるようにセンサーをセットすると適温が得られます。(^^)


by ロートレー (2015-09-26 20:32) 

ロートレー

ワンモアさん
実は、記事は一日分ですが、作業は何日もかかってしまいました。
家内は「なぜ、業者に頼まないのか」と呆れ顔です。(トホホ)
by ロートレー (2015-09-26 21:03) 

のり

教えて頂きたいのですが、我が家は煙突式の床暖ストーブで循環バルブが1系統しか無い物です。それにソフトパネルを繋いで使用しています。もう1系統あればもう一枚パネルを繋いで広げたいと思うのですが、記事のようにもう一つメクラにになっているところにバルブを取り付けるだけで2系統にする事は可能なのでしょうか?
初めから2系統あるストーブは循環ポンプが2つ付いているのかと思っていたのですが…
by のり (2020-11-30 14:12) 

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by Concepcion (2021-09-09 15:46) 

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